パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29
ヒッチメンバーの取付け費用の目安とは
アウトドアや海が好きな人にとって、キャンピングカーやボートトレーラーを牽引してのドライブは夢ではないでしょうか。牽引の際に必要となるヒッチメンバーの取付について調べてみました。

ヒッチメンバーとは、キャンピングトレーラーやボートトレーラーなどを牽引する為に、自動車側に取付ける装置です。リヤバンパーの下に鉄の横棒があり、そこから接続部品のようなものが突き出しているのを見た事はありませんか?それ全体を「ヒッチメンバー」と言いますが、牽引するものの種類や重量によって、取付けるヒッチメンバーの種類も変わります。
ヒッチメンバーの取付
ヒッチメンバーは、一般的にサイドブラケットを自動車の左右サイドメンバーにボルト止めして固定します。サイドメンバーとは、車体のフロア左右を前後方向に走る骨格部分の事です。車種によってリヤバンパーの形状も異なる為、装着できるヒッチメンバーも異なります。サイドメンバーに穴あけが必要になったり、バンパーやマフラーの取り外しが必要になる車種もありますので購入時には確認が必要です。ボルトで固定するものであれば、車検も問題ありません。自動車の骨格に溶接するものは、取り外しができない為に構造変更手続きが必要になります。
参考: http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/kns05.htm
ヒッチメンバーの取付費用について
まず、取付けるヒッチメンバーそのものもピンからキリまであります。安価ながら錆の心配があるスチール製のもの、高価ながらいつまでもきれいな状態を保てるステンレス製のもの、強度の高いもの、低いものなど様々です。簡単に取り付けできるものであれば、作業時間は1時間半から2時間くらい、穴あけ等の少し複雑な作業が必要な場合は2時間半~3時間くらい必要になります。ただし、これは取付作業に慣れているスタッフが取付けた時の作業時間です。工賃としては、作業内容によっても変化しますが、おおよそ、1万5千円から3万円くらいが相場の目安です。ヒッチメンバーの取付作業費用は、各整備工場で変動があるかと思いますので、ヒッチメンバーの取付を依頼する際は、必ず費用を確認するようにしましょう。
ヒッチメンバーの取付作業は誰でもできるのか?
ヒッチメンバーと車種がぴったり合っていれば、ボルト止めするだけで取付できます。ただ、車の下に潜り込んでブラケットを固定しながらボルトをしっかりとしたトルクで締め付け、クロスメンバーをブラケットにしっかり固定する必要があります。そして、ヒッチメンバーを取付けた際には、牽引するトレーラーに電気を供給する為の電源コネクターを接続する必要があります。最近の車は、ブレーキランプ等がLEDになっている為に電気容量が小さく、接続した際に自動車のヒューズが飛ぶなどの軽微なトラブルが発生する可能性が高くなっています。リレーなどを別途用意したりする必要もあり、電気配線には専門的な知識が不可欠です。