タイヤ交換
更新日:2024.07.22 / 掲載日:2024.07.22
ダンロップ あらゆる路面にシンクロする次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」発売
住友ゴム工業は7月22日、ドライ・ウエット・氷上・雪上などのあらゆる路面にシンクロする次世代オールシーズンタイヤDUNLOP(ダンロップ)「SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)」を10月1日から発売すると発表した。
初期発売サイズは15~19インチまで40サイズ、順次22インチまで合計100サイズ以上に拡大する予定、メーカー希望小売価格は21,450円(消費税込)から。

シンクロウェザーは、水や温度に反応し路面状態に合わせてゴム自ら性質が変化する新技術「アクティブトレッド」を初搭載した次世代オールシーズンタイヤ。この新技術の採用により、サマータイヤとスタッドレスタイヤの性能の両立を実現したという。
タイヤは、天候や路面状態に合わせゴムを専用設計しており、外部環境に合わせて履き替えることが一般的となっているが、シンクロウェザーはタイヤ自らが適した性能に変化することで、夏も冬もより安心して使えるストレスフリーな新基準タイヤとなっている。
シンクロウェザーに搭載された「アクティブトレッド」では、ゴムの中に路面状態の変化に反応する2つの「スイッチ」を組み込むことでポリマーの動きをコントロールすることに成功。

1つ目の「水スイッチ」では、ゴム内のポリマー間の結合の一部を「共有結合」から水で脱着できる「イオン結合」に置き換えた。水に触れて「水スイッチ」が働くことで、ゴム表面が柔らかくなり、ウエット路面でグリップ性能が向上する。
さらに、2つ目の「温度スイッチ」では、ゴム内のグリップ成分の一部をポリマーから切り離しても機能する材料に置き換える新発想を採用。常温ではスタンダードサマータイヤと同等の剛性感を持ちながら、低温になると「温度スイッチ」が働くことで、氷上路面でも柔らかくグリップするゴムとした。
これら2つのスイッチを組み合わせることで、ドライ、ウエット、雪上、氷上といったあらゆる路面で高い性能を発揮する、これまでにないゴムを創り出した。
この技術革新によって、ドライバーを様々なストレスから解放し、季節や天候によって訪れる場所を制限させないだけでなく、環境面においても、シンクロウェザーを選択することで廃棄タイヤの数を削減し、環境負荷の軽減なども期待できるとしている。

ダンロップタイヤ 公式HP:
https://tyre.dunlop.co.jp/
住友ゴム工業 公式HP:
https://www.srigroup.co.jp/
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