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更新日:2024.07.18 / 掲載日:2024.04.30

車高調のオーバーホールは自分でできる?手順や時期を網羅的に解説

自分で車高調をオーバーホールするのは難しい作業になるため、車高調メーカーや専門業者に依頼するのが一般的です。

この記事では、車高調のオーバーホールする時期や依頼する手順、メンテナンスについて解説しています。

車高調の性能が落ちてきたと感じている人はぜひご覧ください。

1. 自分で車高調をオーバーホールするのは難しい

車高調のオーバーホールとは、ショックアブソーバーを分解し、洗浄や点検、消耗品を交換することで、新品同様の性能を取り戻す作業のことです。

ショックアブソーバーは常に過酷な環境で役割を果たしており、内部のオイルやオイルシート、バルブといった部品は摩擦や熱などのダメージを受け続けて劣化しています。

劣化したショックアブソーバーは、オイル漏れや異音の発生、乗り心地が悪化する原因になるため、オーバーホールし、本来の性能を取り戻します。

なお、車高調のオーバーホールはショックアブソーバーのすべての部品を分解し、洗浄、消耗部品の交換、組み立て、全体調整といった専門的な知識や技術、設備を必要とする作業です。そのため、DIYでのオーバーホールは難易度が高いため、車高調メーカーや専門業者に依頼するのが一般的です。

2. 車高調をオーバーホールする時期

装着されている車高調(イメージ)

車高調をオーバーホールする時期は、走行距離30,000〜40,000km、または使用期間2〜3年が目安です。

ただし、車高調に異常が出てからではオーバーホールできない場合もあるため、目安の時期になる前にはオーバーホールすることをおすすめします。

もし、オイル漏れや異音の発生、乗り心地が悪化した場合は、車高調に異常が発生している恐れがあります。すぐに車高調メーカーや専門業者に相談し、オーバーホールを検討しましょう。

なお、装着している車高調によっても推奨時期は異なるため、取扱説明書などで事前に確認しておくことが重要です。

また、すべての車高調がオーバーホールに対応しているわけではありません。車高調自体がオーバーホールに対応していない場合や、生産終了などの理由でオーバーホールを受け付けていないこともあります。

3. 車高調をオーバーホールする方法

車高調をオーバーホールする方法をご紹介します。

(1)自分でオーバーホールする場合

繰り返しになりますが、オーバーホールには車高調に関する専門知識や技術、設備が必要になります。

オーバーホールは車高調の分解や交換部品の選定、組み立てなど、安全運転にも大きな影響を与える作業になるため、自信を持ってオーバーホールできる人以外は、車高調メーカーや専門業者に依頼してください。

ここでは、自分で車高調をオーバーホールする方法を概説します。

1.車両から車高調を取り外す
2.車高調をすべて分解し、洗浄する
3.パーツを点検し、消耗部品を交換する
4.車高調を組み立てる
5.減衰力を調整する
6.車高調を車両へ取り付ける

なお、消耗部品は車高調メーカーや専門業者から事前に取り寄せておく必要があります。

(2)業者にオーバーホールを依頼する場合

オーバーホールを業者に依頼する際の費用は、15,000〜30,000円/本が相場です。ただし、車高調のメーカーや種類、交換部品、依頼する業者によって費用は変動します。

業者に依頼する具体的な流れは以下のとおりです。

業者にオーバーホールを依頼する際は、車高調メーカーや購入店などの業者に郵送、または持ち込む必要があります。

【業者に依頼する手順】

1.車両から車高調を取り外す(ショックアブソーバーのみの状態にする場合もある)
2.車高調を業者に郵送、または持ち込む
3.業者がオーバーホールする(約1週間要する)
4.オーバーホールした車高調を受け取る
5.車高調を車両へ取り付ける

業者によっては、車自体を預かり、車高調の取り外しから取り付けまで対応する場合もあります。オーバーホールの依頼中に運転したい場合は、一旦ショックアブソーバーを取り付けておき、オーバーホール後、車高調に組み替える必要があります。

車高調の取り付け方法は、下記の記事をご覧ください。

4. 車高調のメンテナンスは自分でしよう

車高を下げている車(イメージ)

車高調のメンテナンスとは、ロックシートの固着を防ぎ、車高をいつでも自由に動かせるようにしておく作業のことです。

車高調のネジ部には、雨水や泥水、砂利、泥などが入りやすくなっています。雨水や泥水によってネジが錆びたり、砂利や泥がネジ部に入ってしまったりするとロックシートが固着し動かせなくなります。

車高を変えるにはロックシートを緩めて、ロアブラケットを動かす必要があるため、ロックシートが固着すると自由に車高を変えられなくなります。

また、海辺の道路や雪道は、塩害の影響によって錆びやすいため、走行後はメンテナンスが必要です。

車高調のメンテナンス方法は下記の記事で紹介しています。車高調の状況を確認しながら、3〜4カ月に1回程度はメンテナンスしましょう。

5.車高調に関することはグーネットピットにご相談ください

車高調のオーバーホールとは、車高調の性能を新品同様の状態に戻す作業のことです。オーバーホールすることで、車高調本来の性能を取り戻します。

オーバーホールは、車高調に関する専門的な知識や高度な技術が必要な作業です。安全運転にも大きな影響を与えるため、基本的には専門業者に依頼することになります。

グーネットピットでは、車高調に関する相談やオーバーホールの依頼に対応しています。車高調の取り付けや調整、性能向上のアドバイスなどもしていますので、下記のページからお近くの整備工場を検索してみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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