パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
タイヤの扁平率の見方とその意味とは
新しいタイヤに交換する時、タイヤサイズは悩みのタネでもあります。タイヤの選び方はインチ数やタイヤ幅に目がいってしまいますが、「扁平率」もチェックが必要です。ここではタイヤの扁平率の見方とその意味についてご紹介します。

タイヤの扁平率とはタイヤのトレッド幅に対するサイドウォールの高さを示す数値で簡単に言うとタイヤの縦横の比率になります。例えば、地面の接地面に対してサイドウォールの高さが60%だと扁平率は60です。この扁平率が低くなるほどタイヤは薄くなり、高ければタイヤは厚くなります。タイヤの扁平率はタイヤの断面の高さ÷タイヤの幅×100で算出されます。計算式があっても自力で扁平率を算出する人は少ないと思われますので、扁平率が低い方で35%、高い方で70%と覚えておくとある程度の目安となります。
タイヤの扁平率の見方・確認方法
タイヤのサイドウォールにタイヤのサイズや性能を表す数値が刻まれておりその中に扁平率も記されています。自分のタイヤの扁平率を知らない人は確認してみると良いでしょう。例として、タイヤの数値に「205/60R15 91H」という表示になっていたとします。この表記の中で扁平率は「60」という数字の部分にあたります。この場合、扁平率は60%だと読み取る事が出来ます。
高い扁平率と低い扁平率の違い
扁平率は高い方と低い方、それぞれどのような影響があって、どちらが良いのでしょうか?扁平率が高いとゴム部分が厚くなるので、路面からのショックを和らげ乗り心地が良くなる傾向にあります。扁平率が低いとタイヤのゴム部分が薄いので路面のショックをダイレクトに受けます。当然乗り心地が悪くなるのですが、ハンドリングが機敏になる傾向にあるので、スポーツ仕様などを意識した場合は扁平率の低いタイヤが好まれます。乗り心地や燃費、安全性を優先するならば扁平率の高いタイヤ、見た目やスポーツ走行用として選ぶなら扁平率の低いタイヤと、目的と好みに沿って選ぶようにしましょう。