パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01

車のタイヤにある記号の意味と見方について

皆さんはタイヤのサイドウォールに、そのタイヤのサイズなどを表す記号が刻印されているのをご存知ですか。タイヤ記号の種類には、その配列の仕方に幾通りかパターンがありますが、一般的には、「195/60R15 91H」のように数字と英語のアルファベットによって構成されています。普段は何気なく見ていて意識していない方も多いかもしれませんが、これらはタイヤのサイズや性能を判別するための重要な記号です。それぞれの記号がどのような意味を持っているのか詳しく見ていきましょう。

タイヤ断面幅

タイヤ断面幅

刻印されている記号の内、最初の3桁はタイヤの断面幅、つまり横幅を表しています。例えば「195」と表示されていれば、195mmのタイヤ幅ということになります。

偏平率

タイヤ幅に対する断面高さ(タイヤの外径)の比率(%)を表す尺度です。つまり「60」と刻印されていれば、タイヤ幅に対してタイヤ外径が60%のサイズであるということになります。

ラジアル構造

タイヤにはその構造上、大きく分けて、ラジアル構造とバイアス構造があります。普通車にはラジアル構造が広く採用されており、その場合アルファベットは「R」となります。

リム径

リムとはホイールとタイヤのゴム部分が接する部分であり、リム径とはそのホイールの直径を意味しタイヤに合致するホイールのインチサイズを示す記号です。単位はインチであり、例えば「15」と記載されていればそのタイヤのホイールは15インチとなります。

ロードインデックス

ロードインデックスはある一定の条件下において、そのタイヤが耐えうる最大の負荷を意味し、以下のような数値で表されます。

  • 70:335kg
  • 80:450kg
  • 90:600kg
  • 100:800kg
  • 110:1060kg

つまり、ロードインデックスが「70」と記載されている場合は335kg、「90」なら600kgの負荷に耐えられることを表しています。元々装着していたタイヤのロードインデックスより下回るタイヤに交換してしまうと、タイヤの損傷につながる恐れがありますので、同じ数値以上の物を装着しましょう。

速度記号

速度記号はある一定の条件下で、そのタイヤが走行可能な速度(耐えうる最高速度)を意味します。もっと詳しく言うと平らなアスファルト路面上でそのタイヤを装備した車が出せる最大の速度であり、以下のアルファベットによって表現されます。

  • L:120km/h
  • Q:160km/h
  • R:170km/h
  • S:180km/h
  • H:210km/h
  • V:240km/h
  • ZR:240km/h超
  • W:270km/h
  • Y:300km/h

いかがでしたでしょうか。普段意識しないタイヤ記号でも、実はれっきとした意味があるのですね。タイヤを交換する際は、これらの記号を目安にサイズを選ぶようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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