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故障・修理
更新日:2023.06.27 / 掲載日:2023.06.27

プリウスで車中泊はできる?おすすめ理由や快適に過ごせるグッズとは

場所や時間にしばられずに自由な旅を楽しめる車中泊は、近年大きく注目されています。

車中泊と聞いたときに、「イメージする車種はミニバンやワゴン」という人は少なくありません。しかし、実はトヨタの人気車プリウスも、車中泊におすすめの車です。

当記事では、車中泊にプリウスをおすすめする4つの理由を詳しく解説します。また、プリウスで車中泊をする場合に用意しておきたいグッズや、気をつけるべきポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

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プリウスが車中泊におすすめの理由4選

プリウスは車高が比較的低いセダンタイプの車です。そのため、プリウスは車中泊向きの車ではないと感じる人も多いでしょう。

しかし、プリウスに搭載されている装備は車中泊との相性が抜群です。ここでは、プリウスが車中泊におすすめである理由を4つ説明します。

広いスペースを確保できる

車中泊をする際にまず気になるポイントは、車内で横になって寝られるかどうかという点ではないでしょうか。

プリウスは後部座席を格納でき、荷室とつなげて広いスペースを作れます。荷室の容量はZ、Gグレードで410リットルあり、これはスーツケースを2つ並べて収納できるくらいの広さです。

そのためプリウスでは、シートをアレンジすることで、横になって寝るのに十分なスペースを確保できます。そのうえ、格納した後部座席を元の状態に戻すのに必要なのは、レバー操作だけです。

1人でも容易にシートをアレンジできるため、プリウスは一人旅の車中泊におすすめの車といえるでしょう。

電化製品を使える

プリウスには、センターコンソール後部と荷室左側の2ヵ所に、AC100V・1500Wのコンセントが設置されています。コンセントを利用すれば、車両が走行していない状態において、AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電化製品を使用可能です。

スマートフォンやゲーム機の充電はもちろん、小型家電も車内で使えます。例えば、プリウスで利用できるのは以下のような電化製品です。

・ホットプレート
・炊飯器
・ノートパソコン

また、1500W以内に収まる電力であれば、複数の電化製品の同時利用も可能です。

プリウスに搭載されているコンセントは、車中泊の心強い味方といっても過言ではありません。

なお、消費電力は電化製品の種類によって異なるため、使用前には必ず消費電力を確認しておきましょう。

収納スペースが充実している

車中泊では車のなかで過ごす時間が必然的に増えるため、荷物が多くなりがちです。収納スペースは、多ければ多いほど重宝するのではないでしょうか。

プリウスにはさまざまな場所に収納スペースが装備されています。充実した収納スペースを活用することで、持ち物の多い車中泊も安心です。

例えば、運転席と助手席の間にはコンソールボックスが設けられています。フタを閉めた場合、コンソールボックスに入れた荷物は外から見えません。車中泊の際に貴重品入れとして活用してもよいでしょう。

また、プリウスのすべてのグレードで、ドリンクホルダーがフロントドア・リアドア・コンソールボックスに設置されています。

横に倒しておけない飲み物を入れるのはもちろんのこと、小物入れとしても役立つドリンクホルダー。旧型である「E」以外のグレードのプリウスでは、後部座席中央のアームレストにもドリンクホルダーが用意されています。

その他にも、シートバックポケットやグローブボックスなど、プリウスの収納は実に豊富です。

緊急通報システムに対応している

プリウスは、万が一の場合に緊急通報を行なう「ヘルプネット」というシステムに対応しています。ヘルプネットとは、事故や急病時にボタンを押すだけで専用オペレーターにつながるサービスです。

オペレーターが消防や警察に緊急車両などを手配してくれるため、車中泊しているときに車内で動けなくなるような事態が生じた場合でも安心できます。車の位置情報は自動的にオペレーターへ送信されるので、現在地がわからない場合でも焦る必要はありません。

なお、プリウスで緊急通報システムを利用するには、オプションナビの設置や利用開始の操作が必要です。車中泊に出かける前に、ヘルプネットを利用できるかどうかをチェックしておきましょう。

プリウスで車中泊する際におすすめのグッズ

車中泊に適した装備を持つプリウスですが、便利なグッズを用意しておくことで、さらに質の高い車中泊を実現できます。ここでは、プリウスでの車中泊でおすすめしたいグッズを、5つのカテゴリに分けて紹介します。

