パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車のホイールの塗装にかかる値段の目安とは

愛車のホイールが傷やサビだらけだったり、ホイールの色を自分の好きな色に変更したいという理由からホイール塗装を考えている方も多いと思います。そんなとき、塗装業者などの専門店に依頼するのかホームセンターなどで材料を入手して自分で塗装にチャレンジするか悩むところでもありますよね。両者の特徴やメリット・デメリット、かかる手間や費用などホイール塗装について見ていきましょう。

ホイール塗装を専門店に依頼するのと、DIYで塗装するのとはどう違うか

ホイール塗装を専門店に依頼するのと、DIYで塗装するのとはどう違うか

専門店に依頼する場合とDIYで塗装する場合のそれぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

専門店のメリット・デメリット

専門店のメリットとしては、プロが施工してくれることになりますので、DIYで行うよりも仕上がりが綺麗で、塗装後もその美観が長持ちすると言えるかと思います。また、ホイール塗装には細かな作業や時間、労力を必要としますが、専門店に依頼することでそれらにかかる時間と労力をなくすことができます。専門店のデメリットとしては、やはり作業工賃が発生するということです。プロが作業をするのでそれなりの費用が発生します。しかしホイール部分は車の外装にとって見栄えが重視されるポイントなのでプロが施すホイール塗装の仕上がりの良さを考えると、専門店に依頼するメリットはとても高いと言えます。

DIYのメリット・デメリット

DIYのメリットとしては、何といっても費用を抑えることができるという点が最大のメリットです。ホイール塗装をするための道具の準備に費用がかかりますが、作業自体は自分で行うことになるので、専門店に依頼する際に発生する作業工賃に比べ、大きく費用が削減できます。実際、この費用の削減をメリットとして考え、ホイール塗装をDIYで行う方も多いと思います。DIYのデメリットとしては、作業工数の多さと失敗のリスクがあります。ホイール塗装を行う場合、複数の工程を行う必要がありますので、手間と時間がとてもかかります。また、基本的なホイールの知識、塗装に関する知識なども必要です。主に外観美を向上させるためのホイール塗装ですが、知識不足や不慣れな作業のため、作業ミスなどを起こして仕上がりが悪くなってしまい、最終的には外観美を損ねてしまうリスクもあります。DIYでは、車のメンテナンスに不慣れな方にとってはリスクがあり、車のメンテナンスに慣れている方、塗装に関する知識がある方にとっては、そのメリットを大きく生かせると言えるでしょう。

ホイールの塗装の流れと作業工賃の目安について

専門店でのホイール塗装の流れと作業工賃の目安

ホイール塗装サービスを行っている業者の場合、塗装のみならず塗装の前の下地処理を行うことが一般的です。細かい傷やへこみ・サビなどを綺麗に除去してフラットな下地にしないと、綺麗な仕上がりでの塗装はできません。そのため、一度DIYを行うなどをして、あまりにも粗悪な修理等が施されている場合にはホイールの塗装の依頼を受け付けない業者もあるようですので、その際はきちんと確認するようにしましょう。価格は、17インチまでのサイズで傷なしの塗替えで、おおよそ1本あたり15,000円ほどのようです。この場合ですと、4本で6万円前後というところでしょうか。しかし傷なしでの塗装なのかまたは、傷やサビの修理を含むのか、そして傷の大小に関係して費用が変動するのかなど、業者によって価格が変わってきます。専門店に依頼する際は必ず値段を確認した方が良いでしょう。ホイールの大きさと値段との関係性ですが、塗装の場合は、17インチほどまでの大きさであれば値段が一律料金のところがほとんどです。ですがインチサイズが上がると値段も比例して上がっていく傾向にあるので、こちらも確認が必要です。ちなみに、最近のホイール塗装で取り入れられているのが「パウダーコート(粉体塗装)」です。パウダーコートは、直接液体のウレタン塗料を塗りつけるのではなく、予め粉末状のポリエステル系樹脂を吹き付けた後、高温で焼き付け、その上からウレタン塗装を施し皮膜を作る方法です。この方法で塗装した皮膜は、厚く丈夫で、強度・耐候性・耐食性・耐薬性などの面において優れているとされています。

DIYでのホイール塗装の値段の目安

カーショップやホームセンターなどでホイール塗装の材料は揃います。塗装スプレーは、おおよそ1本1,000円前後から高いものでも2,000円ほどで購入できます。マスキングテープやサンドペーパーは、その大きさにもよりますが数百円ほどから購入できます。ホイール4本すべてを自分で塗装すると、おおよそ6,000円前後(高くても1万円以下)で塗装作業ができるかと思います。最近では塗装時に使う赤外線ヒーターや乾燥機といった機材が揃った、レンタルガレージを利用してホイール塗装をDIYする方も増えているようです。ホイールの塗装をDIYするのは、それ相応の知識や経験が必要で素人だと時間が相当かかる上に、肝心な仕上がりも綺麗にいかないことも少なくありません。「工賃節約のために、、、」と自分で挑戦して結局失敗して専門店に頼むことになるよりは、最初から専門店に頼んでおくことをおすすめします。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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