パーツ取付・交換
更新日:2024.07.19 / 掲載日:2024.07.08
スパークプラグが燃費に与える影響とは?交換目安やおすすめ商品を紹介


スパークプラグは、ガソリン車の燃費に大きな影響を与えている部品です。スパークプラグが劣化すると燃費が悪化するため、定期的に交換する必要があります。
この記事では、スパークプラグが燃費に与える影響と交換目安、おすすめ商品を紹介しています。
自分で交換する方法や業者に依頼する方法も紹介していますので、燃費が悪化したと感じる人にご覧いただけると幸いです。
1.スパークプラグが燃費に与える影響
スパークプラグはエンジンの性能に直結しており、燃費にも大きな影響を与えています。
スパークプラグとは、エンジンを動かすために燃料と空気が混ざった混合気に火花を飛ばし、爆発を起こすパーツです。爆発によってエンジン内部のピストンは上下運動を開始し、クランクシャフトが上下運動を回転運動に変えてタイヤに伝えることで車は動きます。
爆発を起こすには、強い火花を混合気に飛ばすことが重要です。火花は、スパークプラグの中心電極と外側電極(接地電極)の間に電流が流れることで発生します。しかし、使い続けるうちにスパークプラグの電極は消耗して電極の先端が丸くなるため、火花が弱くなり飛びづらくなります。
火花が弱くなると混合気への点火がうまくいかず、混合気の燃焼効率が悪くなるため、エンジンの出力が低下して燃費悪化につながります。
2.スパークプラグの交換目安と症状

劣化したスパークプラグは燃費悪化だけでなく、エンジンの始動不良やアイドリング不調、加速性の悪化、最悪の場合はエンジンがかからなくなる恐れがあります。
そのため、使用期間や走行距離をもとに交換することが重要です。
(1)スパークプラグの交換目安
スパークプラグの交換目安は、「使用期間3〜5年」、または「走行距離15,000〜20,000km」になります。ただし、目安は一般的なものであり、スパークプラグの種類や車種によって異なります。
スパークプラグの種類 | 普通自動車 | 軽自動車 | 二輪車 |
---|---|---|---|
レジスタープラグ | 20,000km | 10,000km | 5,000km |
グリーンプラグ | 20,000km | 10,000km | 5,000km |
多極プラグ | 20,000km | 10,000km | 5,000km |
白金・イリジウムプラグ | 100,000km | 70,000km | 20,000km |
レース用プラグ | 10,000km | 5,000km | 2,000km |
(2)スパークプラグの寿命が終わりに近づくと増える症状
スパークプラグが受ける負担が大きいほど、劣化スピードは早まります。
スパークプラグの寿命が近づいたら火花は弱くなり、以下のような症状が増えてくるため、これらの症状が頻繁に出てきたら交換することをおすすめします。
1.エンジンがかかりにくくなる
2.アクセルを踏んでから加速するまでのタイムラグを感じやすくなる
3.アイドリング中に異音が聞こえたり振動を感じたりする
4.坂道や追い越しなど、負荷がかかるときに力が出にくくなる
ただし、これらの症状はスパークプラグ以外が原因の可能性もあります。交換しても症状が改善しない、原因がわからない場合は、ディーラーや整備工場などの業者に相談しましょう。
3.スパークプラグを選ぶ際のポイント2つ
自分の車に合ったスパークプラグを選ぶことで、燃費の向上やエンジンの長寿命化を期待できます。そこで、新しいスパークプラグを選ぶ際のポイントを2つご紹介します。
1.使用環境(自分の車)に合わせて選ぶ
2.業者推奨のものを選ぶ
詳しくは下記の記事で紹介していますので、こちらをご覧ください。
4.おすすめのスパークプラグメーカーと商品
スパークプラグを販売しているメーカーは多くあるなか、日本の車に用いられているスパークプラグは、ほとんどがNGKかDENSOになります。
NGKとDENSOのスパークプラグは信頼性と耐久性が高く、性能が安定していることから多くの自動車メーカーの純正部品に採用されています。
下記の記事では、NGKとDENSOのスパークプラグの特徴と主要プラグを紹介しています。他にもおすすめ3社の特徴と商品も紹介していますので、スパークプラグをお探しの方はぜひご覧ください。
なお、車との適合情報は、車両情報をもとに販売メーカーの検索ページで確認できます。
【参考】
・NGK:スパークプラグ適応品番検索
・DENSO:スパークプラグの品番検索
適合情報を確認する際は車両情報が必要になりますので、以下の3つの情報を事前に確認しておきましょう。
・メーカー:車検証から調べる
・車種:メーカーカタログなどで確認する
・型式:車検証から調べる
車種や走行状況に合った、適切なスパークプラグを知りたい場合は、ディーラーやカー用品店などの業者に相談することをおすすめします。
5.自分でスパークプラグを交換する方法
スパークプラグの交換には、専門知識と技術、複数の道具が必要になります。手間はかかりますが、道具の準備や作業手順を十分に理解すれば自分でも交換できます。
(1)交換に必要な道具
スパークプラグを交換する際は、以下の道具を準備しましょう。
・新しいスパークプラグ
・プラグレンチ
・ブラシ(汚れを落とす用)
・作業用手袋
プラグレンチについては、下記の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。
(2)スパークプラグの交換手順
スパークプラグを交換する際のおおまかな交換手順は以下のとおりです。
1.安全な場所でエンジンを停止させ、冷えるのを待つ
2.イグニッションコイルを外す
3.レンチを使って古いスパークプラグを外す
4.新しいスパークプラグをゆっくりとはめ込み、手で仮締めする
5.レンチを使って締め付ける
6.イグニッションコイルを取り付ける
紹介している手順は一般的なものであり、車種によって作業内容や手順が異なるため、交換に自信がない人は業者に依頼するのをおすすめします。
6.業者にスパークプラグの交換を依頼する場合

