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パーツ取付・交換
更新日:2024.07.24 / 掲載日:2024.07.11

ウィンカーランプの交換方法|取り付け場所ごとにわかりやすく紹介

ウィンカーランプは車の前方と側面、後方の3カ所に取り付けられています。もし、ウィンカーのバルブが切れて点滅しなくなったら、車線変更や右左折の際にほかの運転者に意図が伝わらないため、大変危険です。

バルブ(電球)の寿命が近づいたら、ウィンカーの点滅が早くなる仕組みになっているため、点滅が早まったらバルブを交換しましょう。

この記事では、ウィンカーランプの交換方法を取り付け場所ごとにわかりやすく解説しています。

1.ウィンカーランプの取り付け位置

ウィンカーランプは主にフロント、サイド、リアの3カ所に取り付けられています。

(1)フロントウィンカー

フロントウィンカー(イメージ)

フロントウィンカーは車の前方に取り付けられており、バンパーについているタイプとヘッドライトユニットと一体になっているタイプがあります。

バンパーについているタイプの場合、比較的簡単に交換できますが、ヘッドライトユニットと一体の場合はヘッドライトの取り外しが必要になるため、交換作業に手間がかかります。

(2)サイドウィンカー

サイドウィンカー(イメージ)

サイドウィンカーは車の側面に取り付けられており、多くの場合はフェンダーやサイドミラーについています。

フェンダーについている場合、交換方法はシンプルで専用工具を使いません。ソケットに差し込まれているだけのため、交換する際はバルブ(電球)を引き抜いて、新しいバルブを差し込むだけです。

サイドミラーについている場合、ミラーを分解して交換する必要があるため、難易度が少し上がります。

(3)リアウィンカー

リアウィンカー(イメージ)

リアウィンカーは車の後方に取り付けられており、リアバンパーについているタイプや、テールランプユニットと一体になっているタイプがあります。

車種によって交換方法は異なりますが、多くの場合はリアバンパーやテールランプユニットを取り外す必要があります。

2.フロントウィンカーの交換手順

フロントウィンカーの交換手順をご紹介します。

交換手順は、車種やメーカーによっても異なりますが、ここではフロントのバンパーにつくタイプと、ヘッドライトユニットと一体になっているタイプの一般的な手順を紹介しています。

交換に必要な道具
・スタッピドライバー(プラス)もしくは柄の短いドライバー
・配線ドライバー(マイナス)
・内張外し
・8mmのソケット、もしくはT型レンチ

交換後は、ウィンカーの動作確認も忘れずに行いましょう。

(1)フロントのバンパーに付くタイプ

フロントのバンパーにつくタイプの交換手順は以下のとおりです。

1.まずは、車を安全な場所に停止させエンジンを切りましょう。

2.次にウィンカーユニットを取り外します。
固定しているネジをドライバーで外し、ウィンカーユニットをバンパーから取り外します。

3.ウィンカーレンズ(透明やオレンジ色の部分)がウィンカーユニットに固定されているため取り外しましょう。
多くの場合は、ウィンカーユニットの裏側からネジで固定されています。

4.ウィンカーユニットからソケットを取り外します。
バルブの先端を掴んで反時計回り(左回り)に回転させるとロックが外れ、ソケットを取り外せます。

5.古いウィンカーバルブを取り外します。
ウィンカーに使われるバルブにはT20とS25がありますが、T20の場合はソケットからバルブを引き抜くことで取り外せます。
S25の場合はバルブの口金にピンがあるため、少し回転させながら引き抜くことで取り外せます。

6.新しいウィンカーバルブを取り付けます。
バルブの取り付けは差し込むだけで完了です。なお、ウィンカーバルブには透明とオレンジ色の2種類があり、それぞれソケットに取り付ける際のツメの形状が異なります。
そのため、透明のバルブからオレンジ色のバルブに交換したり、オレンジ色のバルブから透明のバルブに交換したりはできません(バルブによっては互換性がある)

7.バルブ交換後は必ず動作確認し、フロントウィンカーが正常に点滅することを確認しましょう。

8.ウィンカーの動作に問題がなければ、ウィンカーレンズを元通りに取り付け、バンパーに装着したら作業完了です。

(2)ヘッドライトユニットと一体のタイプ

ヘッドライトユニットと一体になっているタイプの交換手順をご紹介します。

ヘッドライトユニットと一体の場合、ヘッドライトの裏側から交換します。裏側から交換する場合はタイヤハウス内から交換したり、ヘッドライトを取り外したりする必要があるため、交換作業に手間がかかります。

ここでは、タイヤハウス内から交換する方法をご紹介します。

1.まずは、車を安全な場所に停止させたらハンドルを切り、作業スペースを確保したらエンジンを切りましょう。
作業スペースを確保できない場合は、ジャッキアップしタイヤを取り外したら作業しやすくなります。

2.タイヤハウスカバー(黒いカバー)を取り外します。
タイヤ側に2カ所、バンパーの下側2カ所にあるクリップを外すと、タイヤハウスカバーが外れます。クリップを外す際は、内張剥がしやマイナスドライバーを使いましょう。
タイヤハウスカバーは全部取り外さなくても、作業スペースがあればバルブを交換できます。

