パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
車のホイールサイズの見方について
車のタイヤを交換する時、パンクを理由に換える人、古くなったから換える人、季節に合わせて雪道用のタイヤに換える人など理由は様々ですが、車のドレスアップやカスタマイズの為にタイヤを交換する人も少なくありません。しかし、いざ交換しようと思っても、愛車にマッチするホイールサイズの選定でつまずく人も多いのではないでしょうか?タイヤを交換しようと思った時に困らない、ホイールサイズの見方をご紹介しましょう。

車のホイールサイズは、主に以下のような数字で表示されます。
19×8.0 JJ 5-112 INSET36
これらの数字や記号には以下のような意味が隠されています。
19(リム径)×8.0(リム幅) JJ(フランジ形状) 5(ホール数)-112(P.C.D) INSET36(インセット)
これだけではまだタイヤホイールに隠された記号や数値の重要性が分かりません。これらを一つ一つ解説してみましょう。
リム径(ホイール径)
リム径はホイールの直径を指し、ホイール径とも呼ばれます。インチで表示され、タイヤの17インチや18インチなどのサイズを示す場合に用います。このサイズは絶対で、同じ数値のタイヤしかフィットしません。
リム幅
リム幅を示す数値です。ホイールのリム幅とそれに組み合わせるタイヤはタイヤメーカーが指定します。適用幅の範囲内にタイヤを納める必要があり、リム幅が大きすぎるとタイヤトラブルの原因になるのでサイズには注意が必要です。
フランジ形状
組み込んだタイヤを支える部分をフランジと呼びます。リムの外側にあたる耳の部分です。乗用車用のホイールは「J」か「JJ」で表記されます。
ホール数
ホイールを止めるナット(ボルト)の数です。乗用車の場合では4~5個が基本となっていますが、稀に6個というケースもあります。
P.C.D(ピッチサイクルダイアメーター)
ホイールの取付穴を中心で結んだ時にできる円の直径を表します。国産車では100mmや114.3mmとある程度、規格化されていますが、輸入車の場合は規格が違うので要注意です。P.C.Dが合わないホイールを車に装着することはできません。
INSET(インセット)
リムの中心から取付面の距離を示します。ホイールの取付面がリムの中心より外側であれば「インセット」、リムの中心より内側なら「アウトセット」、リムの中心と同じ位置であれば「ゼロセット」となります。以前は「オフセット」と呼ばれていました。
ホイール(タイヤ)を換える時の注意点
車の見栄えが良くなる、コーナリングがスムーズになるなど、メリットが挙げられるホイール(タイヤ)交換ですが、純正品よりも大きなタイヤを取付けてしまうと燃費が悪くなったり、車検で引っかかったりなどのデメリットも挙げられます。知らずに道路交通法違反となる前に、規定の範囲内で交換するようにしましょう。また、今つけているタイヤを別のホイールに付け替える場合は、専用の機械がなければ難しいので、業者に頼んだ方が良いでしょう。