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故障・修理
更新日:2024.06.14 / 掲載日:2023.09.27

DATSUN「フェアレディ」再起動!!【VOL.34】

ボディ周りの難題が解決したのもつかの間、エンジンの細かな不具合が続々と発生……。とはいえ、ハリー山崎は「まあ、こんなもんです。問題なし」とどこ吹く風です。そんな状況の中、敢行した試運転で、あのボロボロだったフェアレディちゃんが見事な勇姿(?)を……。少し涙が出そうになったのは内緒です。

●文&写真:ハリー山崎

エンジンを吹かすと調子が良い瞬間もあるので、カム周辺の組み付けのミスもなさそう。ただアイドリングの回転がまったく安定しないので、このままの状態では車検を取るのは難しい…。
アイドル回転が安定せず、実習棟に「パーン」と響き渡る激しい爆発音。学生さん達にとって本物の「アフターファイヤー」と「バックファイヤー」の違いを体験できる良い実習教材車両?ではあるが、サーキットデビューはまだまだ難しい。エンジン本体の問題ではないことを祈るのみです……。

家人のクレームもなんのその!細部のチェックを進めていきます

「家中がガソリン臭くなる」こんな家人からの苦情もありますが、成功のためにDIY作業に没頭していく。こうして摩耗した部品を見つめ、不具合症状を照らし合わせながら考えていけば解決の糸口は見つかる、と思う。

スロットルシャフトよりも本体側の穴の劣化が問題っぽい

エア吸い込みの原因となっていたスロットルシャフト。指で支えている部分には、紙製?のシールが巻き付いているが、弾力もあり劣化している印象は受けない。比較的最近にOHが行われたようにすら見える。

スロットルボディのシャフトが装着される穴の方が摩耗して、ガタつきが発生している模様。専門業者にOHの確認をすると「半年くらい待ってください」と……。ここはなんらかの代替案を考えるしかない。

つまり穴の隙間を防げばOK?Oリングの追加でイケるかも

シャフトの根本にOリングを装着することで、エアの吸い込みを防ぐ方法をネットで見つけた。この方法ではガタそのものは解決しないが試してみる価値はありそう。汎用のOリングを2個装着してみることにする。

シャフトに巻き付いている紙製シールが破れないように注意しながら、シャフトをスロットルボディに組み付ける。もう一方のキャブのシャフトも同様にOリングを装着して、エアの吸い込みを防止する。

Oリングの数を増やすとシャフトの回転が重くなってしまい、リターンスプリングの力だけではスロットルバルブが完全に閉じない可能性が……。そこでOリングやワッシャーで調整しながら装着を行う。

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ライタープロフィール

内外出版/オートメカニック
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