業者に交換を依頼する場合の費用相場と、業者を選ぶポイントをご紹介します。
(1)業者に交換を依頼する場合の費用相場
スパークプラグの交換を業者に依頼する際の費用は、10,000円程度(プラグ代含む)が相場になります。ただし、スパークプラグの種類や車種によって費用は変動するため、事前に見積もりを取ることが重要です。
業者によっても交換費用に差があるため、複数の業者から見積もりを取り、費用と内容を確認することをおすすめします。
(2)依頼する業者を選ぶポイント
スパークプラグの交換を初めて業者に依頼する際は、まずは信頼できる業者を探すことが重要です。
自分が住んでいる地域の自動車修理業者を検索し、口コミサイトなどで業者の修理実績や評価を確認しましょう。業者のWebサイトでは、スタッフの保有資格や専門性などを公開している場合もあります。
依頼する業者の候補を挙げたら、実際に担当者と話して以下のポイントを確認し、納得でき信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
業者を選ぶ際に確認するポイント |
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1.スパークプラグに関する知識が豊富か 2.料金や作業内容の説明がわかりやすいか 3.サポート体制が整っているか |
7.スパークプラグに関することはグーネットピットにお任せください
スパークプラグは、ガソリン車が走るためには欠かせない部品です。エンジン性能に直結しており、愛車や走行状況に適したスパークプラグは燃費の向上にも貢献します。
しかし、劣化したスパークプラグは点火不良を起こし、燃費の悪化だけでなく、エンジンの始動不良やアイドリング不調、最悪の場合はエンジンがかからなくなる恐れがあります。
そのため、燃費を向上させたい場合や燃費の悪化が気になる場合は、スパークプラグの交換を検討しましょう。しかし、商品が多くて適切なものがわからない人や、自分で交換する自信がない人は多いでしょう。
その場合は、グーネットピットにお任せください。愛車のエンジンやスパークプラグの状況を確認し、適切なものをご提案します。
専門知識を持ったスタッフがご提案から交換まで丁寧に行いますので、安心して任せられます。まずは、下記のページからお近くの整備工場を検索してみてはいかがでしょうか。