故障・修理
更新日:2020.05.23 / 掲載日:2020.05.23
【実践テクニック】調整して光軸をキッチリ合わせる

単純に組み替えただけだと光軸が狂うことがままある
ヘッドライトバルブの形状・寸法は規格化されているため、無加工でポン付けすることができる。
しかし、製造メーカーや製造ロッドによっては台座の取り付け角に微妙なズレがあり、単純に組み替えただけだと光軸が狂うことがままある。それだけに、サードパーティの互換バルブに組み替える時は注意が必要! 光軸が低いならまだしも、高かった場合は対向車を幻惑する原因となるからだ。このため、光軸に狂いがないか確認することが重要となる。
1.5m前方に衝立を平行に設置し、基準となる光軸中心位置を印す

水平な場所にクルマを止め、ヘッドライトの光軸中心(レンズの中央付近に丸い凹みが設けられている)から1.5m前方に衝立を、クルマと相対するよう設置。

光軸中心線を記入する。路面から光軸中心までの高さを計測。衝立に記入した光軸中心線上に、その高さを印す。さらに、そこから30mm下に光軸中心をマーキング。

ヘッドライトを点灯(ロービーム)し、カットラインの屈折点が、その光軸中心に合致するようアジャストボルトを回して調整する。
3製品ともカットラインは問題なくクリア!

光軸のセッティング環境でカットラインの有無を確認した。さて、謳い文句通りきれいなカットラインが出ているものの、全体的な光量は3製品の中で最も低く、暗く感じる。

カットラインがきれいに出ており、全体的な光量はSUNPIE H4より若干明るいかなとは感じるものの、ほぼ同レベル。

点灯した瞬間、思わず「明るい」と口に出てしまうほど圧倒的な光量で、カットラインもキッチリ出ている。

比較のために純正バルブ(55/60W)も照射してみたところ、色温度が低いため視覚的には最も暗く感じる。また、カットラインはLEDほどクッキリとはしていない。