パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01

車のインナーサイレンサーとは何か

車を取り巻く環境対策は、排出ガスや騒音規制など年々厳しくなる傾向にあります。中でも騒音に対する規制の多くは新しく販売される新型車に適用されますが、使用中の車に対する規制も少しずつ厳しくなっているのが現実です。もし、自分の車が規制値以上の騒音を出していたら、すぐに対策をとる必要があります。対策として確実なのはマフラー自体を交換してしまうことですが、色々な事情から交換まではできないことも多いのではないでしょうか。ここでは、車の騒音が気になる際に役立つインナーサイレンサーについて紹介します。

インナーサイレンサーの特徴と効果とは

インナーサイレンサーの特徴と効果とは

インナーサイレンサーは、マフラーを社外品に変更している時に、マフラーから出る排気音の音量を抑制するために使用する後付けのサイレンサーです。装着するのが簡単で手軽なため、すぐに排気音を静かにしたい場合や、できるだけコストをかけずに騒音対策を施したい場合などによく使われるパーツです。通常は、マフラーの出口近くに大きめのサイレンサーが必ずついています。あくまでもインナーサイレンサーは、通常のサイレンサーが正常に機能しているにもかかわらず、まだ排気音量が気になる場合の補助として使うものであり、それなりの騒音抑制効果は期待することができます。ただし、使い方によっては排気効率を著しく落とす場合もあるので注意が必要です。その場合、エンジンの吹け上がりや燃費効率にも影響が出る可能性があるので、どの程度排気効率が変わるのかも留意した方が良いでしょう。

インナーサイレンサーを取付けても車検には問題ないのか

インナーサイレンサー自体が違反というわけではありませんが、取付け方によっては保安基準を満たさなくなり、車検にも通らなくなってしまうため注意が必要です。まず、しっかりと固定することが大切です。簡単にネジ止めをした程度では、ほとんどの場合車検には通りません。ボルトでしっかり留めていても通らないことがありますので、溶接かリベット等でしっかり固定するようにしましょう。もう1つ注意しなければいけないのは、取付位置についてです。マフラー出口面からインナーサイレンサーがはみ出していると、保安基準を満たさなくなる恐れがあります。インナーサイレンサーは、上手く使えば手軽でそれなりの効果を得られる便利なパーツですが、注意して使わないと後々の不具合に繋がる場合があります。使用する際は専門家とよく相談して、自分の車に適合するか確認した上で使うようにしてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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