故障・修理
更新日:2022.05.28 / 掲載日:2022.05.27
車を全塗装する手順・DIYの注意点や長持ちのコツ、業者の値段相場など徹底解説

車の塗装は年々質が良くなってはいるものの、永遠に劣化しないわけではありません。経年劣化を起こしてしまった場合は、全塗装が必要になります。また、「愛車のボディカラーに飽きてしまったので塗り替えたい」という方もいるでしょう。
しかし、車の全塗装は、普段の生活のなかではなかなか経験しない作業です。何らかの理由で全塗装が必要になった場合、「DIYでもできるのか?」と疑問に思うのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車を全塗装する手順やDIYの注意点、塗装を長持ちさせるコツなどを解説します。また、全塗装を業者に依頼した際の値段相場や業者選びのポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車を全塗装するメリット・デメリット

車の全塗装にはコストがかかります。DIYの場合は労力もかかるため、塗装後に「やらなければ良かった……」と、後悔することだけは避けたいところです。
実際に車を全塗装する前に、しっかりとメリット・デメリットを把握し、納得したうえで作業に取りかかりましょう。
メリット
新車時の色や輝きに戻る
10年落ちの車など、新車と比べて色があせていることを残念に思う方もいるかもしれません。また、あまり年数が経っていなくても、暖色は色あせてしまうことがあります。
この場合には、全塗装をすることで新車時の色によみがえらせられることができます。
好きな色に変えられる
全塗装をする際、自分の好きなオリジナルカラーに変更できます。オリジナルカラーに塗装すると、車への愛着度が増していくことでしょう。
愛車に乗り続けられる
全塗装にあたっては、多くの手間や費用がかかります。またその後の維持費などを考慮すると、古い車であるならば「新車に買い替えたほうが良いのでは?」と思う方もいるでしょう。
ところが、その車に思い入れがあったり、販売終了で入手が困難だったりなどの理由で、買い替える気持ちにならない方も多いようです。そのようなケースの場合でも、全塗装で外観をメンテナンスすれば、継続して大切な愛車に乗り続けることができます。
デメリット
カラーによって査定額が下がる場合がある
車を売却する際に、塗装のカラーや質によって査定額が下がる場合があります。特に、塗装の質に関しては査定額に反映されやすいため、注意しましょう。
塗装のコストがかかる
車の全塗装には、それなりのコストがかかります。しかし、費用を抑えようとすると塗装の質が低下する恐れがあるため、極端なコストダウンも避けるべきでしょう。
技術力で仕上がりに差が出る
技術力の差で、塗装の仕上がりに問題が出るケースがあります。作業時の不手際により短期間で塗装がはがれてしまったり、カラーにムラができてしまったりすると、再塗装や買い替えなどの事態もありえるでしょう。きれいに塗装を行ない長持ちさせるには、ある程度の技術力と費用・期間が必要です。
車の買い替えも検討している場合は、全塗装のコストも含めて、塗装か買い替えどちらがベストかを、よく吟味することをおすすめします。
車の塗装に必要な道具について

