パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
冬タイヤを買うならどこで買う?買う時期とは?

雪道走行が必要で冬タイヤを購入する場合、いつ、どこで買うのが一番いいのでしょうか。夏タイヤであれば、一年中タイヤショップやカー用品店、ネットショップなどでいつでも売っているため問題ありませんが、冬タイヤは夏タイヤとは取り扱いが異なり、そういうわけにはいかないためです。そこで今回は、冬タイヤを買うならどこで買うか、買う時期はいつがいいかということについて解説します。
冬タイヤはどこで買えるの?

冬タイヤを購入できる先は、夏タイヤと基本的に同じです。タイヤショップやカー用品店、整備工場、ガソリンスタンド、ネットショップなどで購入することができます。注意点としては、ネットショップ以外で購入する場合はタイヤの装着まで頼むことができますが、ネットショップで購入する場合は、持ち込みのタイヤを装着してくれるところを探しておく必要があります。自分で装着するという選択肢もないわけではありませんが、ホイールバランスの調整や適切な装着を考えると、やはり専門の設備があるところに任せた方が良いでしょう。
冬タイヤを買う時期とは? 安く買える時期とは?
冬タイヤを買う時期は、品揃えや価格など総合的に考えると、まだ残暑が残る9月から10月あたりが良いようです。「9月・10月ではちょっと早すぎるのでは?」と感じる人もいると思いますが、実際に店頭でもその時期から取り扱いが始まります。まず、冬タイヤは雪道や凍結路面でグリップ力を発揮するため、夏タイヤよりも柔らかい特殊なゴムが使われており、使用していなくても製造日から5年ほどで冬タイヤとしては使用できなくなってしまうとされています。そのため、タイヤメーカーは売れ残りを出さないように過剰には生産しないことから、冬タイヤシーズンが始まったばかりの時期がもっとも品揃えが充実しているのです。また、販売店・タイヤメーカー側の考え方があります。毎年、11月や12月に初雪が降ると、タイヤの販売店に冬タイヤを購入したいというドライバーが殺到します。これを少しでも分散させるために、販売店は9月・10月に早期割引を実施するのです。したがって、冬タイヤの購入時期として品揃えや価格など総合的に考えると9月・10月がベストということになります。また、先シーズンの商品も機能的にはまだまだ使用できるので、最新モデルにこだわらないのであれば、早い時期にやや安価に購入できる旧モデルも選択肢として検討することをおすすめします。ただし、その際は、同じ旧モデルでも、2年前のモデルや1年前の旧モデルなどが混在している可能性もあります。旧モデルの冬タイヤを購入する際は、タイヤの製造年を確認するようにしましょう。
冬タイヤを買う際のポイント・注意点とは?
非常に基本的なことですが、冬タイヤを購入する際は、以下のような点に誤りがないかどうかよく確認してから購入するようにしてください。
- ホイールサイズ
- タイヤ幅
- 偏平率
- タイヤ寸法
また、前述したように冬タイヤは、使用していなくてもゴムの劣化が早く進むことから、どんなに長くても冬タイヤとしての寿命は5年程度しかありません。そのため、前述の通り、購入する際は製造年月日をしっかり確認してください。また、タイヤの組み換えを考えると冬タイヤ&ホイールのセットを購入して、自分で交換・保管するのも良いかも知れません。タイヤ専門店などでは、冬期用と割り切って安価なホイールと組み合わせたセット販売も多く見受けます。冬タイヤを購入する時期は9月~10月がベストと言えますが、装着する時期は購入時ではなく、降雪が始まる時期に装着する方が適しているでしょう。場合によって、冬タイヤの購入時に、販売店側は購入と同時に装着することをすすめるかも知れませんが、あまりに時期が早いと、まだ路面が熱く、コンパウンドの柔らかな冬タイヤにとって摩耗など悪影響を及ぼす可能性があります。9月~10月に購入しておいて、装着は11月初旬~中旬という具合にうまく販売店と交渉してみてはいかがでしょうか。