車のエンタメ
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.06
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『レガシィツーリングワゴン 初代・3代目』2
「そうそう、昔はこんな装備があったよね」「なんだこのアクセサリーは!?」
いわゆる販売店用オプション(ディーラーオプション)のカタログから、
世の中の迷車&名車を振り返ってみようという、マニアックなこの企画。
今回はバブル時代を代表するクルマたちに迫ってみよう!
●文:澤田真弘
ワゴンブームを盛り上げた数々のオプションパーツたち
それでは次に3代目モデルを見ていこう。
2000年10月発行のカタログは年次改良で言うところのC型にあたる。ちなみに初代ではこの年次改良という言い方はまだ無かったようだ。
ワゴン、セダンに加えランカスターがラインナップされていたがこのランカスターに3リッターの水平対向6気筒エンジンを積んだランカスター6が追加販売された。カタログもそのランカスターとワゴンのオプションが一緒に掲載されている。
オプションもかなり豊富なのが特徴だ。純正オプションカタログにもかかわらずトミーカイラのエアロバンパーなどが掲載されている。普通に考えるとSTIのスポーツパーツが掲載されそうなものなのだが……。
ランカスター専用で牽引するトレーラーのオプションも目新しい。ランカスターを使って小型ボートなどを運ぶことを想定してこのようなオプションが用意されたのだろう。トレーラーのほかにトーイングフックなどもセットになっている。
もちろん牽引免許が無ければダメなので買う人も相当限られていたのだと思う。
ランカスターには標準装備であるカーゴファンシステムがツーリングワゴン用で用意されている。一部グレードによっては装着できない場合もあるようだ。車内の気になるニオイを強制排出するアイテムなのだが未使用時は外の音を遮断するような設計になっているあたりは凝っている。
また、そこまではしなくてもいいと考えている人向けなのかビルトインタイプの空気清浄機もオプション設定されている。
2つのオプションを同時装着すれば匂いも花粉やほこりなどもシャットアウトが完璧になるような気がする。
気になるついでだが、カナダ製のユーティリティボックスは輸出仕様にも設定があるのだろうかと妙に心に引っかかってしまった。
そのほか、シングルタイプのスポーツメーターやセンタに装着する3連メーターが存在するのはなんともスバルらしいと思う。ただ、三連メーターを装着するとメーカーオプションのマッキントッシュが付けられないところがちょっと残念な感じがしてしまった。