パーツ取付・交換
更新日:2024.06.03 / 掲載日:2024.04.30

カーナビは自分で取り付けられる?必要な道具や方法をわかりやすく紹介

カーナビの取り付け費用を抑えるために、自分でカーナビを取り付ける方法を知りたい人は多いのではないでしょうか。

この記事では、カーナビを取り付ける際に必要な道具と方法をわかりやすく紹介しています。

なお、車に関する専門知識や技術、経験を持っている人であれば、自分でカーナビを取り付けることは可能ですが、トラブルや不具合、保証の観点から基本的には業者に依頼することをおすすめします。

1.カーナビの取り付けは業者に依頼するのがおすすめ

カーナビの取り付けは手間で細かい専門的な作業が多いですが、整備士並みの知識や技術があれば、取扱説明書を参考に自分で取り付けることは可能です。

しかし、自信を持って取り付けられるほどの専門知識や技術を持っていなければ、業者に取り付けを依頼するのがおすすめです。

カーナビの取り付けには、専門知識や技術だけでなく、複数の道具をそろえる必要があります。業者に取り付けを依頼するのは自分で取り付けるよりコストはかかりますが、経験豊富な整備士が取り付けることで作業時間を大幅に節約できます。

また、多くの業者が取り付けに関する保証を提供しているため、万が一のトラブルや不具合が生じた際も安心です。

とくに、メンテナンス初心者が苦手とする配線や機器の取り付けの誤りは、カーナビの故障や動作不良の原因になるため、自信を持って取り付けられる人以外は業者に取り付けを依頼しましょう。

2.カーナビを自分で取り付ける方法

カーナビ(イメージ)

カーナビを自分で取り付ける方法をご紹介します。

なお、紹介する方法はダッシュボードの上に載せる「オンダッシュタイプ」ではなく、ダッシュボードの中に組み込む「インダッシュタイプ(オーディオ一体型)」になります。

(1)取り付けに必要な道具

カーナビの取り付けに必要な道具は以下のとおりです。

・内張りはがし
・スパナ
・ドライバーセット
・ボックスドライバーやラチェットレンチ
・プライヤー
・絶縁テープ
・養生テープやマスキングテープ
・結束バンド
・新しいカーナビ(ハーネスキット)

なお、業者に依頼した場合の作業時間は2〜3時間程度ですが、自分で取り付ける場合は道具の準備を含めて3倍程度の時間が必要となります。

そのため、自分で取り付ける場合は作業時間の確保も重要です。

(2)取り付ける手順

カーナビを自分で取り付ける手順をご紹介します。

①車を安全な場所に停める

カーナビの取り付けは、長時間かかる作業になります。作業中の運転は危険なため、作業時間を確保したうえで車を平坦で安全な場所に停め、エンジンを停止させましょう。

②バッテリーのマイナス端子を外す

ボンネットを開け、スパナでバッテリーのマイナス端子を外します。ボンネットは、運転席右下にあるレバーを引くことで開けられます。

マイナス端子を接続したままでも作業できますが、作業中に配線をショートさせた場合は車両やカーナビを壊してしまうため、念のために外しておきましょう。外したマイナス端子の先端には絶縁テープを貼ります。

③ダッシュボードパネルを養生する

ナビ周りのダッシュボードパネルを外した際に、パネルやパネル周辺を傷つけたり、塗装を剥がしたりしないように養生テープやマスキングテープで保護します。

④ダッシュボードパネルを取り外す

ナビ周りのダッシュボードパネルを取り外します。

一般的なパネルはツメではめ込むように固定されていることが多いため、内張りはがしを使って、ツメを折らないようにゆっくりと取り外しましょう。

グローブボックス、ピラーの内張りなど外せるものは外しておくことで、配線の取り回しなど作業がやりやすくなります。

⑤カーナビを取り外す

古いカーナビが取り付けられている場合、カーナビを固定しているネジをドライバーで外します。固く締まっている場合が多いため、ネジ穴を潰さないようにしっかり力を入れて緩めてください。ボックスドライバーやラチェットレンチなど、しっかり力をかけられる道具があると安心です。

カーナビを手前に引き出し、カーナビに接続されている配線をすべて外したらカーナビを取り外しましょう。配線が裏で引っかかって引き出しにくい場合もあるため、車内に傷をつけないように確認しながら引き出しましょう。

⑥アンテナやGPS、マイクを貼り付ける

ダッシュボードパネルとカーナビを取り外したら、新しいカーナビのアンテナやGPS、マイクを貼り付けます。貼り付け場所のほこりや汚れはきれいに拭き取り、清潔な状態にしておきましょう。

アンテナやGPS、マイクの取り付け場所はカーナビによって異なるため、取扱説明書を確認してください。

⑦フロントピラーに配線を隠す

フロントピラー(イメージ)

内張りはがしでフロントピラーを外し、結束バンドで束ねたアンテナとGPSの配線を隠しましょう。

フロントピラーの下側から出ている配線は、ダッシュボードの隙間から下に這わせて通します。下まで這わせたら、グローブボックスを外して、ダッシュボードの奥からカーナビのスペースへ配線をとおします。

⑧カーナビにハーネスをつなぐ

カーナビにブラケット(カーナビを固定する金具)を装着後、カーナビに付属しているオーディオハーネス(先端にコネクタがついたもの)を車両側に取り付け、カーナビにつけられているハーネスと同色のコードをつなぎます。

多くのケーブルがありますが、ケーブルは色分けされているため、同色のケーブルを見つけて間違えずにつなぎましょう。あわせて、車速・パーキング・リバースハーネスをつなぎます。すべてのケーブルをカーナビにつないだら、アース線をつなぎます。

長すぎて余っているケーブルは、結束バンドでまとめましょう。

⑨カーナビを取り付ける

カーナビをダッシュボードに固定する前に、はじめに外したバッテリーのマイナス端子をつなぎ直し、カーナビが適切に動くかを確認しましょう。

カーナビが正常に動いたら、ダッシュボードに固定します。

⑩ダッシュボードパネルを取り付ける

最後に、取り外したダッシュボードパネルを取り付けたら作業終了です。養生テープやマスキングテープをはがしましょう。

3.カーナビの取り付けを業者に依頼する際の費用相場

繰り返しになりますが、カーナビの取り付けには配線や内装など車に関する専門知識や技術が必要です。さらに、自分で取り付ける場合は業者の2〜3倍程度の時間を要すため、自信を持って取り付けられる人以外は、ディーラーやカー用品店などの業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼する場合の費用は、業者でカーナビを購入するか、カーナビを持ち込むかによっても異なりますが、おおよそ15,000〜50,000円(工賃のみ)になります。

基本的には、カーナビ持ち込みで取り付けを依頼するより、業者で購入し、取り付けまで依頼するほうが工賃は安く抑えられるでしょう。工賃込みでカーナビを販売している場合もあります。

4.カーナビに関することはグーネットピットにお問い合わせください

カーナビを取り付けるには、車に関する専門知識や技術が必要です。整備士並みの知識や技術を持っていない人が取り付けると、取り付け方を誤ってカーナビが正常に動かない、保証対象外になる、長時間作業になる恐れがあります。

そのため、カーナビの取り付けに疑問や不安があり、自信を持って取り付けられない場合は、業者に依頼することをおすすめします。

グーネットピットでは、ニーズにあわせたカーナビのご紹介からカーナビの取り付けまで丁寧に対応しています。自分で取り付ける場合のお悩みについてもお受けしていますので、ぜひお近くの整備工場にお問い合わせください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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