タイヤ交換
更新日:2024.07.23 / 掲載日:2024.07.10
タイヤにホイールを取り付ける方法|タイヤとホイールを交換する方法も紹介

タイヤやホイールの交換には、組み換えと脱着(履き替え)の2種類あります。ホイールはそのままでタイヤだけ交換することを組み換えといい、ホイールとタイヤをセットで交換することを脱着といいます。
この記事では、組み換えと脱着の方法を解説いたします。業者に依頼する際の費用相場も紹介していますので、タイヤやホイールの交換を検討している人にご覧いただけると幸いです。
1.タイヤやホイールの交換には2種類ある

タイヤやホイールの交換には、ホイールはそのままでタイヤだけ交換する「組み換え」や、タイヤとホイールをセットの状態で交換する「脱着(履き替え)」の2種類あります。
(1)組み換え|タイヤだけ交換する
ホイールを使い回し、タイヤだけ交換する方法を「組み換え」といいます。
組み換えは使用済みのタイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤにホイールを取り付けます。以下のようなケースでは、タイヤの組み換えをすることがあります。
・タイヤが摩耗していたり、ひび割れが発生し劣化していたりするとき
・夏タイヤから冬タイヤへ交換したいが、ホイール付きのタイヤを保管する場所がないとき
ただし、ぶつけるなどしてホイールが変形している場合、長期間の使用によるサビや劣化により、ホイールが使用できない場合はタイヤの組み換えはできません。
なお、組み換えには専門知識と高価な専用道具(タイヤチェンジャーとタイヤレバーなど)が必要になるため、DIYで組み換えることは難しく、業者に依頼するのが一般的です。
業者に依頼する場合、組み換えは脱着より作業工程が多く、作業時間がかかるため、脱着より費用は高くなります。
また、組み換え後はホイールバランスが崩れている可能性が高いため、ホイールバランスを調整する必要があります。
ホイールバランスとは |
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ホイールバランスとは、タイヤとホイールの重心を調整する作業のこと。ホイールバランスが崩れると、タイヤが偏摩耗したり、乗り心地が悪化したりする原因になる。 |
ホイールバランスの調整にも専門知識と高価な専用道具(ホイールバランサー)が必要なため、業者に依頼することになります。
(2)脱着|タイヤとホイールを交換する
タイヤとホイールをセットで交換する方法を「脱着(履き替え)」といいます。
例えば、夏タイヤから冬タイヤへ交換する際、ホイールごと交換する作業が脱着です。
脱着はタイヤをホイールから取り外す必要がなく、組み換えと比較して簡単に交換できるため、DIYする人は多くいます。
組み換えより作業時間が短く、作業工程も少ないため、業者に依頼する際の費用は安くなります。
2.タイヤにホイールを取り付ける方法
タイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤを取り付ける手順を概説します。
繰り返しになりますが、組み換えには専門知識と専用道具が必要です。さらに、組み換えはDIYで頻繁におこなう作業ではないため、これから専用道具を揃える必要がある場合は業者に依頼しましょう。
(1)組み換えに必要な道具
組み換えに必要な道具は以下のとおりです。
1.フロアジャッキ
2.ジャッキスタンド
3.クロスレンチ
4.トルクレンチ
5.タイヤチェンジャー
6.タイヤレバー
7.ホイールバランサー
8.タイヤエアゲージ
9.エアコンプレッサー
10.軍手
組み換える際は、タイヤチェンジャーやタイヤレバーなどの専門道具が必要になります。
(2)組み換えの手順
自分でタイヤとホイールを組み換える手順を概説します。
1.車からタイヤ・ホイールを取り外す
2.古いタイヤを取り外す
3.新しいタイヤを取り付ける
4.空気を入れてホイールバランスを調整する
5.空気の漏れを点検して車に取り付ける
もし、DIYで組み換えをしたい場合は、こちらの記事にて手順を解説していますのでご覧ください。
3.タイヤとホイールを交換する方法
夏タイヤから冬タイヤへ交換する際など、費用を抑えるために自分で交換したいという人は多いでしょう。タイヤとホイールを一緒に交換する方法をご紹介します。
(1)脱着に必要な道具
脱着に必要な道具は以下のとおりです。
1.フロアジャッキ
2.ジャッキスタンド
3.クロスレンチ
4.トルクレンチ
5.軍手
(2)脱着の手順
自分でタイヤとホイールを交換する(脱着)手順を概説します。
1.車を停止させる
2.ジャッキアップポイントを探す
3.ホイールナットを緩める
4.ジャッキアップしてホイールナットを外す
5.タイヤを外し、新しいタイヤを装着する
6.ホイールナットを取り付け、仮で締める
7.ホイールナットの本締めを行う
下記の記事にて、交換に必要な道具やあれば便利な道具、手順、注意点などを詳しく解説しています。
4.取り付けや交換を業者に依頼する場合

