パーツ取付・交換
更新日:2024.05.27 / 掲載日:2024.05.24

サイドミラーは自分で交換できる?交換手順や費用相場を網羅的に解説

サイドミラーは安全運転において重要な部品で、故障したままの走行は保安基準不適合となる恐れがあるため、すぐに修理や交換する必要があります。

とはいえ、修理や交換には費用がかかるため、自分で作業し工賃を抑えたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

この記事では、サイドミラーを自分で交換できるのか、交換手順や必要な道具を解説しています。業者に依頼する際の費用相場も紹介していますので、ぜひご覧ください。

1.サイドミラーは自分で交換できる?

サイドミラー(イメージ)

サイドミラーの故障の程度や交換部品、作業者が持つ専門知識、経験などによって自分で交換できる場合があります。

ただし、サイドミラーの故障や取り付け不備などによって、道路運送車両の保安基準第44条 後写鏡等の要件を満たさない場合は、整備不良車に該当します。そのため、整備士並みの知識や技術、経験がない人は業者に依頼するのがおすすめです。

たとえば、サイドミラーカバーの軽い擦り傷の場合はコンパウンドやタッチペンで傷を目立たなくできるため、自分でも修理できるでしょう。

サイドミラー(鏡のみ)やサイドミラーカバー、サイドミラー本体の交換には、パーツの脱着や配線の取り外しが必要になるため専門知識が求められます。自分で交換することで工賃は抑えられますが、一度分解すると適切に復元できるまで走行できません。

自分で交換できなかった場合、専門業者の工場まで運転できなくなるため、交換作業に自信がある人以外は専門業者に依頼するのがよいでしょう。

2.サイドミラーを自分で交換する方法

サイドミラーを自分で交換する方法をご紹介します。

(1)サイドミラーのみを交換する手順

割れたサイドミラー(イメージ)

サイドミラーを交換する手順は以下のとおりです。サイドミラーのみを交換する場合は、マイナスドライバー、または内張り剥がしのヘラとタオルなどが必要になります。

①作業スペースを確保する

作業スペースを確保するためにサイドウィンドウを開け、サイドミラーは上方向へ目一杯傾けた状態にします。

②ミラーを取り外す

ミラーは、サイドミラー本体部分に爪4カ所で固定されています。

ミラーを上側へ傾けたことで開いた下側のスペースにタオルなどを巻いたドライバーを入れて、テコの原理でドライバーをこじり、ミラーの下側2カ所の爪を取り外してください。

ミラーの上側2カ所の爪はサイドミラー本体に刺さっているだけのため、ミラーを下側方向へスライドし取り外します。

また、取り外す際はミラーが落ちないように手で押さえながら作業しましょう。

なお、ミラーを取り外す力が強すぎると爪が割れてしまう恐れがあるため、ゆっくりと外してください。とくに、冬場などの気温が低い時期は割れやすくなっているため、ドライヤーを使って温めることで割れるリスクを下げられます。

③ミラーを取り付ける

ミラーを取り付けるには、まずミラーの上側2カ所の爪をサイドミラー本体のスリット(穴)に差し込んでから、下側2カ所の爪をサイドミラー本体に押してはめ込みましょう。

正常に取り付けられたときは、押してはめ込んだ瞬間に「パチン」と音が鳴ります。

④動作を確認する

ミラーを取り付けたらサイドミラーを上下左右に動かし、ミラーが固定されているか、適切に動くかを確認しましょう。

(2)ミラーカバーを交換する手順

ミラーカバーを交換する手順をご紹介します。ミラーカバーを交換する際は、マイナスドライバー、またはラジオペンチを用意しておきましょう。

なお、ミラーカバー内部には複数の配線などがとおっています。もし、配線などを傷つけてしまった場合はミラーカバー代以上の修理費用が発生するため、繰り返しになりますが業者に交換を依頼することをおすすめします。

