タイヤ交換
更新日:2024.12.26 / 掲載日:2022.07.04
タイヤ交換、持ち込みならどこが安い?工賃・選び方・注意点まで徹底解説!

タイヤは車の重要な部品の一つであり、安全で快適なドライブを楽しむためには適切な交換が不可欠です。
しかし、タイヤ交換にかかる費用は決して安くはありません。少しでも費用を抑えたいと考えるドライバーにとって、ネットで安く購入したタイヤを持ち込んで交換してもらう「持ち込みタイヤ交換」は魅力的な選択肢です。
そこで気になるのが、「どの店舗なら安く済むのか?」ではないでしょうか。
この記事では、持ち込みタイヤ交換に対応している店舗ごとの工賃相場、費用を安く抑えるコツを紹介します。持ち込み交換で安く済ませたいときの注意点まで解説していますので、車の維持費用が気になる人はぜひ参考にしてください。
1.タイヤ交換、持ち込みならどこが安い?各店舗の工賃を比較
持ち込みタイヤ交換の費用は、カー用品店やガソリンスタンドなど、店舗の種類によって異なります。各店舗の一般的な相場は以下のとおりです。
店舗の種類 | 持ち込みタイヤ交換の工賃の平均相場 |
---|---|
カー用品店 | 2,000~4,000円 |
ガソリンスタンド | 2,000~4,000円 |
タイヤ専門店 | 3,000~6,000円 |
民間の整備工場 | 2,000~8,000円 |
ディーラー | 4,000~8,000円 |
※タイヤ1本あたりの工賃
※ホイールバランスの調整分が別途発生(500~1,000円/本)
※場合によっては、古いタイヤの処分費用とエアバルブ交換費用が発生(それぞれ500~1,000円/本)
上記はあくまで一般的な相場であり、タイヤの種類やサイズなどによって変動します。作業前に必ず見積もりを取り、料金を確認するようにしましょう。
また、持ち込みタイヤ交換を受け付けていない場合や、持ち込み可であってもタイヤの種類によっては対応が難しい場合もあるため、こちらも事前に確認することをおすすめします。
(1)カー用品店:2,000~4,000円(タイヤ1本あたり)
オートバックスやイエローハットのようなカー用品店における持ち込みタイヤ交換の工賃相場は、2,000~4,000円(タイヤ1本あたり)です。
カー用品店のメリットは、店舗数が比較的多く、見つけやすい点です。ただ、カー用品店にとってタイヤ販売は主要な収益源であるため、すべての店舗が持ち込みに対応しているわけではない点に注意が必要です。
(2)ガソリンスタンド:2,000~4,000円(タイヤ1本あたり)
エネオスや出光のようなガソリンスタンドにタイヤを持ち込み、交換を依頼する場合の工賃相場は、2,000~4,000円(タイヤ1本あたり)です。
ガソリンスタンドは店舗数が多いのに加え、給油のついでに依頼できるといった利便性の高さがメリットです。しかし、店舗によっては対応できるスタッフがいない、タイヤ交換設備がないなどの理由で対応していないところもあります。
(3)タイヤ専門店:3,000~6,000円(タイヤ1本あたり)
タイヤ専門店の持込タイヤ交換の工賃相場は、3,000~6,000円(タイヤ1本あたり)です。
タイヤ専門店は、持ち込みOKとしているところが比較的多いのに加え、他店舗では断られてしまうような特殊なタイヤの交換に応じてくれるところも多くあります。また、タイヤの特性に熟知したスタッフによる丁寧な作業が期待できるのもメリットです。一方で、そもそも店舗数に地域差があり、探しにくいデメリットがあります。
(4)民間の整備工場:2,000~8,000円(タイヤ1本あたり)
民間の整備工場に持ち込みタイヤ交換を依頼したときの工賃相場は、2,000~8,000円(タイヤ1本あたり)です。
民間の整備工場の場合、持ち込みによるタイヤ交換を受け付けているところが比較的多く見られます。タイヤ交換とあわせて、修理を依頼しやすいのもメリットです。ただ、在籍している整備士によって対応の質がまちまちであり、気軽に利用しにくいのが難点として挙げられます。
(5)ディーラー:4,000~8,000円(タイヤ1本あたり)
ディーラーの持ち込みタイヤ交換の工賃相場は、4,000~8,000円(タイヤ1本あたり)です。
ディーラーは整備に関する知識が豊富で技術力も高いため、安心して交換を依頼できますが、そもそも持ち込み交換に積極的ではない傾向にあります。対応していたとしても、交換設備が整っていない場合は外注コストが工賃に上乗せされる場合もあります。
2.持ち込みタイヤ交換で工賃をより安く済ませる方法
ネットでタイヤを安く購入できたのであれば、交換工賃も安く済ませたいものです。以下の方法を参考に節約を試みましょう。
(1)事前に相見積もりをする
持ち込みタイヤ交換で少しでも工賃を安く抑えたいのであれば、複数の店舗で見積もりを取る相見積もりが重要です。相見積もりで各店舗の工賃やサービス内容を比較検討すれば、よりお得な条件で交換できる店舗を見つけることができます。
複数の店舗を探す方法としては、インターネットで「タイヤ交換 持ち込み 地域名」といったキーワードで検索するか、複数の店舗の料金を簡単に比較できるサイトを利用するかが挙げられます。