全塗装のメリット・デメリットを理解し、全塗装を行なうことを決めた場合は必要な道具を準備していきましょう。必要な道具は、カー用品店やホームセンターで購入できます。基本的なものとして、以下の道具をそろえておくとよいでしょう。
基本的な道具
耐水ペーパー
水に濡らした状態で使用できるヤスリです。濡らしながら研磨でき、目詰まりを起こしにくい特徴があります。
シリコンオフ
塗装面の汚れや油分を取り除く脱脂剤です。
マスキングテープ
塗料が余計なところまで飛ばないように隠す(マスク)テープです。
プラサフ(プライマー・サフェイサー)
塗装面の凹凸を埋める下塗りです。上から塗る塗料の密着度を高めたり、ボディカラーの発色を良くしたりする効果もあります。
ボディカラー
ボディの色を決める、カラースプレーです。
クリア
ボディカラーの上から塗る仕上げ用の透明な塗料です。わかりやすくいえば、「ニス」に近い使い方となります。この塗料を使うことでボディカラーが保護でき、光沢を生み出せます。
ぼかし剤
塗料のザラザラ感をなくし、塗装面になじませるために使用します。
塗料タイプについて
塗装といえばスプレー缶が一般的ですが、実はそのほかにも刷毛やスプレーガンを用いた塗装方法などがあります。
基本的にはスプレー缶での塗装になるかと思いますが、場合によっては刷毛塗りのほうが適している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
スプレー
サフェイサーやベースカラー、ぼかし剤、クリアもすべて、スプレー缶に入ったものが広く市販され、カーショップなどで容易に入手できます。しっかりと下地処理を施してポイントさえ押さえると、きれいな仕上がりを期待できるでしょう。
しかしながら、市販のスプレー缶は力加減が難しいうえに噴射範囲も均一ではないため、表面にブツブツが発生したり、色むらの原因になったりしがちです。
一方、プロの塗装業者がどうしているかというと、ガンスプレー(エアブラシ、スプレーガン)と圧縮空気を使用するコンプレッサーなどの専門機材を使って塗装を行なっています。
ガンスプレーは、塗料が非常に細かな霧として噴出されます。噴霧量を細かく均一に調整できるため、ブツブツや液だれ、塗りムラなどが発生しにくい特徴があります。また、スプレー缶のように、使ううちにガス圧が徐々に下がってしまう心配もありません。
スプレーガン自体はホームセンターに行けば数千円で購入可能ですが、組み合わせて使用するコンプレッサーは安いものでも数万円がかかります。ペイント剤を配合する専門知識も必要になるため、一般ユーザーが塗装補修のコストを節約するために、購入・使用するのは現実的ではないでしょう。
刷毛(ハケ)・ローラー
アウトドア派に人気の高いオフロードカーを所有するユーザーの場合、スプレーではなく刷毛やローラーを使用して、つやのないマットな仕上がりのカラーリングにチャレンジする方もいます。業者のなかにも、マット仕上げにするために、あえて刷毛やローラーを使用する方がいます。
刷毛やローラーであれば、ガンスプレーのように高価なコンプレッサーを購入する必要はありません。あえて荒い仕上がりの全塗装を目指す場合は、一般ユーザーでも取り入れやすい塗装方法といえるでしょう。
車塗装の基本的な手順・流れ・方法

ここからは、実際に全塗装をどのような手順で進めていくのかについて触れていきます。
車塗装の基本的な作業手順を知っておくことで、DIYに挑むときはもちろんのこと、専門業者に依頼する際にも、内容に見合った料金かを見極めるのに役立ちます。
塗装作業の手順・流れ
車の塗装面は、サビを防いで塗料のノリを良くするプラサフやボディカラーのベース層、塗装面を保護して輝きを放つクリア層など、役割の異なるいくつかの層に分かれています。
車種によっては、これ以上の工程を経た6層塗装などがありますが、ここでは一般的な車種に採用されている4層構造の塗装作業について解説していきます。
1.塗料が付着してほしくない箇所をマスキングする
ヘッドライトやウィンドウなど、塗料が付着しては困る箇所にマスキングを施しましょう。
2.塗料の密着性を上げるために塗装面を研磨する
古い塗装面にそのままプラサフを塗布すると密着性が悪くなってしまうため、ボディ表面を耐水ペーパーで軽く研磨します。いきなりボディ表面に傷をつけることをためらってしまうかもしれませんが、ここでついた細かな傷はプラサフで埋まるため、心配はいりません。
研磨が完了したら、プラサフを塗る前に研磨カスを洗い流し、シリコンオフで脱脂してください。
3.プラサフ(プライマー・サフェイサー)の塗布
プラサフとは、カラーペイントと下地との密着性を確保するプライマーと、塗装面の細かな隙間を埋めてペイントの発色を向上させるサフェイサー、双方の役割を果たす塗料です。
下地が見えなくなるまで、数回重ね塗りをして乾燥させます。1,000番程度の耐水ペーパーに水をつけ、塗布後に発生するスプレーダストを塗布面がツルツルになるまで研磨します。
.ペイントの塗布
3の作業が終了したら、車のカラーに適合したペイント剤を塗布します。一度に厚塗りをせず、乾燥させながら最低でも5~6回に分けて慎重に重ね塗りを行なうのがポイントです。
5.クリア剤の塗布
クリアは艶や光沢を高める透明の塗料であり、紫外線から本塗装を守る役割も果たしています。4の工程で塗布したペイントの上から、比較的薄めに4~5回程度に分けて塗布していきます。
6.ボカシ材の塗布
5までの作業が完了すれば、最後にスプレーダストをなくすボカシ材を塗布します。ペイント剤やクリア剤を塗布したら15分程度置き、完全に乾いてから塗布をしていきます。非常に垂れやすいため、薄くスピーディーに塗布するのがポイントです。
なお、すべての塗装作業に際しては、風やホコリが入らないガレージなどの作業場の確保や丁寧なマスキング処理が必要となります。
DIYで車を全塗装した際のよくある失敗例と注意点

