車のエンタメ
更新日:2022.03.25 / 掲載日:2022.03.25
映画「007」60周年祝うディフェンダー特装車がラリー出場

ランドローバーは現地時間の3月23日、世界的人気の映画「007」シリーズが公開60周年を迎えるのを記念し、祝福のラッピングを施したディフェンダー90(ボンド・ディフェンダー)を発表した。また、同シリーズの最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でスタントドライバーを務めたマーク・ヒギンズ氏が同モデルに搭乗し、ノースウェールズで3月26日に開催されるラリーレース「2022 Bowler Defender Challenge(2022 ボウラー・ディフェンダー・チャレンジ)」に出場することも併せて明らかにした。
黒のボディにゴールドのラッピングが映えるカラーリング



同モデルは、黒のボディに映画シリーズのアニバーサリーを祝うゴールドのラッピングで彩られた。サイドとルーフには60周年の記念ロゴが、ボンネットとリアには1962年公開の初回作「007/ドクター・ノオ」から最新作まで、歴代作品のタイトルが印象的に記されている。
走行性能においては、現行のディフェンダー90をベースに、最高出力300psを発揮するP300 Ingenium パワートレインを搭載。フルロールケージ、エンジンとトランスミッションの冷却強化、スポーツエキゾースト、リアルーフスポイラー、オールテレーンタイヤを装着した強化18インチBowlerホイールを装備し、スプリングやサスペンションに改良が加えられるなど競技用にカスタマイズが施されている。


ブリティッシュラリー選手権3度制覇 映画にも4度出演のヒギンズ

今回の「2022 Bowler Defender Challenge」ノースウェールズ大会でボンド・ディフェンダーを駆るマーク・ヒギンズ氏は、過去にブリティッシュラリー選手権を3度制覇した名ドライバー。「007」シリーズではスタントドライバーとして、2008年の「007/慰めの報酬」以降、4度出演した経歴を持つ。今回の出場ではコ・ドライバーにクレア・ウィリアムズを迎える。
ヒギンズ氏は「ディフェンダーは、生産ラインから出荷された時点でタフで高性能な車ですが、最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の撮影現場でも本当に難しいスタントをこなしているのを見てきました。ボウラーチームがレース用に改良し、クレアが私のそばにいるので、素晴らしい結果を出すことができると確信しています」とコメントしている。
2022 Bowler Defender Challengeは英ラリー車メーカーのボウラー社が主催するラリーシリーズで、全7大会が開催される。