>パテ埋め&缶スプレー完ペキマスター!【4】ホイールのリペア
キズ・へこみ直し
更新日:2018.07.31 / 掲載日:2018.07.31
パテ埋め&缶スプレー完ペキマスター!【4】ホイールのリペア
ボディよりもキズを付けてしまう可能性が高いといえるのが、アルミホイールだ。そしてAMとしては、ホイールの「ガリキズ」リペアこそビギナーにオススメだといいたい。なぜ? ホイールってすぐ汚れるから、リペアの「アラ」が目立たない。つまり成功のハードルが「低い」といえるのだ!
カラーは近似色での全塗装がオススメ
アルミは鉄に比べれば腐食しにくいが、表面処理されている保護被膜をキズ付け剥がさせてしまうと、簡単に腐食してしまう。しかも、腐食すると黒いシミが残り、クリーナーで磨いたくらいでは元には戻らないから厄介! 路肩に寄せすぎてホイールを擦ってしまったら、初期の被害が広がる前の段階でしっかりリペアしておきたい。
さて、ホイール用の補修塗料は色の選択肢が少なく、近似色となる。このため、無理に「ボカシ合わせ」しようとするより、ホイール全体を塗ってしまうのがベストだ。他のホイールとの違いも実際のところ目立たないものだ。
キズの状態をチェック。深いキズはパテ埋めから
深くえぐれるキズを放っておくと、その部分から腐食が進行してしまう。見つけたらただちに補修を!
なお、塗装が剥がれた程度ならタッチアップで十分だが、このように深くえぐれていたらパテで埋めてから塗装する。
アルミの地肌が姿を現すまで、真鍮ブラシで擦る。
えぐれ面の底に堆積した汚れを削り落とす。 盛ったパテはカッター刃でフラットに
えぐれ面の底や周辺に付いた汚れ・油分を燃料用アルコールを染みこませたウエスで拭いて取り除く。
「アルミパテ」の主剤と硬化剤を同じ長さで絞り出す。
エアが混ざらないようこねるようにしてよく混ぜ合わせる。
ヘラ先にパテを適量取り、キズ溝の底までパテが十分入り込むようヘラ先でしごくよう塗り付ける。
軽くなぞって形を整えよう。
2から3時間放置してパテが初期硬化したら、大きな出っぱりをおおまかに削り取って平らに均す。 これがコツ「カッター刃で削り過ぎを防止」
カッター刃の刃先を立てて持ってカンナのように削れば簡単に平面をだすことができる。最初の大まかな削りには、この手が有効だ。
周囲の面となだらかに繋がるよう、指先で触って確認しつつ#400の耐水ペーパーで研磨。
その後#1000で全面を研磨して足付けする。
新聞紙でタイヤ全体をマスキング。
25から30cmの間隔を保ちつつ全体に均等にホイールカラーを塗布する。
塗っては乾かしを2~3回くり返して全体にムラなく色をのせ、仕上げに全体にクリアを塗布して完成!
ほぼ新品状態に復活! 【今回使用したITEM】
【Holts アルミパテ】エポキシ系のアルミパウダー入りパテで、アルミそのものの仕上がりが得られる。
【Holts パテパレット】軽くて使いやすい2液性パテの混合用のパレット。裏表のどちらも使用可能だ。
【Holts カラーホイールペイント】光沢、サビ止め効果、耐候性に優れ、塗料の密度も高いホイール専用のカラーペイント。
【Holts カラーホイールペイント】同メタルクリア。 提供元:オートメカニック
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