パーツ取付・交換
更新日:2023.01.17 / 掲載日:2018.11.12
ドライブレコーダーをダッシュボードに取り付ける際の注意点は?メリット・デメリットは?
ドライブレコーダーは、車の中に常備しておきたいアイテムのひとつです。しかし、フロントガラスの上部への取り付けを推奨しているドライブレコーダーが多いため、それを理由に敬遠している方もいるかもしれません。そのような場合、ダッシュボード上への取り付けを検討することもひとつの選択肢となります。
ここでは、ダッシュボードにドライブレコーダーを取り付ける際のメリットやデメリット、取り付け位置の注意点について解説します。
ドライブレコーダーはダッシュボードに取り付け可能?

フロントガラス上部への取り付けが推奨されているドライブレコーダーですが、機種によってはダッシュボードへの取り付けが可能なものもあります。
しかし、フロントガラスに取り付ける場合とダッシュボードに取り付ける場合では撮影画像が180度反転してしまうので、画像も反転させなければなりません。古い機種には反転機能がないものもあるので、注意が必要です。
ドライブレコーダーをダッシュボードに取り付ける際のメリット・デメリットは?
メーカーがフロントガラス上部への取り付けを勧めるのは、カメラ目線としてその位置がもっとも広角に撮影できるからです。
つまり、ダッシュボードに取り付けた場合、撮影できるエリアが狭まってしまう点がデメリットとして挙げられます。ドライバーとしては、フロントの視界が広がる点がメリットと言えますが、カメラにとっては水平目線ですのでボンネット等が邪魔となり、下部はほとんど撮影されません。
下部を撮影できないということが、実際の事故時において不都合を生じるかどうかはケースバイケースで、検証の余地があります。
また、ダッシュボードがドライブレコーダーや配線で煩雑になることを嫌う方も少なくはありません。
ドライブレコーダーをダッシュボードに取り付ける際、取り付け位置に注意点はある?
車の形状と運転席の高さにもよりますが、ダッシュボードの中央付近はドライバーの視界を遮る可能性があるので避けた方が無難でしょう。
ドライバーの視界を遮る基準としては、車両の前方2mの位置にある直径30cm、高さ1mの柱を直接見ることができるかどうかです。また、エアバッグ動作時の邪魔にならないように設置することは必須であり、万が一の際に外れないようにしっかり固定することが大切です。
- ・道路運送車両の保安基準の細目を定める告示:https://www.mlit.go.jp/common/001056451.pdf
これらの条件を満たさない場合は違法となり、車検に通らなくなってしまうので、ドライブレコーダーをダッシュボードに設置する際は、取り付け位置に注意するようにしましょう。
まとめ
今回は、ダッシュボードにドライブレコーダーを取り付ける際のメリットやデメリット、取り付け位置の注意点について解説しました。
ドライブレコーダーをダッシュボードに取り付ける場合、フロントの視界が広がる点がメリットと言えますが、撮影できるエリアが狭まってしまう点がデメリットとして挙げられます。
道路運送車両の保安基準により、「車両の前方2mの位置にある直径30cm、高さ1mの柱を直接見ることができる」ように視界を確保しなければならないと定められていますので、ドライブレコーダーをダッシュボードに取り付ける際は、取り付け位置に注意するようにしましょう。