店舗を見つけて見積もりを依頼する際には、購入するタイヤや装着しているホイールのサイズ、交換したいサービス内容(タイヤ交換のみ、バランス調整、バルブ交換など)、交換希望日時などを正確に伝えましょう。
複数の店舗の見積もりを取ったら、以下の項目を比較します。
項目 | 詳細 |
---|---|
工賃 | タイヤ交換の基本工賃だけでなく、バランス調整、廃タイヤ処理料、バルブ交換などの追加料金も確認する |
直送受付 | ネットで購入したタイヤを店舗に直送できるか、直送料金は発生するかを確認する |
交換作業時間 | 交換作業の時間はどれくらいか確認する 【作業時間目安】 ~17インチ:1時間程度 18インチ~:1時間半程度 |
アクセス | 自宅や職場からのアクセスが良いか確認する |
店舗の評判・評価 | インターネットの口コミサイトなどで、店舗の評判や顧客満足度をチェックする |
グーネットピットは、持ち込みタイヤ交換に対応しているお近くの店舗の検索&料金比較が簡単にできます。ぜひご利用ください。
なお、実際に交換を依頼するときは、事前に予約をしておきましょう。店舗によっては当日持ち込みでの交換に対応していますが、混雑状況によっては数時間待つ可能性もあります。
(2)キャンペーンやクーポンを利用する
店舗や時期によっては、割引キャンペーンの実施やクーポンの配布をしていることがあります。店舗のウェブサイトやチラシ、SNSなどをこまめにチェックして、お得な情報を見逃さないようにしましょう。
(3)不要なサービスは断る
タイヤ交換時に不要なサービスを断るのも費用を抑えるポイントです。
例えば、タイヤへの窒素ガスの充填は、タイヤ交換時に業者からしばしば提案されるサービスですが、500円/本程度かかります。不要と感じたら勇気を持って断りましょう。
ただし、窒素ガスの充填は空気圧が低下しにくい、タイヤトラブルのリスク低減につながるなどのメリットがあり、人によっては後のメンテナンスコストを安く済ませられる可能性があります。
業者にサービスを勧められたらすぐに断るのではなく、メリット・デメリットをよく確認し、慎重に判断することが重要です。わからない場合は素直に相談してみましょう。
3.持ち込みタイヤ交換を安く済ませたいときの注意点
(1)工賃が店舗購入による交換より割高
持ち込みタイヤ交換にかかる工賃は、店舗で購入して交換するときの工賃よりも割高です。
そのため、ネットでタイヤを安く購入しても、トータルの費用が店舗購入のときより高くなる場合があります。
具体的にどのくらい割高になるかは店舗によって異なりますが、一般的には1.2~1.5倍程度の工賃が設定されていることが多いようです。
店舗の種類 | 持ち込み時の工賃相場 | 店舗購入時の工賃相場 |
---|---|---|
カー用品店 | 2,000~4,000円 | 1,500~3,500円程度 |
ガソリンスタンド | 2,000~4,000円 | 1,500~3,500円程度 |
タイヤ専門店 | 3,000~6,000円 | 2,000~4,000円程度 |
民間の整備工場 | 2,000~8,000円 | 1,500~6,000円程度 |
ディーラー | 4,000~10,000円 | 3,000~7,500円程度 |
※タイヤ1本あたりの工賃
※上記金額はあくまでも目安であり、実際の金額は店舗やタイヤのサイズによって変動します。
持ち込みタイヤの交換が割高になる理由としては、主に以下の2つが挙げられます。
1. 持ち込みタイヤの場合、店舗はタイヤの品質や状態を保証できません。そのため、交換作業中に何らかのトラブルが発生した場合、店舗側が責任を負うリスクが高まります。このリスクを考慮して、工賃に上乗せしていることがあります。
2. 特にカー用品店やタイヤ専門店の場合、タイヤ販売が利益の割合を大きく占めています。タイヤが持ち込まれると利益が得られないことから、工賃で補填しようとする店舗は多いようです。
タイヤを持ち込むのに特別な理由がない場合は、店舗購入での交換も検討してみてください。
(2)タイヤを適切に選ばないと後のメンテナンスコストが高くなりやすい
持ち込みの場合の工賃が高いとなると、ネットでできるかぎり安いタイヤを探したくなるかもしれません。
しかし、タイヤは車の走行性能や、走行中の安全性・快適性に直結する重要なパーツです。価格だけで選ぶと、後々トラブルが起きやすくなり、メンテナンスコストがかさむ可能性があります。
タイヤのサイズが純正タイヤのサイズと適合しているかはもちろん、ノーマルタイヤ(サマータイヤ)やスタッドレスタイヤなどの種類、燃費、乗り心地、ブランドの口コミなどを考慮して適切なものを選びましょう。
4.持ち込みタイヤ交換を安く済ませたいときはグーネットピットをご活用ください
タイヤ交換費用を抑えたい人にとって、持ち込みタイヤ交換は魅力的です。しかし、どの店舗を選べばいいのか、適切な工賃なのか判断するのは難しい場合もあります。
その際は、グーネットピットのご活用がおすすめです。
グーネットピットでは、持ち込みタイヤ交換に対応している整備工場を検索できるほか、各整備工場の料金やレビューも見ることができます。安心して費用を安くおさえたい人は、ぜひ下記から整備工場を検索してみてください。