故障・修理
更新日:2024.05.30 / 掲載日:2024.04.30
車の修理は分割払いできる?支払い方法の種類と修理費用を抑えるコツを紹介

車を修理したいけど、一括で修理費用を支払うのは難しい……修理費用は高額になるケースが多いため、一回の支払額を抑える方法を知りたい人は多いでしょう。
この記事では、車の修理費用を分割払いする方法を紹介しています。修理費用を抑えるコツも解説していますのでぜひご覧ください。
1.車の修理費用を分割で支払う方法

クレジットカード読み取り装置(イメージ)
車の修理費用を分割で支払う方法をご紹介します。
ディーラーやカー用品店などの業者は、基本的に現金での分割支払いを受け付けていないため、分割で支払いたい場合はローンなどを活用する必要があります。
(1)マイカーローン払い
車の購入時に利用するケースがほとんどのマイカーローンですが、金融機関によっては修理費の支払いにも対応しています。
金融機関が取り扱うマイカーローンの金利は1〜3%程度と、ほかのローンより比較的金利が低いため、支払い総額を安く抑えられます。
そのため、ローンを利用したい場合は、まず金融機関のマイカーローンを検討するのがよいでしょう。ただし、ほかのローンより審査基準が厳しいため、収入要件や借入・支払い実績などによって、審査がとおらない場合もあります。
(2)フリーローン払い
フリーローンとは、利用用途が定められていない、多目的に使えるローンのことです。
さまざまな金融機関が提供しており、マイカーローンと比較して金利は高いですが、審査基準は緩い傾向にあります。
マイカーローンと同じく、金融機関によって金利は異なるため、利用する際は複数の金融機関の金利を確認するとよいでしょう。
(3)業者が取り扱うローン払い
業者によっては、自社でローンを取り扱っている場合があります。
修理の依頼と同時にローンを申し込めるため、金融機関に出向く必要がなく便利ですが、金融機関のローンより金利が高い傾向にあります。
なお、ほかのローンと同様に審査基準も決められているため、審査がとおらない可能性もあります。
(4)クレジットカード払い
一般的なディーラーやカー用品店などの専門業者は、クレジットカード払いに対応しています。
クレジットカードの分割払いやリボ払いを利用することで、一度にまとまった金額の支払いを避けられ、分割支払いが可能です。
ただし、これらの手数料や利息は、基本的に各種ローンの金利より高いため注意しましょう。支払い回数などによっても手数料や利息は異なります。
2.ローンなどの分割払いが使えない場合
以下のようなケースに該当する場合、ローンなどの分割払いを利用できない恐れがあります。
・信用情報に問題がある
・ほかのローンやクレジットカード借入額が多い
・収入が不安定
もし、分割払いやローンを使えない場合は修理箇所を限定し、現金払いできる費用に抑える、またはキャッシングを活用し、現金払いすることになります。
キャッシングは、予期せぬ車の修理費用の支払いなどの際に、現金を準備できるため便利ですが、返済期間や利息には注意が必要です。
一般的に返済期間が長いほど、利息は膨らみ返済総額が増えてしまいます。また、キャッシング会社によって返済条件や利息が異なるため、利用する際は十分に比較検討しましょう。
3.車の修理費用を抑えるコツ

車の修理費用を抑えるコツは以下の4つです。
1.複数の業者に見積もりを取る
2.部品交換は中古パーツを使う
3.保険を利用する
4.DIYで対応する
順にご紹介します。
(1)複数の業者に見積もりを取る
車の修理費用を抑えるために、複数の業者から見積もりを取りましょう。同じ修理内容でも、業者によって修理費用は大きく変動します。
また、もっとも安い業者を選ぶだけではなく、修理内容や修理後の保障、業者の評判などの確認も重要です。
(2)部品交換は中古パーツを使う
修理費用を抑えるため、部品交換が必要なパーツは新品ではなく、中古パーツを使うことも効果的です。
中古パーツの大きなメリットは、新品より安く購入できる点です。ただし、中古パーツによって状態は異なるため、中古価格や交換後の寿命、性能などをしっかり見極めることが大切になります。
中古パーツの使用は、リサイクルという観点でも資源の有効利用に貢献できるため、費用を抑えつつ環境にも配慮したい場合は、中古パーツの利用を検討してみましょう。
(3)自動車保険を利用する
高額な修理費用が発生する場合、自動車保険の利用を検討しましょう。
加入している自動車保険によって異なりますが、保険適用範囲内であれば修理費用の一部、または全額を保険金で充当できる可能性があります。
ただし、自動車保険を利用すると等級ダウンによって翌年以降の保険料が高くなります。そのため、自動車保険の利用を検討する際は、翌年以降の保険料(元の等級に戻るためにかかる保険料の増加分)と修理費用を比較することが重要です。
(4)DIYで対応する
基本的に、DIYによる修理は業者へ依頼するより修理費用を抑えられます。
ただし、DIYで対応できる修理は軽微な場合のみです。専門知識が必要な難しい修理は、DIYせずに専門業者に修理を依頼しましょう。
もし、修理方法を誤ってしまうと傷や故障を悪化させてしまい、より高額な修理費用が必要となる恐れがあります。
そのため、整備士並みの知識がない人は、軽微な修理でも専門業者に相談することをおすすめします。
4.修理を後回しにすると高額になる可能性も……

修理を後回しにしたことで小さな故障が大きな故障につながり、結果的に修理費用が高額になる恐れがあります。
たとえば、オイル漏れを放置した場合、エンジン内部の潤滑が悪くなり、エンジンの焼き付き(異臭の発生やエンジンの停止など)の原因になるリスクがあります。最悪の場合、エンジンの交換が必要になり、高額な費用が発生するでしょう。
ほかにも、小さな傷の修理を後回しにしたことで塗装内部に錆が発生し、塗装が剥がれたり腐食したりする恐れがあります。
そのため、少しでも車に異常を感じたら専門業者に相談しましょう。すぐにプロに相談することで、修理が必要だったとしても費用を最小限に抑えられる可能性があります。
また、修理費用が高額になる場合、新車を検討したほうがよいケースもあります。
5.車の修理に関することはグーネットピットにご相談ください
車の修理費用に関して、多くの業者は現金による分割支払いに対応していません。一回の支払額を少なくしたい場合は、各種ローンやクレジットカードの分割払いを活用する必要があります。
また、修理費用を抑えたい場合、DIYで修理したり、修理を後回しにしたりするケースがあります。
しかし、誤った修理方法や不適切なパーツの取り付けは、車の性能や安全性に悪影響を及ぼします。修理を後回しにすることで、修理費用が高額になる恐れもあるでしょう。
そのため、車に異常を感じた場合は、はやめに専門業者へ相談することが重要です。
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