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更新日:2024.09.30 / 掲載日:2024.09.25
ドラレコの駐車監視機能とは?おすすめ商品や選び方、取り付け方などを解説

ドライブレコーダー(ドラレコ)は、事故やトラブルの際の証拠映像を記録してくれる車載機器として広く普及しています。さらに、最近では走行中だけでなく、駐車中の駐車監視機能にも需要が集まっています。
駐車中の様子を録画することで、駐車中に発生した当て逃げや盗難などの被害状況を記録できるため、証拠がなくて泣き寝入り……といった事態を避けられるのです。
この記事では、駐車監視機能付きドラレコのおすすめ商品、選び方、取り付け方法などを解説していますのでぜひご覧ください。
1. ドラレコの駐車監視機能とは
ドライブレコーダー(ドラレコ)の駐車監視機能は、駐車中でもカメラが作動し続け、周囲の状況を記録する機能です。
この機能により、駐車中に起こる以下のような出来事に対して役立ちます。
・当て逃げ
・車上荒らし
・いたずら行為
駐車監視機能があることで、駐車中の不安を軽減し、万が一の際の証拠確保にもなるため、人気のある機能です。
2. 【おすすめ】駐車監視機能付きドラレコ5選び
駐車監視機能付きドラレコのおすすめの商品を知りたい人向けに、今回は高性能で使いやすい5つの製品をご紹介します。
1.Yupiteru|marumie Y-3100
2.カーメイト d’Action 360|DC4000R
3.COMTEC|ドライブレコーダー ZDR036
4.KENWOOD|DRV-C770R
5.パイオニア|VREC-DH301D
(1)Yupiteru|marumie Y-3100

marumie Y-3100の主な特徴は、標準装備の駐車監視機能で愛車を24時間見守り続けてくれる点です。
エンジンを切ると自動で駐車監視モードに切り替わるため、面倒な設定は不要です。3カメラによる360度記録によって、従来の前後2カメラモデルでは捉えきれなかった左右の死角をカバーし、ドアパンチや車上荒らしなどのトラブルも逃さず録画します。
全方位をくまなく記録する広範囲監視で、駐車中の不安を解消できるでしょう。
さらに、後方異常接近警告や車線逸脱警告などの安全運転支援機能、高速録画機能なども充実しています。
(2)カーメイト d’Action 360|DC4000R

DC4000Rは、充実した駐車監視機能を備えた360度ドライブレコーダーです。
最大の特長は、最長48時間の長時間駐車監視に対応している点です。エンジンを切ってからも2日間にわたって車両を見守り続けられるため、長期の駐車時も安心です。
また、「前後録画」「後録画」「前後録画+後録画」といった、3つの監視モードを状況に応じて使い分けることで、バッテリー消費をおさえつつ必要な場面をしっかり記録できます。
(3)COMTEC|ドライブレコーダー ZDR036

ZDR036は、充実した駐車監視機能を備えた前後2カメラ対応の高性能ドラレコです。エンジンオフでも最大24時間の長時間駐車監視に対応しており、動体検知機能も搭載しているため、駐車中の不審な動きも逃さず記録します。
さらに、WQHD約370万画素カメラで撮影するため、万が一、夜間の当て逃げや車上荒らしの際も、高画質映像で証拠を残せます。
また、3.0インチの液晶で録画映像の確認も容易なため、駐車監視中に録画された映像をその場ですぐに確認できる点もおすすめです。
(4)KENWOOD|DRV-C770R

DRV-C770Rの駐車監視機能は、2つの録画モードを搭載しており、ユーザーの使用状況に合わせて選択可能です。
「常時監視モード」では、最長24時間の駐車録画に対応。「衝撃検知録画モード」では、衝撃検知後のみ録画することで消費電力をおさえて、365日24時間監視し続けます。
さらに、水平360°全方位録画に対応しているため、当て逃げや車上荒らしなどの被害を記録でき、ユーザーに安心感を提供してくれるでしょう。
(5)パイオニア|VREC-DH301D

