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タイヤ交換
更新日:2024.08.29 / 掲載日:2024.08.19

ホイールを交換するタイミングと選び方|自分でホイールを交換できる?

ホイールは、車の走行性能や安全性に関わる部品になるため、定期的な点検や交換が必要になります。

しかし、「ホイールの交換時期や選び方がわからない」「交換費用はいくらかかるのか」といった悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではホイール交換のタイミングや選び方のポイント、費用相場などをわかりやすく解説していきます。

1.ホイールを交換するタイミング

一般的にホイールの寿命は10~20年程度といわれていますが、明確な耐用年数は設けられていないため、ホイールの劣化にあわせて交換することになります。

ここでは、ホイールを交換するタイミングについてご紹介します。

(1)ホイールが劣化したとき

走行環境やメンテナンス状況によっては、ホイールの寿命を迎える前に劣化することもあります。

使い続けることでホイールは曲がりや歪みが発生し、走行時の振動や異音の原因になります。ハンドル操作が不安定になったり、空気漏れが起きたりと安全運転にも支障をきたす恐れがあるため、劣化したホイールは早めに交換することが重要です。

また、ホイールの主な素材は金属のため、サビの影響を受けやすくなります。そのため、塩害や除雪剤の影響を受けやすい環境ではサビの進行が早く、ホイールが腐食する恐れがあります。

(2)ホイールが損傷したとき

事故などにより、ホイールが損傷したときは交換が必須です。ひび割れや歪み、曲がりなどが発生している場合は、走行中にホイールが破損し、タイヤが外れてしまう危険性もあります。安全面を考慮して早急に交換しましょう。

また、傷が入った程度で安全運転に影響がない場合でも見た目の悪さや、将来的なひび割れ、腐食につながる可能性があるため、早めに交換することをおすすめします。

ホイールを交換せずに、ホイールについたガリ傷を自分で修理したい場合は、こちらの記事をご覧ください。自分で修理できるガリ傷やガリ傷を放置するデメリットを紹介しています。

(3)車の印象を変えたいとき

ホイールは車のデザインにおいて重要なパーツです。ホイールを変えるだけで、車全体の印象を大きく変えられます。

例えば、スポーティなデザインのホイールに交換すれば、車はよりスタイリッシュでスポーティな印象になります。

高級感のあるデザインのホイールに交換すれば、車はよりエレガントで高級な印象になるでしょう。

(4)走行性能を上げたいとき

ホイールの主な素材は、スチール製やアルミ製、カーボン製、マグネシウム製です。素材によって強度や耐久性、重量などが異なり、走行性能に大きな影響を与えます。

例えば、純正ホイールの多くで採用されているスチール製は安価な一方、ほかの素材のホイールと比較して重く、燃費性能やハンドリング性能が劣る傾向があります。

そのため、走行性能を重視する場合は、アルミ製やマグネシウム製のホイールを選ぶのがおすすめです。

(5)タイヤサイズを変えたいとき

タイヤをサイズアップ、サイズダウンしたい場合、ホイールも同時に交換する必要があります。

車の走行性能や燃費、見た目のデザイン性を向上させるために、タイヤサイズを変更する場合、ホイールも適切なサイズに交換しなければいけません。

例えば、インチアップと呼ばれるタイヤサイズを大きくする場合は、合わせてホイールのインチアップも必要です。タイヤの外径を大きくすることで、見た目の印象が大きく変わるだけでなく、走行安定性も向上するでしょう。

反対に、タイヤサイズを小さくする場合は、ホイールのインチダウンが必要です。タイヤの外径を小さくすることで、燃費の向上が期待できます。

2.ホイールを選ぶ4つのポイント

車のアルミホイール(イメージ)

ホイールを選ぶ際は、以下の3つのポイントが重要になります。

1.ホイールのサイズ
2.ホイールの素材
3.ホイールのサイズ
4.ホイールの構造
5.ホイールの製造方法

順にご紹介します。

(1)ホイールのサイズ

ホイールを選ぶ際、基本的には純正と同じホイールサイズを選ぶことで問題ありません。しかし、インチアップやインチダウンする場合は、タイヤサイズとの適合性を考慮し、ホイールのサイズを変更する必要があります。

その際は、ホイールのボルト穴数とP.C.D.の数値は、現在のホイールと同じものを選ぶことが重要です。

ボルト穴数は、ホイールにボルトを入れて固定するための穴の数、P.C.D.はボルト穴の中心間の距離です。

これらが異なるホイールを装着すると、ボルトが合わない、あるいはホイールが車体に正しく固定されないなどのトラブルの原因になります。タイヤがフェンダーから10mm以上はみ出ている場合は、保安基準不適合になり車検に通りません。

なお、ホイールのサイズは以下のように表記されます。

19×8.0 JJ  5 112 36

それぞれの表記の意味は以下のとおりです。

表記意味
19リム径(インチ)
8.0リム幅(インチ)
JJフランジ形状
5ボルト穴数
112P.C.D.(mm)
36インセット(mm)