3.ソケットと配線カプラーを取り外します。
タイヤハウスカバーを取り外し、ヘッドライトを裏側から見るとソケットと配線カプラーを確認できます。バルブの先端を掴んで反時計回り(左回り)に回転させるとロックが外れ、ソケットと配線カプラーを取り外せます。

4.フロントバンパーにつくタイプと同じ方法で、古いウィンカーバルブを取り外し、新しいウィンカーバルブを取り付けます。

5.新しいバルブを取り付けたら、フロントウィンカーの動作を確認します。
ウィンカーの動作に問題がなければ、取り外した際の逆の手順でソケットと配線カプラーを取り付けましょう。

6.最後に、タイヤハウスカバーを取り付けたら作業完了です。

3.サイドウィンカーの交換手順

サイドウィンカーの交換は、車体からウィンカーユニットを外し、レンズを外したらバルブを交換するだけです。

サイドウィンカーはレンズのツメで固定されてはまっているだけのため、レンズ全体を後方にずらしながらツメを外しましょう。ツメを外したら、持ち上げることで取り外せます。

車種によっては、プラスネジが取り付けられている場合があるため、その場合はプラスネジを外してください。

バルブはソケットに差し込まれているだけのため、バルブを引き抜き、新しいバルブを差し込みます。

サイドウィンカーの動作を確認し、ウィンカーユニットを車体にはめ込んだら交換完了です。

サイドミラーについている場合、交換するにはミラーを分解しなければいけないため、交換は業者に依頼しましょう。

4.リアウィンカーの交換手順

リアウィンカーを交換するには、テールランプユニットを取り外す必要があります。

車種によってはタイヤハウス内から交換もできますが、ここではテールランプを取り外して交換する方法をご紹介します。

交換に必要な道具
・スタッピドライバー(プラス)もしくは柄の短いドライバー
・配線ドライバー(マイナス)
・内張外し
・8mmのソケット、もしくはT型レンチ

以下は交換手順です。

1.テールランプユニットを留めているボルトを取り外します。
リアハッチを開けたら、リアハッチの横側または下側にテールランプを留めているボルトがあります。ボルトカバーがある場合は、内張剥がしやマイナスドライバーで外し、レンチでボルトを取り外します。

2.ボルトをすべて取り外したら、テールランプユニットを横方向に引っ張るように取り外します。
固定されているため取り外しにくい場合があります。無理な力で引っ張ると破損する恐れがあるため、両手で取り外してください。また、テールランプユニットの裏側には多数の配線があるため、引きちぎらないように注意しましょう。

3.テールランプユニットからソケットと配線カプラーを取り外します。
バルブの先端を掴み、左回りに回転させることでソケットと配線カプラーは取り外せます。

4.古いウィンカーバルブを取り外します。
バルブの取り外し方は種類によって異なりますが、T20の場合は、ソケットからバルブを引き抜くだけで取り外せます。
S25の場合は少し回転させながら引き抜きましょう。

5.新しいウィンカーバルブを取り付けます。
バルブの取り付け方はフロントウィンカーと同じく、差し込むだけになります。

6.テールランプユニットを再度取り付けます。
リアウィンカーの動作を確認し、問題がなければテールランプを取り外した逆の手順で取り付けましょう。
なお、固くて取り付けづらい可能性があるため、両手で軽く押し込んでから、力を入れて一気に奥まではめ込みましょう。

上記とは別タイプで、メンテナンス用に車内の内張りが一部外せるようになっている車種があります。その場合は、メンテナンス用の内張りを外し、そこからバルブを交換できます。

5.ウィンカーランプの交換を業者に依頼する場合

サイドミラーについているウィンカー(イメージ)

ウィンカーランプを交換する時間や道具をそろえる時間がない人、交換に不安がある人は業者に依頼するのがおすすめです。

ウィンカーランプを交換する際の費用相場(1灯あたり)は以下のとおりです。

・フロントウィンカー:1,500〜3,000円
・サイドウィンカー1,000〜2,000円
・リアウィンカー1,500〜3,000円

ただし、バルブの種類や車種によって費用は変動します。とくにLEDウィンカーに交換する場合は、バルブ代が高額になるでしょう。

また、ハロゲン球からLED球に交換する場合、抵抗の違いから点滅回数が早くなります。点滅が早くなることをハイフラといい、保安基準不適合となるため、追加で抵抗を入れる必要があります。

業者によっては持ち込み部品の交換に対応していない場合があります。もし、自分で部品を用意する場合は持ち込みが可能かを事前に確認しましょう。

6.ウィンカーランプの交換はグーネットピットにお任せください

ウィンカーランプの交換は、取り付け位置によって手順が異なるため、交換難易度はさまざまです。さらに、車種やバルブによっても手順は異なり、誤った力加減で作業すると部品が破損する恐れがあります。

そのため、メンテナンス初心者や自分で交換するのが不安な人はぜひグーネットピットをご利用ください。

グーネットピットでは、お近くの信頼できる整備工場を簡単に見つけられるため、業者を探している人にご利用いただけると幸いです。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
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