組み換えや脱着を依頼する際の費用相場と、業者を選ぶポイントをご紹介します。
(1)業者に依頼する場合の費用
組み換えや脱着を業者に依頼する際の費用相場は、以下のとおりです。
・組み換え:5,000〜10,000円(持ち込み・4本交換)
・脱着:3,000〜5,000円(持ち込み・4本交換)
ただし、ホイールのサイズやタイヤの種類によっても費用は変動します。組み換えの場合、ホイールバランスの調整費用やタイヤの処分費用が追加でかかる場合もあるため、業者を選ぶ際は複数から見積もりを取ることをおすすめします。
(2)業者を選ぶポイント
信頼できる業者を選ぶために、以下のポイントをチェックしましょう。
1.口コミや評判
口コミサイトなどで業者の評判をチェックしましょう。実際に利用した人の口コミは、信頼できる業者を見極めるうえで参考になります
2.保証内容
交換後の保証が十分かを確認しましょう。保証期間や保証範囲などの内容を詳しく確認することが重要です。保証内容が充実している業者には、安心して作業を任せられます
3.技術力と経験
特殊なホイールや高性能タイヤを取り付ける場合、経験豊富な業者を選ぶことが重要です。業者のWebサイトや口コミサイトなどの過去の作業実績を確認しましょう
4.価格の透明性
見積もりの内訳がわかりやすく、明確であるかを確認しましょう。追加費用が発生する場合の費用を、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう
依頼する業者選びでは、工賃の安さだけでなく、これらのポイントを確認することが重要です。
5.タイヤやホイール交換に関するQ&A
タイヤやホイール交換に関するQ&Aを3つ紹介します。
(1)タイヤの寿命はどのくらい?
タイヤの寿命は日常の利用頻度や走行状況によって異なりますが、交換目安は以下の4つになります。
1.タイヤが製造されてから5年目になったとき
2.走行距離3万kmに達したとき
3.タイヤにスリップサインが現れたとき
4.タイヤにひび割れが発生したとき
寿命を超えたタイヤはブレーキ性能が低下して制動距離が長くなったり、バーストしたりする恐れがあるため、交換せずに使い続けることは非常に危険です。
タイヤの寿命に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
(2)自宅にタイヤを保管するスペースがない場合は?
自宅にタイヤを保管するスペースがない場合は、タイヤ保管サービスの利用をおすすめします。夏タイヤや冬タイヤを交換した際に、取り外したタイヤを業者の専用倉庫で保管してもらうサービスです。
温度や湿度が管理された専用の倉庫で保管されるため、タイヤの劣化を防げ、自宅で保管するより寿命を延ばすことが可能です。
タイヤ保管サービスの依頼方法や料金は下記の記事にて紹介しています。
(3)タイヤ交換は1本だけでも大丈夫?
タイヤ1本だけがパンクした際など、交換費用を抑えるためにそのタイヤだけ交換したいと考える人は多くいます。
しかし、基本的には4本すべてのタイヤを交換(全数交換)することが推奨されているため、1本だけ交換するという対応はおすすめできません。
新しいタイヤと古いタイヤが混在することで、以下2つの問題が生じます。
1.グリップ力に差が生まれて安定性が低下する
2.駆動系に負担がかかり故障の原因になる
全数交換が推奨される理由やパンクの予防策について、下記の記事で紹介していますのでご覧ください。
6.タイヤやホイール交換に関することはグーネットピットにお任せください
ホイールはそのまま使用し、タイヤだけ交換することを組み換えといいます。一方、ホイールとタイヤをセットで交換することを脱着(履き替え)といいます。
脱着はタイヤをホイールから取り外す必要がなく、比較的簡単にできることからDIYする人は多くいます。しかし、組み換えには専門知識と専用道具が必要なため、基本的には業者に依頼しなければいけません。
もし、気に入っているホイールをそのまま使いたい、タイヤだけ交換したいという人は、下記のページからお近くの整備工場を検索してみてください。
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もちろん、タイヤとホイールをセットで交換する脱着もお任せいただけたら幸いです。