それぞれの意味について、詳しくはこちらで解説しています。

(2)ホイールの素材

ホイールの素材は主にスチール製やアルミ製、カーボン製、マグネシウム製になります。それぞれの素材にはメリット・デメリットがあるため、用途や好みによって最適な素材を選ぶことが重要です。

素材メリットデメリット
スチール安価で耐久性に優れているほかの素材と比較して重く、燃費や走行性が低い
アルミ・スチールに比べて軽量
・デザインが豊富
スチールよりも高価
カーボンアルミホイールより軽量で、燃費性能や走行性能が高い・耐久性が低く衝撃に弱い
・製造が難しく非常に高価
マグネシウムカーボン同様、非常に軽量で、燃費性能や走行性能が高い・耐久性が低く衝撃に弱い
・価格が非常に高価

カーボン製やマグネシウム製のホイールは、高速走行において優れた性能を発揮することから、主にレースカーやスポーツカーに採用されています。

しかし、製造が難しく価格も非常に高いため、街乗りメインの場合はスチール製やアルミ製の2種類から選ぶことになるでしょう。

(3)ホイールの構造

ホイールは、外側部分のリムと、車軸に固定する中心部とリムをつなぐディスクで構成されています。

リムとディスクが一体になっているか、別体になっているか、さらにリムが分割されているかによって、ホイールの構造は「1ピース」「2ピース」「3ピース」に分類されます。

1ピース構造

1ピース構造は、リムとディスクが一体になっています。

スポーツホイールに多い構造で、強度が高く、軽量化の面でも優れています。ほかの構造と比較して複雑なデザインには対応しづらいですが、価格は安価な傾向になります。

2ピース構造

2ピース構造はリムとディスクを別々に製作し、溶接やボルト固定などで組み合わせています。

1ピース構造に比べて加工しやすいため、デザインの自由度は高いですが、パーツが別々になるため、価格は高価になります。

3ピース構造

3ピース構造は、アウターリム、インナーリム、ディスクの3つのパーツから構成されています。

3つのパーツに分かれているため、自由にカラーリングや素材を自由に選べ、サイズも細かく設定できます。ただし、製造の手間がかかるため、価格はほかの構造より高価になります。

(4)ホイールの製造方法

ホイールの製造方法は「鋳造」と「鍛造」の2種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

製造方法特徴メリットデメリット
鋳造金属を溶かして型に流し込み、冷やし固めて作る方法・デザインの自由度が高い
・比較的安価に製造できる
鍛造と比較して、強度が低い
鍛造金属を加熱し、圧力をかけて成形する方法鋳造より強度が高く軽量・高価である
・デザインの自由度が低い

一般的に、鋳造ホイールは鍛造ホイールよりも安価ですが、強度が劣ります。一方、鍛造ホイールは高価ですが、軽量で強度が高いため、走行性能を重視する人におすすめです。

3.ホイールの交換は業者に依頼しましょう

ホイールの交換は自分で行わずに、業者に依頼しましょう。

なお、ホイールのみを交換する場合と、タイヤとホイールをセットで交換する場合では、作業内容と難易度は異なります。

タイヤはそのまま使用し、ホイールだけを交換することを組み替えといいます。組み換えの場合、タイヤをホイールから取り外して、新しいホイールに取り付ける作業が必要になります。

しかし、組み換えには専門知識と専用道具が必要となるため、業者に依頼するのが一般的です。

一方、ホイールとタイヤをセットで交換することを脱着(履き替え)といいます。脱着の場合、タイヤをホイールから取り外す必要がないため、DIYで交換する人も多くいます。

組み替えと脱着の方法は、こちらの記事で解説しています。

4.ホイール交換を業者に依頼する場合の費用相場

新しいホイールに交換した車(イメージ)

ホイール交換を業者に依頼する場合、費用は作業内容やホイール、タイヤのサイズによって異なります。

一般的な費用相場は以下のとおりです。

・組み換え:5,000〜10,000円(持ち込み・4本交換)
・脱着:3,000〜5,000円(持ち込み・4本交換)

ホイールバランスの調整費用やホイールの処分料などがかかる場合もあります。

ホイール交換は、多くの整備工場やカー用品店、ガソリンスタンドなどで実施しています。しかし、業者によっても費用は大きく変動します。

そのため、事前に複数の業者に見積もりを依頼し、費用と内容を比較検討することが重要です。無料で見積もりしている業者も多いので、気軽に問い合わせてみましょう。

5.ホイール交換はグーネットピットにお任せください

ホイールの寿命は一般的に10〜20年程度と言われていますが、使用状況や損傷の程度によっては、寿命を迎える前にホイールを交換します。

ほかにも、車の印象やタイヤサイズを変えたいとき、走行性能を上げたいときにホイールを交換することがあります。なお、タイヤをホイールから取り外して、新しいホイールを取り付ける作業は、専門知識と専用の道具が必要になるため、DIYではなく業者に依頼しましょう。

グーネットピットでは、全国の整備工場からお近くの整備工場を簡単に検索できます。タイヤとホイールのメンテナンス知識と技術を持ったスタッフが愛車の状態を確認し、丁寧に交換いたします。

もちろん、ホイール交換作業だけでなく、アライメント調整やバランス調整など、関連する作業も依頼できます。 

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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