エンケイ新型ホイール「レーシング NVR5」走りのための高性能スポーツモデル

　アルミホイールメーカーのエンケイ（本社：静岡県浜松市）は4月1日、乗用車用アルミホイール「Racing NVR5（レーシング NVR5）」の販売を開始すると発表した。

　同製品は、耐久レースでの実績をフィードバックしたリアルスポーツモデル。GT4車両をターゲットに最適化された5孔専用デザインを採用し、センター部までスポークの長さを強調することで、優美な印象を与える。

　ホイールとしての基本性能である「剛性」「強度」「重量」といった要素を追求し、モータースポーツフィールドからのフィードバックと最新のCAE解析を用いて設計。スポーク根元に配置された3次元曲面による特徴的なくぼみは、ホイールの無駄を排除しながら表面積を拡大、グラム単位の軽量化とあわせてホイールの放熱性向上に寄与する。

　また、応力の少ないスポーク側面を大胆に削り落とすことで、軽量化に有利なH断面形状のスポークを形成。さらに、スプリットスポークのブリッジ部分にもミーリング加工を施すことでグラム単位の軽量化を実現した。

　よりアグレッシブな印象を与える「Deep Rear FACE：DR FACE」を新設計。4つのフェイスタイプを設定することで、装着車両毎に最適なコンケイブを実現する。

　このほか、これまでの社内基準（SPEC E）をさらに厳格化した「SPEC E-plus」を設定。JWL（Japan Light Alloy Wheel：乗用車用軽合金製ホイールの技術基準）にて定められた基準をクリアするホイールであることはもちろん、より安心・安全で信頼できるホイールであることを目指したとしている。