DIYで車塗装に挑戦した方によくある失敗例と、それを回避するポイントやコツ、全塗装の注意点について紹介します。取り組んでみたい方はぜひ参考にしてください。
ブツブツができてしまった例
原因
下地処理の不足や、ごみやホコリなどが塗装時に混入したことが考えられます。
対策
塗装前に車をよく洗車します。拭き上げをする際は、風が入らずホコリの舞わない作業場所を確保しましょう。
対処法
塗装作業中に発見したら注意深く除去し、乾燥後であれば耐水ペーパーで研磨しましょう。
ゆず肌になってしまった例
原因
古い塗装のはく離不足や、塗り込み・塗り重ねの不足が考えられます。
対策
下地処理作業の徹底に加え、スプレーの移動速度を緩めて塗装の重ね塗り回数を増やすことで防げます。
対処法
乾燥後、いったん耐水ペーパーで研磨をして面を整え、再塗装を施します。
カラーリングにムラができてしまった例
原因
ペイントケミカルの粘度が不適切であったり、塗布パターン・ボディとの距離・スピードなどが不均一であったりすると、ムラが発生しやすくなります。
対策
スプレーノズルが詰まっていないかを確認したり、よく塗料を混ぜたうえで塗布パターンを均一にしたりする必要があります。
対処法
クリア塗布前であれば、ペイント面を良く乾燥させたのち、もう一度ムラ取りのための塗料の塗布を行ないます。クリア塗布並びに乾燥後の場合は、研磨してやり直すしかありません。
全塗装をすると査定が下がる可能性も
「全塗装をすれば新車同様になるので、査定額が上がるのでは?」と考える方も多いでしょう。塗装の質にもよりますが、残念ながらほとんどの場合、全塗装をした車は査定が下がってしまうといわれています。
新車時の塗装は非常に強力なため、自然にはがれることは考えにくいですが、全塗装すると次の所有者が使用しているときに塗料がはがれてトラブルになる恐れがあります。
そういったこともあり、全塗装した車は基本的に事故車と同じ扱いをされてしまうのです。査定額が30万~50万円ほどマイナスになることも考えられます。
車の塗装を長持ちさせるコツ

多くの時間や手間、費用をかけた塗装は、なるべく長持ちさせたいものです。劣化を防ぐには、普段の管理やメンテナンスが重要になります。塗装を長持ちさせるポイントを4つお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
保管場所に注意する
車の塗装が劣化する要因は、紫外線・水滴・風・鳥のフン・花粉など、自然環境によるものがほとんどです。塗装を含めて車を長持ちさせるためには、これらの要因をできるだけ避けられる環境で車を保管しましょう。
特に紫外線は、外側の「クリア塗装」を劣化させる大きな要因です。そのため、車の保管場所としては紫外線が遮断できるガレージが理想です。それが無理でも、できる限り屋根のある駐車場を選んでください。
車体カバーを使う
紫外線や水滴などを避けられない屋外駐車場を利用する場合、車体カバーを使用して塗装劣化の要因から車を守るのがおすすめです。カバーを利用する際は、それ自体で塗装を傷つけないようにサイズの合ったものを選びましょう。カバーが風などでズレたりしないよう気をつけることも大切です。
こまめに洗車する
どんなに注意して車を手入れしても、ホコリ・砂・花粉などの付着は避けられません。だからといってこれらの汚れを放置すると、塗装を傷つける要因になってしまう可能性があります。洗車をこまめに行なってホコリなどを取り除き、塗装にかかる負担を軽くしておきましょう。
洗車機の使用が最も手軽な方法ですが、細かな汚れまでは落としきれないこともあります。そのため、手間がかかっても手洗いすることをおすすめします。まずは十分な水量で汚れを落とし、洗車専用の素材が使われたタオルで車体を洗いましょう。水滴のレンズ効果は塗装の負担となるため、吸水性のあるタオルを使って水分をしっかり拭き取ってください。
コーティング加工を施す
車の塗装を長持ちさせるためには、コーティング加工もおすすめです。塗装を膜で覆うことにより傷・紫外線による車体の色あせを防ぎ、付着した汚れが落ちやすい効果もあります。全塗装したあとは、定期的なコーティングで車をメンテナンスするのがよいでしょう。
車の全塗装を業者に依頼する場合の値段・料金相場

