パーツ取付・交換
更新日:2020.09.28 / 掲載日:2020.09.28
ホイール洗浄の方法には何がある?汚れの原因と人気クリーナー3つをご紹介
「気が付くとホイールが汚くなっている……」という経験はありませんか?定期的に洗車していても、ホイールにこびりついた汚れは頑固で落としにくいものです。
「何をしても汚れが落ちない!」という方のために、今回はホイールの洗浄方法についてご紹介していきます。専用クリーナーだけでなく、身近なアイテムを使った洗浄方法もご紹介しますので、洗浄方法に悩む方は必見です。
記事の後半では、おすすめのホイール洗浄クリーナーもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホイール洗浄の前に!汚れの原因を調査
ホイール洗浄の前に、ホイールがなぜ汚れてしまうのかを確認しておきましょう。汚れの原因を知ることで、効果的な落とし方が見えてきます。
ホイールが汚れる主な原因は、「泥」「排気ガス」「ブレーキダスト」の3つです。
原因1:泥による汚れ
走行していると加速にともなって泥が大きく跳ね上がり、ホイールや車体に付着します。雨が降っている日は路面の水分が多いため、特に汚れる範囲が大きくなってしまいます。
泥汚れには油分が混ざっていることがありますが、油脂系の汚れは頑固で落としにくいため、苦労することが多いです。
原因2:排気ガスによる汚れ
排気ガスによる汚れは、「スス」が付着することで発生します。排気ガスには油分が混ざっているため、時間の経過ともに酸化が進み、簡単には落ちなくなってしまいます。時間に余裕があれば、1ヵ月に1回以上のペースで洗い落とすのが理想です。
原因3:ブレーキダストによる汚れ
ブレーキダストとは、ブレーキパットが擦り減ることで発生する粉塵(鉄粉)を指します。金属質で黒い粉となって現れるのが特徴です。 すぐに洗えば簡単に落とせるものですが、時間が経つと通常のカーシャンプーだけでは落とせなくなってしまいます。
ホイール洗浄1:コイン洗車機に任せる
自宅に洗車するスペースがない方は、コイン洗車機を利用するのがおすすめです。ガソリンスタンドに設置してある洗車機のほか、個人で利用できる高圧洗浄機付きのコイン洗車場もあります。広々としたスペースで思う存分洗車できるので、非常に便利です。
コイン洗車機を利用する際にかかる費用は、高圧洗浄機であれば300~500円程度、 門型の洗浄機なら数百円~1,000円程度 です。ただし、コイン洗車というだけあって、お札が使えない洗車機が多くあります。両替機を完備しているところもありますが、前もって小銭を多めに用意しておくと良いでしょう。
ホイール洗浄2:専用クリーナーで手洗い
ホイール洗浄に使う主なクリーナーには、「カーシャンプー」と「鉄粉除去剤」があります。カーシャンプーは、商品によって酸性・アルカリ性・中性など洗浄成分が異なる ので、汚れ具合を確認してから選びましょう。
鉄粉除去剤は、ブレーキダストを効率良く落とせるスプレータイプがおすすめです。酸化した鉄粉と化学反応を起こして溶かすため、頑固な汚れも簡単に落とせます。
用意するもの
専用クリーナーでホイールを洗浄する際は、以下のアイテムを用意しましょう。
・カーシャンプー
・鉄粉除去剤
・バケツ
・スポンジ
・タオル(マイクロファイバークロス)
洗浄手順
上記のアイテムを用意したら、以下の手順で洗浄してください。
Step1:カーシャンプーでホイールを優しく洗う
Step2:すすぎ残しがないよう、カーシャンプーを水で洗い流す
Step3:鉄粉除去剤をホイール全体に吹きかける
Step4:指定された時間が経過したら、再度カーシャンプーで洗浄する
Step5:水でしっかりと洗い流したあと、タオルで水分を拭き取る
ホイール洗浄3:メラニンスポンジ&ブラシで磨き上げ