プライバシーを守るグッズ

プリウスでの車中泊を安心して行なうには、プライバシーの確保が大切です。

カーテン・シェード

車中泊での就寝中に車内の様子が外から見えてしまうことは、防犯上あまり好ましくありません。

とりわけ、人や車の通りが少ないスポットや夜間は、トラブル発生のリスクが高くなります。トラブル防止のために、車用のカーテンやシェードを用意しておきましょう。

カーテンやシェードを取りつけ、車内のすべての窓を目隠しすることで、プライバシーを守れます。布やタオルでの代用も可能ですが、長く使うことを想定すると、高品質のメーカー品を入手しておくのもおすすめです。

また、カーテンやシェードを装着すると、プライバシー保護だけでなく車外の光や冷気を遮ることもできます。

寝心地を良くするグッズ

プリウスで快適に眠るために、2つのグッズをおすすめします。

マット

運転席・助手席を倒したり、後部座席を格納したりすることで広いスペースを作れるプリウスですが、多少の段差ができるのは避けられません。

車中泊の場合、仮眠や就寝の際に、いつもなら気にならないような段差が気になるというケースはよくあります。そこで、できるだけフラットな空間を作れるようマットを準備しておくと便利です。

段差を解消すると体への負担が軽減されるため、快適な休息時間を過ごせます。

寝袋(シュラフ)

キャンプで使用するイメージの強い寝袋ですが、プリウスの車中泊でも役立つグッズです。積み下ろしの容易さや収納性、防湿性、衛生面に優れ、暖かくして眠れます。

さまざまな種類や価格帯の商品が販売されているため、好みの寝袋を探すのも楽しみ方の一つです。

快適に過ごすグッズ

プリウスの車内をより居心地の良い空間にするために、以下のグッズを紹介します。

電気ケトル

プリウスにはコンセントが備えつけられているため、1500W以下の消費電力の電気ケトルを用意すればお湯を沸かせます。ホットコーヒーや味噌汁などの温かいものを車内で口にできると、車中泊がより楽しい時間になるでしょう。

ランタン

カーテンやシェードで窓を目隠しした暗い車内でも、ランタンがあれば読書などをして過ごすことが可能です。

ガソリンや灯油を利用するランタンも売られていますが、火災発生の危険があります。電池や充電式バッテリーで作動するLEDランタンを用意しておくとよいでしょう。

虫よけアイテム

駐車場所や季節によって多少の違いはありますが、車中泊では虫が気になるケースも少なくありません。ドアや窓の開け閉めの際に虫が車内に入らないよう、虫よけアイテムを準備しましょう。

例えば、車内の風通しを良くしながら虫の侵入を防げるメッシュ状の防虫ネットや、防虫効果つきの芳香剤などがおすすめです。

冷温庫

ポータブルタイプの冷温庫は、車中泊時の便利グッズの一つです。例えば、暑いときにはよく冷えたスポーツドリンクを、寒いときには温かいココアを飲むことで、ゆったりとしたひと時を過ごせます。

暑さ・寒さ対策グッズ

車中泊では外気温の影響を受けやすいため、季節ごとの暑さ・寒さ対策が大切です。とりわけ夜間は気温変化が大きい傾向にあるため、暑さ・寒さに備えておきましょう。

冷感パッド

冷感パッドは、省エネルギーで簡単に暑さ対策ができるグッズです。ホームセンターなどで、比較的手に入りやすい価格で販売されています。

速乾性インナーと併せて使えば、清涼感がさらに高まるでしょう。

小型扇風機

車内で電化製品を使えるプリウスでは、車中泊の暑さ対策に小型扇風機を利用できます。エアコンでは冷えすぎてしまう場合でも、扇風機の優しい風であれば体への負担は軽減されます。

カイロ

短時間で発熱するカイロは、車中泊の寒さ対策に適しています。首のうしろや背中などに貼ることで、体全体を効率的に温めることが可能です。

ただし、肌にカイロを直接貼りつけたり、寝袋のなかのような熱のこもる場所で長時間使ったりすると、やけどを引き起こしてしまいかねません。用法を守って使いましょう。

湯たんぽ

湯たんぽは手軽な寒さ対策の一つです。プリウス搭載のコンセントで電気ケトルを使ってお湯を沸かせば、すぐに体を温められます。

電気毛布

膝にかけたり、カーペット代わりに敷いたりして使える電気毛布。着るタイプや電磁波をカットしたものも売られているため、自分に合った電気毛布を探してみるのも楽しいでしょう。

