パーツ取付・交換
更新日:2020.09.28 / 掲載日:2020.09.28
しないと録画できなくなる?ドライブレコーダーのフォーマットについて
「最近ドライブレコーダーが録画できなくなった」「フォーマットのやり方がわからない」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
フォーマットは、ドライブレコーダーに映像を正しく記録させるための重要な作業です。この作業をおこなわずに放置していると、録画できなくなってしまうこともあります。
そこでこの記事では、ドライブレコーダーにフォーマットが必要な理由について詳しく解説するとともに、フォーマットをおこなう頻度ややり方についても説明していきます。
ドライブレコーダーは、映像を記録するために削除と上書きを繰り返しおこなっていますが、そのたびに削除しきれない不要なデータが溜まっていきます。
データが限界まで溜まってしまうと、最終的には録画された映像を上書きできなくなってしまいます。
上書きができる容量が残っている場合でも、不要なデータが増えると書き込み速度が低下していきます。あまりにも速度が低下すると、ドライブレコーダー側が書き込もうとする速度に対応できなくなり、上書きができなくなることがあるのです。
ドライブレコーダーの映像は、事故にあったときの証拠として役に立ちますが、その映像が保存されていなければ意味がありません。
そのため、ドライブレコーダーは定期的にフォーマットをおこない、データを整理する必要があります。
フォーマットの期間と頻度
ドライブレコーダーのフォーマットは、1ヵ月に1回が一般的です。ただし、メーカーによっては2週間に1回おこなうことを推奨しているところもあり、明確な回数や期間は決まっていません。
そもそもフォーマット期間は、基本的に上書きする回数によって決まり、それは車を使用する頻度や時間によって変わります。ドライブレコーダーによっては上書き回数を確認できるものがあり、メーカー指定の回数ごとにフォーマットを推奨しているものもあります。
データ容量が大きいドライブレコーダーであれば、フォーマットの頻度は少なくなります。16GBのSDカードを1ヵ月に1回フォーマットしていた場合、128GBのSDカードに変更することで、8ヵ月に1回に減らすことができます。フォーマット作業がわずらわしく感じる方は、容量の大きいSDカードを交換することをおすすめします。
フォーマットのやり方
フォーマットのやり方は、ドライブレコーダーの機種によって多少変わりますが、基本的にはメニューから簡単におこなえるようになっています。
まず電源を入れてメニューを開き、フォーマットや初期化の項目を選択しましょう。機種によっては、録画を停止している状態でなければメニューに入れないことがあります。その場合は、OKや決定を押して停止しましょう。
まれに、ドライブレコーダーからSDカードがフォーマットできないことがあります。これはドライブレコーダーとSDカードの相性が悪いことが原因で、一度パソコンでフォーマットをおこなう必要があります。
このとき、SDカードメーカーが提供しているソフトを使用しましょう。Windowsに最初から搭載されているフォーマット機能では、フォーマットが正常におこなわれないことがあります。
また、SDカードを読み込むためには、カードリーダーが必要です。パソコン本体にカードスロットが内蔵されていない場合は、別途準備しておきましょう。
まとめ
今回は、ドライブレコーダーのフォーマットの必要性や頻度、その方法などについて解説しました。
フォーマットは、ドライブレコーダーが映像を記録するときに発生する不要なデータを整理するためにおこないます。データが溜まりすぎると、最終的に映像が記録できなくなるので注意しましょう。
ドライブレコーダーの映像は、事故にあったときの重要な証拠になるので、正しく記録されていなければ意味がありません。定期的にフォーマットをおこなうようにして、万が一に備えましょう。