故障・修理
更新日:2015.06.08 / 掲載日:2015.06.08
車のプラグかぶりで起こる症状と対処方法

プラグのかぶりという言葉を聞いたことがありますか?
最近の電気制御されている車ではあまり起こりにくいため、
初めて耳にする人も多いのではないでしょうか。
しかし、年式の古い車や二輪車ではみられる症状になります。
ではプラグのかぶりとはどのようなものなのでしょう。
プラグかぶりはどういった状態なのか
そもそもプラグかぶりとはどのような状態なのでしょう。
車などは霧状にした燃料にプラグで、
火花を飛ばして発火させることにより動いています。
つまりプラグで火花を飛ばすことができなければ、
燃料に発火させることができなくなるのです。
プラグかぶりとは、燃料が濃くなりすぎるなどのいくつかの原因で、
プラグの発火部分が濡れてしまい上手く発火できなくなることを言います。
プラグかぶりが発生するとどのような症状が起こるのか
プラグかぶりが発生した際の一番の症状は、エンジンの始動不良です。
エンジンを回した際に、セルモーターが回っている音はするのですがエンジンがかからない。
そんな時はプラグかぶりの可能性があります。
また、それ以外にもアイドリング時の回転数が安定しない、
回転数がうまく上昇しないなどの症状が現れることも有ります。
プラグかぶりが発生した時の対処法
エンジン始動時にプラグかぶりが発生してしまいエンジンがかからない。
そんな状況に陥ってしまうと、非常に焦ると思います。
車のエンジンがかからなければ全ての予定が狂ってしまいますよね。
そんな時はまず落ち着いて次の方法を試してみてください。
キーを回すのと同時に、アクセルを踏み込むのです。
そうすれば、通常のプラグかぶりであればエンジンはかかります。
また、一度エンジンがかかってしまえばプラグかぶりは解消されます。
プラグかぶりには色々な原因があります。
一時的な要因であれば、一度エンジンがかかってしまえばその後は心配いりません。
しかし、プラグ以外の部品が原因で燃料が濃くなってしまうために、
プラグかぶりが起こる場合もあります。
頻繁に起こったりするようであれば、一度点検に出した方が良いでしょう。
いずれにしても、車は定期的な点検で常に健康な状態で乗ることが望ましいと言えるでしょう。