非常時に助かるグッズ

車中泊をしているとさまざまな事態に遭遇することがありますが、グッズを備えておけば安心して過ごせます。

耳栓

サービスエリアで車中泊をしているときに、大型トラックなどのエンジン音が気になるケースがあります。そのような場合には耳栓がおすすめです。

耳栓にはさまざまな種類がありますが、長時間使用することの多い車中泊では、耳が痛くなりにくくフィットしやすいシリコン製のものを選ぶとよいでしょう。

レインブーツ

ゲリラ豪雨が発生した場合、雨が降っている間は車内で過ごせば問題ありません。しかし、雨が止んだあとに、駐車位置によっては水たまりが残ることがあります。

車からの出入りをスムーズにするため、折りたためるタイプのレインブーツを準備しておくのがおすすめです。

消臭・除菌スプレー

車のシートは匂い物質を吸着しやすい傾向があるため、車内で飲み物などをこぼした場合は、すぐに対処する必要があります。特にしょうゆやビールは香りが強いため、消臭・除菌スプレーを用意しておくと安心です。

トイレットペーパー

夜間に多くの車が駐車するサービスエリアなどでは、朝方にトイレットペーパーが品切れになる場合があります。トイレ利用時に困らないよう、トイレットペーパーを1個は持っておきましょう。

車中泊の注意点

車中泊を安全に行なうために、注意したいポイントをいくつか紹介します。

エンジンのつけっぱなしは避ける

車中泊の際、エンジンをつけっぱなしにしておくことは安全面で問題があります。エンジンをかけたままの車内で長時間過ごすと、排気ガスが入り込み、一酸化中毒を引き起こす危険性があるためです。

また、運転席で仮眠する場合は、足が無意識にアクセルに触れたり、レバーを操作したりして、事故の原因となるリスクもあります。

一晩中エンジンをつけたままにすることは避けるようにしましょう。

防犯対策をする

車中泊では、車内への侵入や盗難に対して万全な対策を取ることが大切です。

車内が外から見えないよう窓を目隠ししておくことはもちろん、貴重品やバッグはそのまま車内に置かず、カバーをかけたり収納スペースにしまったりしておきましょう。

暑さ・寒さに備える

暑いときには熱中症・脱水症状、寒いときには低体温症のリスクがあります。車内の温度が適切な状態でない場合、不快感でよく眠れないこともあるでしょう。

季節を問わずに暑さ・寒さ対策グッズを多めに用意するなどして、備えておくことが必要です。

エコノミークラス症候群を予防する

食事・水分をよく取っていない状態で長時間足を動かさないでいると、血行が悪くなり血液が固まりやすくなります。血液が固まってできた血栓が血管を流れ、肺に詰まって呼吸困難などを引き起こす病気が、エコノミークラス症候群です。

エコノミークラス症候群の予防のために、車中泊ではできるだけ広くてフラットなスペースを作り、軽いストレッチやマッサージを行なって血行促進に努めましょう。

また、空気の乾燥や水分摂取不足も血栓が生じやすくなる要因です。濡れタオルなどで湿度を調整し、適度な水分補給を意識してください。

駐車位置に配慮する

車中泊では、「車を停められるならどこに駐車しても良い」というわけにはいきません。駐車場での仮眠は許可されていても、車中泊は認められていない場所も多くあります。

やむを得ないケースを除き、車中泊専用施設「RVパーク」や車中泊用のシェアリングスペース、オートキャンプ場などに駐車しましょう。

プリウスで車中泊を楽しもう

トヨタのプリウスはシートのアレンジによって広いスペースを確保でき、コンセントや豊富な収納スペースを利用できるため、車中泊におすすめの車です。

マットや寝袋、電気ケトルなどのグッズを事前に準備しておくと、プリウスでの車中泊がより快適なものとなります。

車中泊を実施する際には、防犯や暑さ・寒さへの対策も欠かせません。また、体への負担を軽減するために、水分補給やストレッチも重要です。

注意点をしっかり押さえながら、プリウスでの楽しい車中泊をぜひ検討してみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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