故障・修理
更新日:2016.05.11 / 掲載日:2016.05.11
ウインカーの点滅速度が高速(早く)点滅する原因と対策

左折や右折をする際には他の車へ合図する必要があります。
その際に利用されるウインカーですが、
通常よりも点滅のタイミングが早いと感じることはありませんか。
ここでは、ウインカーの点滅が高速になったときの原因とその対処方法について見ていきましょう。
ウインカーが高速点滅する原因
ウインカーが高速点滅していると、ウインカーや車の内部が故障しているのではと、
不安になってしまいますよね。
高速点滅の原因としては、以下のことが考えられます。
1.電球が切れてしまった場合
ウインカーの点滅速度が早くなる原因で一番多いのがこの理由です。
前後左右のウインカーの内どれか1つでも電球が切れていると、
それをドライバーに知らせるために高速点滅するのです。
これをハイフラッシャー現象(ハイフラ)と言います。
前方の電球切れは気が付きやすいですが、後方はなかなか気が付かないものです。
定期的に電球の確認をしましょう。
2.LEDタイプの電球に交換した場合
ウインカーは消費電力の利用量によって点滅速度が異なってきます。
電気消費量が多い場合は点滅が遅く、逆に少ない場合は早くなる構造になっています。
LEDの場合は電気消費量が少ないため、ウインカーの点滅速度が早くなることが考えられます。
上記をまず確認し、どれにも当てはまらない場合はウインカーの故障も考えられますので、
整備工場など専門家に見てもらうことをおすすめします。
正しいウインカーの点滅速度とは?
車のウインカー速度は道路運送車両法の保安基準によって、
1分間で60回以上120回以下の一定速度で点滅をするよう定められています。
これ以上の回数で点滅する場合は保安基準違反となりますので、
整備不良と判断され交通違反になります。
そのため、定期的に点滅状況を確認する必要があります。
参考:http://www.mlit.go.jp/common/000187504.pdf
ウインカーの点滅速度速くなってしまった場合の対処方法
電球が切れていることが原因の場合は、新しい電球を購入して交換をすれば完了です。
電球の交換も比較的簡単に出来ます。
LED電球に交換をしたことが原因なら、抵抗を取付けるか、
ハイフラ防止リレーの交換が必要となってきます。
抵抗の取付けやリレーの交換は、配線などの手間もあり素人には多少難しいので、
整備工場などプロに依頼することがおすすめです。