100円ショップや薬局で入手できるメラニンスポンジでも、ホイールを洗浄できます。専用クリーナーより洗浄力は劣りますが、洗浄コストを削減できるメリットがあります。
用意するもの
クリーナーを使う洗浄に比べて、用意するものは少ないです。
・バケツ
・ブラシ(面積の大きいものがおすすめ)
・メラニンスポンジ
洗浄手順
メラニンスポンジを使う洗浄では、ぬるま湯を使用するのがポイントです。
Step1:バケツにぬるま湯を溜めて、大まかな汚れをブラシで優しく落とす
※水よりも落としやすくなります。ただし、熱湯ではなく「ぬるま湯」を使ってください。
Step2:メラニンスポンジで汚れが気になる箇所を磨く
Step3:最後に汚れを水で洗い流す
ホイール洗浄4:サラダ油と歯ブラシでクレンジング
自宅にある「サラダ油」を使って洗浄する方法もあります。この洗浄方法は、油分同士を合わせることで、汚れが落ちやすくなる性質を利用しています。クレンジングオイルでメイクを落とすことをイメージすると、わかりやすいでしょう。
用意するもの
・雑巾(布であれば何でもOK)
・サラダ油
・使わなくなった歯ブラシ(新品でもOK)
洗浄手順
Step1:サラダ油を歯ブラシにつけて磨く
※サラダ油のボトルから直接歯ブラシにつけるとこぼれやすいので、紙コップや器などに油を注いでから歯ブラシを浸すのがおすすめです。
Step2:汚れが浮き出てきたのを確認して、布で拭き取る
Step3:汚れが落ちるまで上記の工程を繰り返す
ホイール洗浄クリーナーの選び方!人気クリーナー3選
ここからは、ホイール洗浄クリーナーとして人気の商品を3つご紹介します。
なお、ホイール洗浄クリーナーとして需要の高い鉄粉除去剤は、前述のとおり化学反応を起こして汚れを落とすものですが、ホイールの素材によっては使用できないこともあります。ホイール洗浄クリーナーを選ぶ際には、その素材に関する使用可否を確認してから購入するようにしましょう。
1:ソナックス(Sonax)エクストリーム ホイールクリーナー
参考価格:1,001~1,039円
使用可能素材:アルミ・メッキ・鉄
海外製品ですが洗浄力が高く、頑固な汚れも短時間でスムーズに落とすことができます。500mlと大容量で、コスパに優れている点も魅力です。研磨剤を含んでいないので、ホイールを優しく洗浄できます。
2:PROSTAFF(プロスタッフ)ホイールクリーナー
参考価格:311~854円
使用可能素材:スチール・アルミ
ブレーキダスト・鉄粉・油・樹脂系の汚れを落とす、ホイール専用クリーナーです。ミストタイプの洗浄剤なので、細かい部分にも洗浄成分が行き渡ります。
また、サビ止め剤を配合していることもおすすめポイントの一つです。ホイールの劣化防止効果を期待できるため、小まめなお手入れを継続すればホイールの持ちも良くなるでしょう。
3:ソフト99(Soft99)フクピカホイール専用拭くだけシート
参考価格:280~400円
使用可能素材:アルミ・スチール・樹脂製など
拭き取り式のシート洗浄アイテムで、持ち運びに適しています。一度キレイに仕上げたホイールを長く保ちたいときにおすすめの商品です。
洗浄力だけでなく、撥水作用と防汚コート効果も期待できます。ノーコンパウンド仕様であるうえに、さまざまな素材のホイールに使用できる点も魅力です。
まとめ
ホイールの頑固な汚れの原因は、油分が混ざった泥・排気ガス・ブレーキダストです。効率良く落とせるのは専用クリーナーですが、簡単に済ませたい方は洗車機の利用がおすすめです。高圧洗浄機を使えば、水の勢いである程度の汚れは落とせます。また、コストを抑えたい方は、身近なアイテムを使った洗浄方法を試してみてはいかがでしょうか。
この機会にホイールを効率良く洗浄して、最高のドライブを楽しみましょう。