パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
カーナビのビーコンユニットの効果と必要性

家族や友人、恋人とのドライブは楽しいものです。ところが出かけてすぐに運悪く大渋滞に遭遇してしまい、目的地に着いた時にはみんなグッタリなんて経験はありませんか。そんなときに役に立つのが渋滞情報の取得などに役立つ、カーナビのビーコンユニットです。カーナビのビーコンユニットの効果と必要性についてまとめてみました。
ビーコンユニットの効果

カーナビにビーコンユニットを取付けていなくても、お使いのカーナビがVICS(注)対応であれば、VICSセンター(一般財団法人道路交通情報通信システムセンター)がFM多重放送を使って提供している渋滞情報や、所要時間情報は表示されていると思います。そのカーナビにビーコンユニットを取付けると、渋滞回避のための迂回ルートへと誘導する機能が加わります。それは、一般道(主要幹線道路)では光ビーコンが送信している一般道に関する情報を、高速道路では電波ビーコンが送信している高速道路に関する情報をビーコンユニットが受信し、カーナビが渋滞を避けるよう最適なルートを探索できるようになるためです。
注:VICS=渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビなどに文字・図形で表示する情報通信システム
ビーコンユニットの必要性
渋滞を回避する迂回ルートがわかるのは、確かにとても便利なことですが、その必要性についてはよく考えてみる必要があります。それは、ビーコンが設置されている道路(主要幹線道路や高速道路)を利用する頻度が高い人には役立ちますが、それほどでもないという方にはほとんど役に立たないからです。自分にとって本当に役立つかどうか、よく検討してからのご購入をお勧めします。補足ですが2015年4月から、VICSワイドという新サービスがスタートしました。このVICSワイドは、従来のFM多重放送の伝送容量をこれまでの約2倍に拡大したものです。このVICSワイドに対応しているカーナビは、以下に対応するようになったため、ビーコンユニットを使う必要がなくなります。
1.最新の渋滞情報を反映したルート検索
2.よりきめ細かな交通情報提供
3.気象などの特別警報をポップアップ表示
4.大雨のエリアを表示
参考:https://www.vics.or.jp/know/wide/faq.html
これからカーナビを新規購入する場合は、この点も考慮して機種選択をする必要がありそうです。また、住んでいるエリアやよく使うルートなどがそれぞれのサービスに対応しているのかも、よく調べてみましょう。