パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
車のホイールの型番の種類や見方について

皆さんは、愛車に取付けているホイールのサイズや型番をご存知ですか?車のホイールを交換したいけど、どのホイールを選んでいいのかわからないと言う方のために、ホイールの型番の種類やサイズの見方について説明していきます。
ホイールの型番の種類やサイズの見方とは

一般的に、ホイールのサイズは以下のように表記されます。次の型番を参考に、左から順に見ていきましょう。
参考例:16X61/2J5114.350
リム径:16(インチ)
ホイールの直径のことで、インチで表記されています。同じリム径のタイヤしか組み付けできません。
リム幅:6 1/2(インチ)
タイヤがはまる部分のことで、通常0.5(1/2)インチ刻みに設定されています。
フランジ形状:J
ホイールとタイヤの張り出した接合部分の形状です。フランジ部分の高さ、幅、肉厚によってフランジの表記が異なります。形状からJ・JJのいずれかが一般的です。フランジ形状はホイールの銘柄、サイズによって決まっているので、ホイールを選択する場合にあまり気にする必要はありません。
ボルト穴数:5
ホイールを車に装着するボルトの数です。ほとんどが4穴か5穴です。
P.C.D.:114.3(mm)
Pitch Circle Diameterの略称で、ホイールを固定するボルト穴の中心を繋いでできる円の直径を指します。単位はmmです。P.C.D.の値は車種によって異なりますが、国産車は一般的には100mmもしくは114.3mmを採用している車種が多いと言えます。
インセット:50(mm)
ホイールのリム幅の中心線と取付ディスク面との距離です。車種によって異なり(+:プラス)(0:ゼロ)(-:マイナス)の3種類に分類されます。必ず装着するタイヤとの適合範囲内で選択してください。
車と適合しないサイズのタイヤとホイールを装着した場合のリスク
車種によって指定されているタイヤとホイールの適合サイズを厳守しないと、様々な不具合が発生する可能性があります。
1.インセットの不適合
フェンダーやブレーキ、サスペンションとホイールやタイヤが干渉し、異音の発生や干渉する部分が傷つく恐れがあります。また、車体からタイヤやホイールがはみ出すと車検にパスしないばかりか、整備不良として反則切符を切られる場合があります。
2.P.C.D.の不適合
ボルトが十分に締め付けられず、ホイールのガタつきが生じるため、最悪の場合タイヤが外れて重大な事故に繋がる恐れがあります。
車種によって、自動車メーカーが指定するホイールのサイズが異なるため、自分の車に最適なサイズのホイールを選んでください。ホイールの交換やインチアップをする際は、装着するタイヤとのマッチングに幅があるので、専門店に相談して交換作業を依頼しましょう。