①ミラーを取り外す

ミラーカバーは、サイドミラー本体に数カ所の爪で取り付けられています。そのため、ミラーを取り外してから、爪を外す必要があります。

②ミラーカバーの爪を外す

ミラーを外したら、4〜6カ所(一般的には右上と左上、左下)ある爪をマイナスドライバーやラジオペンチで閉じて外します。

適切な工具がない場合は、指で押しながら外してください。押す力が強すぎたら爪が破損してしまうため、力加減には注意しましょう。

③ミラーカバーを取り付ける

外した逆の手順で新しいミラーカバーを取り付けます。

(3)サイドミラー本体を交換する手順

サイドミラーを交換する方法は車種によって異なりますが、多くの車種はドアの内張りをすべて剥がし、配線やパーツを外す必要があります。

サイドミラー本体を交換する手順の概説は以下のとおりです。

1.サイドミラーを交換する側のドアについてあるネジ(ドアハンドルやコインポケットなど)を外す
2.内張り剥がしを使い、ドアの内張りを剥がす
3.サイドミラーがつながっている配線を外す
4.サイドミラーを固定しているボルトを外す
5.新しいサイドミラーを取り付ける
6.ボルトを締めて、サイドミラーに配線をつなぐ
7.サイドミラーの動作を確認する
8.内張りを再度取り付ける

サイドミラー本体の交換作業は非常に難易度が高く、適切に交換できなければ保安基準不適合となるため、整備士並みの知識があり、自信を持って交換できる人以外は業者に依頼しましょう。

3.自分で交換が難しい場合は業者に依頼しよう

サイドミラーカバーの浅い傷は、コンパウンドやタッチペンを使えば比較的簡単に補修できます。

しかし、サイドミラーやミラーカバー、本体を交換する場合は、部品や内張り、配線を外す必要があるため、専門的な知識と経験、道具が必要になります。

そのため、これらの交換は専門業者に依頼するのがよいでしょう。

(1)業者に依頼する際の費用相場

交換にかかる費用の目安は、以下のとおりです。

・サイドミラー:5,000〜15,000円
・サイドミラーカバー:5,000〜15,000円
・サイドミラー本体:20,000〜50,000円

ただし、交換する部品や車種、依頼する業者によって費用は変動します。そのため、依頼する際は複数の業者から見積もりを取り、部品や作業内容を比較することが重要です。

(2)業者を決める際のポイント

依頼する業者を決める際は以下のポイントをチェックしましょう。

1. 評判や口コミ

愛車の修理を安心して依頼するために、業者の評判や口コミを事前に確認しましょう。これらは、口コミサイトやレビューサイトで確認できます。ただし、信ぴょう性に乏しい口コミなどには注意してください

2. 保証の有無

業者によって、交換した部品の保証を一定期間設けている場合があります。保証期間内であれば、サイドミラーの不具合が生じた際に無料で修理や交換を受けられるため、重要なポイントです

これらのポイントをもとに、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。

4.サイドミラーに関することはグーネットピットにお任せください

サイドミラーは車体の側面に取り付けられているため、狭い道などを走行した際に擦ったり、ぶつけたりしやすい部品です。また、最近の車は電動で開閉する仕様が多いため、電気系のトラブルによって不具合が発生する場合もあります。

ただし、サイドミラーの交換作業は難易度が高く、整備士並みの知識や経験がなければ、自分で交換するのは難しいでしょう。取り付け方法を誤ってしまった場合、安全運転を損なうだけでなく、整備不良車にも該当します。

そのため、自分で交換するのが難しい人は、グーネットピットでお近くの整備工場に任せてみてはいかがでしょうか。お車の状況を確認し、必要な部品の手配から交換作業を丁寧におこないます。

豊富な知識と経験を持つ整備スタッフがご要望に合わせて適切に対応いたしますので、まずは以下のページからお近くの整備工場にお問い合わせいただけたら幸いです。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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