車のエンタメ
更新日:2021.08.21 / 掲載日:2021.07.29
「はたらくくるま」図鑑 キャンピングカー編 まずは種類を知ろう
クルマの中にベッドやキッチン、トイレなどを備えるキャンピングカー。まさに移動する部屋であり、お家だ。そんなキャンピングカー市場は、コロナ禍にもかかわらず元気いっぱいとか。今回は「東京キャンピングカーショー2021」にお邪魔して、人気のキャンピングカーをチェックしてきたぞ!
旅だけでなく避難場所や在宅勤務としての利用も!

※会場の写真は、前年の「東京キャンピングカーショー2020」のもの。
実は今、キャンピングカーが売れている。コロナ禍という逆風の中でも2020年の国内キャンピングカー保有数は前年比106.7%の増加で約12万7400台となった(一般社団法人日本RV協会調べ)。国内生産台数も前年比115.3%の7434台。過去10年以上にわたって増加し続けているのだ。
その人気の理由は数多くある。宿の手配が不要のため、好きなタイミングで旅立つことができる。ペットと一緒でも問題なし。しかも、宿泊費はほぼゼロ。格安で旅することできるのだ。また、最近では自然災害時の避難場所としての使い道が注目されている。さらにはコロナ禍での、在宅勤務のスペースとしての利用も増えているというのだ。個人ではなく、会社でキャンピングカーを買い上げ、福利厚生やテレワークに使う例もあるとか。
プライベートだけでなく、仕事にも使えるのがキャンピングカーなのだ。そう考えれば、単なる遊びのくるまではなく、今どきの立派な「はたらくくるま」のひとつと言えるのではないだろうか。
キャンピングカーの種類
キャンピングカーと言っても実のところ、その内容は様々。そうしたキャンピングカーの中でも日本で人気を集めるのは以下のタイプだ。
フルコン/セミフルコン

正式名はフルコンバージョン、セミフルコンバージョン。専用シャシーやバスボディのシャシーフレームにキャビンを架装する。
キャブコン

正式名はキャブコンバージョン。トラックやピックアップトラックなどの運転席(キャブ)付シャシーにオリジナルのキャビンを架装する。
バンコン

正式名はバンコンバージョン。商用バンやミニバンなどの内部を改造してキャンピングカーとしたもの。ロールーフとハイルーフがある。
軽キャンパー

正式名は軽キャンピングカー。軽自動車をベースにキャンピングカーとしたもの。車高が2mを超えると普通車登録となってしまう。
トレーラー

牽引式のキャンピングカー。キャンピングトレーラーだけでなく、トレーラーハウスやカーゴトレーラー、ボートトレーラーなどがある。
国内外のキャンピングカーをまとめて見る・触れるイベント!
主催は一般社団法人日本RV協会(JRVA)。毎月のようにイベントを全国で開催している。
在宅勤務や自然災害時の避難所としてのキャンピングカーの利用法も提案されていた。
高齢者だけでなく子供連れの若い夫婦など、幅広い世代が来場(写真は前年開催のもの)。
「はたらくくるま」図鑑 キャンピングカー編 まずは種類を知ろう
「はたらくくるま」図鑑 キャンピングカー編 代表格はキャブコンだ