VREC-DH301Dは、別売りのオプションを設定することで、最大12時間監視し、記録してくれます。
駐車中に衝撃を感知すると前後20秒の映像を記録、さらに、8段階調整可能なGセンサーなどの機能によって、誤作動を最小限におさえ、必要な場面のみを確実に記録できます。
また、LEDインジケーターが点灯することで、駐車監視中であることをアピールし、車上荒らしの抑止効果も期待できるでしょう。
3. 駐車監視機能付きドラレコを選ぶ際の3つのポイント
駐車監視機能付きドライブレコーダーを選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
1.カメラタイプ
2.電源供給方法
3.録画方式
順にご紹介します。
(1)カメラタイプ
駐車監視機能をより効果的に活用したい場合は、死角をなくせる360度カメラや、車内も含めて記録できる3カメラがおすすめです。
カメラタイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
360度カメラ | ・前後左右360度、全方位を記録できる ・死角が少ない | 画質が通常のドラレコに比べて劣る |
3カメラ | ・360度カメラに比べて映像の画質がよい ・あおり運転や追突などのトラブルに対応しやすい | 360度カメラと比較して死角がある |
①360度カメラ
360度カメラは、その名のとおり車両の全周囲を記録できるのが特徴です。
360度カメラを搭載したドラレコは、前後左右360度と全方位を記録できるため、死角が少なく、あらゆる方向からの事故やトラブルの証拠をおさえられます。
ただし、360度カメラは、1つのレンズで全方位を記録するため、画質が通常のドラレコに比べて劣る場合があります。とくに、夜間や暗い場所での撮影では画質が低下し、ナンバープレートなどが読み取れない恐れもあるでしょう。
②3カメラ(フロント・車内・リア)
3カメラはフロントカメラで前方の状況を、車内カメラで車内の状況を、リアカメラで後方の状況をそれぞれ記録できます。
360度カメラと比較して死角はあるものの、それぞれのカメラが独立して撮影するため、360度カメラに比べて映像の画質がよいのが特徴です。
なお、車内カメラは、車内でのトラブルや盗難などの証拠を残すのに役立ちます。リアカメラは後方の状況も鮮明に記録できるため、あおり運転や追突などのトラブルにも対応しやすいでしょう。
(2)電源供給方法
駐車監視機能付きドラレコを選ぶ際には、電源供給方法も重要なポイントです。
電源供給方法は、大きく分けて「内蔵バッテリー」「外部バッテリー」「車両バッテリー」の3つの方法があります。
電源供給方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
内蔵バッテリー | ・取り付けが簡単 ・配線の手間が少ない | 録画時間が限られる |
外部バッテリー | ・長時間の録画が可能 ・車両バッテリーへの負荷が少ない | 電源供給用の配線作業が必要 |
車両バッテリー | ・長時間の録画が可能 ・別途バッテリーを購入する必要がない | ・バッテリー上がりのリスクがある ・配線工事が必要な場合がある |
このように、電源供給方法によってメリット・デメリットはさまざまです。自身の使用環境やニーズに合わせて最適なものを選びましょう。
①内蔵バッテリー
内蔵バッテリー搭載型は、ドラレコ本体にバッテリーが内蔵されているため、配線不要で設置が非常に簡単です。
ただし、バッテリー容量に限りがあるため、長時間録画には不向きです。短時間でもよいので、手軽に駐車監視機能を利用したいという人におすすめになります。
②外部バッテリー
外部バッテリーは、ドラレコ本体とは別にバッテリーを搭載するタイプです。
この方式のメリットは、内蔵バッテリーよりも長時間録画が可能になる点です。録画時間が長くなるため、より安心して駐車監視機能を利用できます。
一方、ドラレコ本体に加えて、バッテリーの設置スペースが必要になる点はデメリットといえるでしょう。
③車両バッテリー
車両バッテリーは、車のバッテリーから直接電源を供給するタイプです。車両から直接電源を供給するため、長時間録画が可能というメリットがあります。
しかし、車のバッテリーを消費するため、バッテリー上がりのリスクがある点は注意が必要です。近年ではバッテリー上がり防止機能を搭載したドラレコも増えているため、購入前に確認しましょう。
(3)録画方式
駐車監視機能を搭載したドライブレコーダーには、大きく分けて3つの録画方式があります。
①常時録画
常時録画とは、駐車中の車を常に録画し続ける録画方式です。
たとえば、ショッピングモールの駐車場などで長時間駐車する場合、車が駐車されている間は録画し続けます。
録画忘れや撮り逃しがないのがメリットですが、常に録画しているため、容量やバッテリーを消費しやすいのがデメリットになります。
②動体検知録画
