パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
夏タイヤの保管はどのようにすればいい?保管場所や空気圧の注意点

雪の季節になると、タイヤを夏タイヤからスタッドレスタイヤに交換する人は多いと思います。その際に悩むのが、取り外した夏タイヤをどうやって保管するかという問題です。タイヤは取り外してみると実感しますが、思った以上に大きくてかさばります。そのため、保管場所をどう確保するかということも問題になりますし、タイヤを保存する正しい方法もよく知らないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、夏タイヤの保管方法について解説します。
夏タイヤを保管する場所について

夏タイヤの保管場所としては、屋内のガレージや倉庫がもっとも適しています。マンションなどに居住の場合は、どうしてもベランダなど屋外に保管するしかないなど、保管場所の確保が難しいでしょう。その場合は、遮光性・防水性のあるカバーでタイヤを覆い、しっかり密閉し、できるだけ日にさらされたり雨に濡れたりしない場所に保管するようにしてください。
夏タイヤを保管する際の注意点
夏タイヤを保管する場合は、以下のような点に注意して保管するようにしてください。
きちんと洗浄してから保管する
約半年間、いろいろな場所を走り回ったタイヤは泥、砂、ほこりだけでなく、場合によっては油や化学物質なども付着してたいへん汚れています。これらの汚れがタイヤの劣化の原因となる恐れがあるため、保管前には必ずよく洗浄するようにしてください。洗浄の際に市販の洗浄剤などを使用した場合は、最後によく水洗いをして、洗浄剤も残らないようにしてください。
きちんと乾燥させてから保管する
洗浄した後は、きちんと乾燥させる必要があります。その際は日に当てたりしないで、できるだけ日陰干しで完全に乾燥させるようにしてください。
きちんとカバーをかけて保管する
タイヤは、ほこりなどの汚れや湿気からも悪影響を受けます。そのため、きちんとカバーをかけて保管するようにしてください。屋内で保存する場合でも、カバーは遮光性・防水性のあるものがおすすめです。
空気圧を下げて保管する
ホイールに組んだままのタイヤであれば、保管中はタイヤを休ませるために、空気圧を下げて保管するようにしてください。通常の空気圧の半分くらいが目安です。
タイヤの置き方
ホイールごと保管する場合は横置きが基本です。まず床の上にダンボールや板などを敷き、その上にタイヤを並べて置いていきます。タイヤとタイヤの間にも、板やダンボールを挟むようにしてください。どうしても縦置きで保管する場合は、接地面の変形を避けるために、1ヶ月に1回ほどタイヤの接地面を変えるようにしてください。タイヤ単体で保管する場合は、横置きでも縦置きでも問題はありません。
適切に保管する場所をどうしても用意できない場合は、タイヤの保管サービスを提供している業者が数多くありますので、そのようなサービスを利用するのも一つの方法と言えるでしょう。タイヤを適切に保管することで、タイヤの寿命を少しでも長く、良い状態で使用することができます。保管場所や保管方法がわからない場合は、タイヤ専門店などに相談してみてはいかがでしょうか。