オートサロン
更新日:2023.01.18 / 掲載日:2023.01.17
東京オートサロン2023 未来のモビリティが見える?コンセプトカー特集


荷台部分をシェルにしたコンセプトカー。自由な発想もオートサロンならでは。
「カスタムカーの祭典」と呼ばれる東京オートサロンに展示される車両は、カッコいいスポーツカーやプレミアムなカスタムカーばかりではありません。
今回の東京オートサロン2023では、次の時代を見据えた新しいコンセプトを持つ車両や、既存の考えにとらわれない自由な発想から生まれたモビリティも多数展示され、来場者の関心を集めました。
この記事では、そんなコンセプトカーの姿を集めてみました。
快適な少人数移動をサポート!? 小型モビリティ
近年注目を高めているのが、一人乗りの小型モビリティ。「ちょっとそこまで」の移動をサポートする小型モビリティはEVとの相性が良く、今後さらなる盛り上がりがありそうな分野の一つです。
トヨタ車体(本社:愛知県刈谷市)は、同社で製造・販売している超小型BEV「コムス」をアウトドアスタイルにリデザインした「Fun・COM エクスプローラー」を出展。開放感のあるデザインで、日常的な移動やツーリング、レジャー施設での運用など多様な用途に合うBEVを提案しました。
KGモーターズ(広島県東広島市)が現在開発中の「ミニマムモビリティ コンセプト」は、センターポジションの運転席でゆとりのある室内空間を備えた“次世代のチョイ乗りモビリティ”。コストパフォーマンスと遊び心あるデザインを兼ね備えています。
レクサスの「ROV コンセプト」は、2人乗りの小型モビリティ。こちらは圧縮気体水素を燃料としており、1.0L 直列3気筒 DOHCエンジンのリアルな鼓動を感じながら運転を楽しめるのが特徴です。





専用トレーラーに電子ピアノ搭載!? スイートな日産 ルークス


日産が先進技術をつぎ込み開発したのが、軽自動車のルークスをベースとした「ルークス スイートコンセプト」。
天高く開くガルウィングドア、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出すホワイトの内装と、くつろぎのひとときをもたらす後部のプレミアムシートという、市販車とはかけ離れた要素が目を引きますが、最大の特徴は後部に取り付けられた専用トレーラー。その中に収められているのは、何と電子ピアノなのです。
日産ではこのモデルについて「あなたの大切なパートナーと共に特別な日をお祝いするためのコンセプトカー」と解説しています。
こういった奇抜な発想が形になり、その姿を見られるのも東京オートサロンの醍醐味でしょう。

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