動体検知録画とは、ドライブレコーダーのカメラが人や車の動きを検知した際に、自動的に録画を開始する機能です。
録画は動きを検知してから一定時間記録し、動きがなくなると自動的に停止します。
常時録画のように常に記録し続けるわけではなく、動きを検知した場合のみ録画するため、容量の消費をおさえられます。また、録画データのなかから必要な映像を探しやすくなるのがメリットです。
一方、駐車中に当て逃げされた場合、衝撃が小さくドライブレコーダーが動きを検知できない恐れもあります。
このようなケースでは、肝心の瞬間が録画されないこともあるため、注意が必要です。
4. 駐車監視機能付きドラレコのメリット・デメリット
ドライブレコーダーの駐車監視機能には、多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットもいくつか存在します。
(1)駐車監視機能のメリット
駐車監視機能のメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。
①犯罪を予防できる
ドライブレコーダーが搭載されていることが視覚的にわかれば、犯罪者にとって抑止力になります。
そのため、車上荒らしやいたずらなどの犯罪行為が起きた際の証拠となるだけでなく、犯罪そのものを未然に防ぐ効果も期待できます。
②防犯カメラの代わりになる
ドライブレコーダーの駐車監視機能は、駐車場に設置された防犯カメラの代わりとしても機能します。
駐車場に防犯カメラが設置されていない、あるいは設置されていても死角に入り込んでしまう場合でも、ドライブレコーダーがあれば駐車中の車の周囲を記録できます。
万が一、当て逃げや車上荒らしなどの被害に遭った際に、証拠となる映像を記録できる点が大きなメリットです。
(2)駐車監視機能のデメリット
駐車監視機能のデメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。
①バッテリー上がりの原因になる
駐車監視機能を使う最大のデメリットは、車のバッテリー上がりのリスクが高まることです。
車両バッテリーから電源を供給するタイプは、エンジンが停止している間もドラレコを作動させるため、車のバッテリーを消費し続けます。
そのため、駐車時間が長くなったり、バッテリーの残量が少なかったりすると、バッテリーが上がってしまう恐れがあります。
②バッテリーの劣化が早くなる
駐車監視機能を長時間使用すると、車両バッテリーまたは外部バッテリーに大きな負荷がかかり、バッテリーの寿命を縮める原因になります。
バッテリーの劣化は、駐車監視機能の使用時間や頻度、バッテリーの状態、車の使用状況などによって異なります。そのため、使用時間を必要最低限にする、こまめに充電する、内部・外部バッテリーを使用するなど、使用状況にあわせて検討するとよいでしょう。
5. 駐車監視機能付きドラレコの取り付け方
駐車監視機能付きドラレコは、メンテナンスに関する知識や経験があれば、自分で取り付けることも可能です。
ただし、電源供給用の配線作業が必要な場合は、配線に関する専門知識や専用道具が必要となります。そのため、取り付けに自信がない人は、専門業者に依頼することをおすすめします。
ドラレコを取り付ける方法は、下記の記事でわかりやすく解説していますので、こちらをご覧ください。
6. 駐車監視機能付きドラレコの取り付けを依頼する場合
ドラレコの取り付けを業者に依頼する際の費用は、ドラレコのタイプや取り付け場所、依頼する業者によって異なります。
一般的には10,000〜30,000円程度(本体代除く)が相場になりますが、配線作業の有無などによって、追加で費用が発生する場合もあります。
そのため、取り付け費用を安価におさえたい場合は、事前に複数の業者から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較検討することが重要です。
7. ドライブレコーダーに関することはグーネットピットにご相談ください
駐車監視機能付きドライブレコーダーは、当て逃げや車上荒らしといったトラブルから愛車を守る頼もしい味方です。
しかし、一口にドラレコと言っても、機能や録画方式は製品によって異なります。最適な一台を選ぶためには、ご自身のニーズに合った製品を見つけることが重要です。
取り付けに関しても、製品や車種によって手順が異なるため、車のメンテナンスに不慣れな人や、取り付けに不安を感じる人は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
専門業者による取り付けなら、適切な設置場所の選定はもちろん、配線処理も確実に行ってくれます。安心して愛車を預けられるだけでなく、万が一トラブルが発生した場合でも、相談できるという安心感もあります。
「どこに依頼すれば良いか分からない…」という人は、下記のページから、お近くの整備工場を簡単に見つけられます。