近年のDIYブームもあり、車の全塗装にチャレンジしてみたいと思う方も増えています。しかし、ここまで触れてきたように、車の全塗装にはある程度の専門知識やテクニックが要求されるうえに、多くのケミカルや機材を準備しないときれいに仕上げられません。
プロの塗装業者に依頼するメリットと料金相場について紹介していきます。
車塗装の専門業者に依頼するメリット
塗装の専門業者に依頼する最大のメリットは、何といっても仕上がりの良さが挙げられます。腕の良い業者に依頼すれば、全塗装したことがまったく判別できない仕上がりになるでしょう。
バンパーに軽くついた小キズの補修であれば、器用な方なら、自分でもきれいに仕上げられると思います。しかし、大きな擦り傷や広範囲にわたる色あせや大きなヘコミがあり、板金作業を必要とする補修の場合は、仕上がりを考えると、専門業者に頼ったほうが無難といえるでしょう。
車塗装にかかる値段・料金相場
専門業者に依頼する場合は、仕上がりの良さと引き換えにある程度の費用が必要になります。以下では、ケースごとの専門業者による全塗装作業の料金相場を挙げます。
ソリッド塗装
同色:20万~35万円 色変え:25万~38万円
メタリック塗装
同色:26万~40万円 色変え:32万~48万円
パール塗装
同色:30万~46万円 色変え:33万円~50万円
※こちらの料金はあくまでも一例となるため、参考程度にとどめてください。
決して安価ではありませんが、個性的で人とは違ったクオリティの高い全塗装は、非常に魅力的です。古く色あせた車も、一気に新車のようによみがえります。
全塗装の場合は、依頼する塗装業者やボディカラー、仕上がりのレベルによって大きく価格が異なります。そのため、依頼する前に複数の専門業者とよく相談し、相見積もりを取るなどして比較をしながら作業を進めることをおすすめします。
グーネットピットでは作業実績も掲載しているので、自分の要望に近い作業例があれば参考になるでしょう。
【車の塗装】業者選びのポイント

塗装を業者に依頼する場合、どこを選べばいいのか悩む人もいるでしょう。業者を検討する際に気をつけたいポイントを大きく5つにまとめました。ぜひ参考にしてください。
値段だけで選ばない
業者を検討する際は、つい値段のみを比較しがちです。しかし、マスキング・下処理・仕上がりで問題が発生する可能性はゼロではありません。依頼する際は、値段だけでなく料金の内訳や作業内容もしっかり確認しましょう。
口コミや作業実績を確認する
価格や作業内容を比較・検討できるサイトなどの利用もおすすめです。これらを用いて依頼候補の業者をいくつか絞り込み、口コミや実績をチェックするとよいでしょう。自己判断だけでなく客観的な意見を取り入れて検討することで、業者選定も失敗しづらくなります。
車を持ち込んで見積もりを取る
広告などの表示価格は、あくまでも目安です。どの程度の料金で依頼できるかは、車の種類や状況など、個々の条件で異なります。そのため、実際の車を業者に見せて見積もりを依頼しましょう。見積もり段階での業者とのすり合わせが十分でないと、納車後のトラブルにつながるリスクがあります。
塗装作業中の車を見せてもらう
業者には、塗装作業途中や塗装済みで納車待ちの車両があるはずです。見積もり依頼で業者を訪れた際など、「どのように塗装がされているのか」といった作業状況を見学させてもらいましょう。作業現場に活気があるかなど、雰囲気の確認も大切です。「愛車を任せられるか」という観点で、しっかり見ておきましょう。
作業方法について質問する
技術力にもよりますが、分解して塗装するか・マスキングのみで塗装するかなどにより、仕上がりには差が出ます。「分解塗装なのにお手頃価格」「マスキング塗装なのに値段が高め」「この工程の必要性が不明」など、見積もり・作業内容に疑問や不安がある場合は質問して解決しておきましょう。納得したうえでお願いすれば、納車後の満足度も高いはずです。
【車の塗装】業者を探すならグーネットピットがおすすめ
グーネットピットを利用すれば、居住地・希望メニューなどを選ぶだけで車の塗装業者が検索できるうえに、レビューや作業実績もチェックできます。アプリをダウンロードすれば、隙間時間にスマートフォンでサクサク情報収集できるでしょう。
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まとめ
今回は車の全塗装についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
全塗装に対するメリット・デメリットの判断は、その車に対しての思い入れなどさまざまな要素が関係してくるかと思います。車を手放す予定はなく、ずっと乗り続けていきたいと考えている場合は、全塗装が視野に入るでしょう。
また、査定額が下がるリスクはあっても、DIYでオリジナルカラーにしてみたい方もいるかもしれません。全塗装するには心構えもお金も必要ですが、仕上がったときの満足感は高いでしょう。
車の塗装を長持ちさせるためには、保管状況・洗車頻度などに配慮するほか、コーティング加工もおすすめです。
塗装の劣化などが原因でDIYを望んでいるわけではない場合は、専門業者に依頼する方法もあります。業者選びの際は見積もりを取り、作業内容を確認して疑問点は解決しておきましょう。口コミ・作業実績のチェックも大切です。ぜひグーネットピットで作業実績を確認してみてください。
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