パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
カーオーディオのスピーカーの大きさで何か違いはあるの?

カーオーディオの音響をより良くしようと、スピーカーの交換を検討している方も多いと思います。しかし、スピーカーには大小、様々な大きさのスピーカーが存在します。カーオーディオのスピーカーの大きさによって、何か違いはあるのでしょうか?
カーオーディオのスピーカーの大きさが色々あるのはなぜ?

スピーカーは、人間の可聴範囲と言われる20Hz前後の低音から20kHz前後の高音までを再現する装置です。低音を出すためにはある程度のスピーカーの大きさが必要となりますし、反対に高音を出すためにはスピーカーのサイズを小さくする必要があります。フルレンジと言って、ひとつのスピーカーで低音から高音までを再現するものもありますが、それではどうしても音の再現に無理が出てきてしまいます。そこで低音用のスピーカーと高音用のスピーカーを、それぞれ適したサイズのものを別に設置し、組み合わせて使うことで、より良い音質を得られるようにしているというわけです。
カーオーディオのスピーカーにはどんな大きさの種類がある?
ウーファー
13cm~16cmくらいの大きさのスピーカーで低音用のスピーカーをウーファーと言います。ウーファーは、高音用のスピーカーと組み合わせて2ウェイ、あるいは中音用のミッドレンジ(スコーカーとも言います)も加えて3ウェイにして使用するスピーカーです。純正スピーカーなどでは、このウーファーとほとんど同じ大きさのものが、ひとつ(左右で二つ)しかついていないことがよくありますが、これはウーファーではなく、全音域をひとつでカバーするフルレンジ・スピーカーです。
ツイーター
高音用のスピーカーでウーファーとセットで使います。ほとんどが直径3cm前後と小さく、運転席、助手席のAピラー(フロントガラスの両サイドにある柱部分)、ドア部分などに設置します。
ミッドレンジ(スコーカー)
3ウェイの中音用のスピーカーでウーファー、ツイーターとセットで使います。大きさは直径6cm前後のものが多く出ています。ツイーターの近く、Aピラーやダッシュボード、ドア部分などに設置します。
サブウーファー
名前通り低音用のウーファーを補助するスピーカーで、大きいものは30cm前後あります。このサブウーファーを設置すると、お腹に響くような重低音を楽しむことができます。
このようにいろいろな大きさのスピーカーには、それぞれ違う役割があります。ですからスピーカーは、ただ大きければいいというわけではありません。また、スピーカーの数が多ければ多いほどいいかというと、それもまた違います。大切なのは、自分の好みや音楽に合わせて最適な組み合わせを見つけ出すことです。スピーカーの取付には、スピーカーの特徴を考えた音響設計をはじめ、スピーカーの性能を十分に発揮させるように、しっかりと取付・設置することも重要となります。カーオーディオのスピーカーを選ぶ際は、専門店に相談し、自分に最適なスピーカーを選びましょう。