オートサロン
更新日:2025.01.01 / 掲載日:2025.01.01
日産 「ケンメリ」の魂復活!?学生のアイデア光るカスタムカー披露 東京オートサロン2025
日産は12月24日、日産グループである日産・自動車大学校の学生が制作したカスタマイズカー3台を、東京オートサロン2025に出展すると発表した。
日産・自動車大学校は、全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)ある自動車整備専門学校。5校共通の自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程を持つ。
今回の東京オートサロン2025では、車体系の課程を有する愛知校・京都校の学生たちが授業の集大成として制作した3台の車両が出展される。
懐かしの「ケンメリ」をオマージュ!学生考案のオリジナルカラーを施したスカイライン
「NEO SKYLINE(ネオスカイライン)」はCV35型スカイラインクーペをベース車両に採用。「現代のケンメリ」というコンセプトのもと、1970年代に一世を風靡した「ケンメリスカイライン」をオマージュし、学生たちの新たにケンメリの魂を宿したクルマを造りたいという思いから製作された。
30~50代を意識して制作され、車名の“NEO”はそれぞれの年代へ向けた学生たちの思いを示すキーワードの頭文字から取ったもの。“N”に50代がケンメリに感じる懐かしさ(Nostalgia[ノスタルジア])、“E”には、日々忙しい40代がドライブに夢中(Enthrall[エンスロル])になり少しでもストレス発散になるようにという思い、“O”には、最新のクルマに見慣れている30代に斬新さと独創性(Originality[オリジナリティー])を与えたい、といった思いが込められている。
車体には、ケンメリの部品やデザインをそのまま流用するだけでは無く、ケンメリらしさを残しながらも今の時代に合ったスタイルを探求。ボディカラーは、学生が考えたオリジナルカラーの「トモアキブルー」を採用し、ケンメリのブライトブルーメタリックをベースに、新たにパールを加え、懐かしさの中に新しさを表現している。
「NEO SKYLINE(ネオスカイライン)」
製作:日産京都自動車大学校(自動車整備・カスタマイズ科 4年生)
制作期間:6か月
家族向けのスポーツカー!?まるで「フェアレディZ」の「ステージア」
「Z Lealia(Z リーリア)」は“家族と歩むスポーツワゴン”をコンセプトとし、刺激と日常を合わせ持ったクルマを目指して企画。スポーツカー好きで「フェアレディZ」に憧れる父親に、家族と一緒にスポーツカーでのドライブを楽しんでもらいたいという学生の思いが込められている。
車名「Lealia」は、英語の「Lead(率いる)」とラテン語の「Familia(家族)」を組み合わせた造語から名づけられた。
ベース車両は、M35型「ステージア」を採用し、スクエアなデザインを一新。最新のRZ34型「フェアレディZ」のような流麗なデザインを実現している。
リア周りは、フェンダーやルーフを一部切断し、日産「リーフ」のリア部分を丸ごと取り付けて溶接。さらに、リアフェンダーをワイド化することで、フェアレディZらしい筋肉質で迫力のあるリアフェンダーを再現している。ボディカラーは、RZ34「フェアレディZ」発表当時のイメージカラー「イカヅチイエロー」を採用した。
「Z Lealia(Z リーリア)」
製作:日産京都自動車大学校(自動車整備・カスタマイズ科 4年生)
制作期間:6か月
クルマ好きな若者に送る「ブルーバード」!若々しいブルーカラー採用の力作
36年前に販売していたPU11型ブルーバードの最上級モデル「ブルーバードマキシマ」をベース車両に採用。“ラグジュアリー&スポーツ”をコンセプトとし、学生たちと同世代のクルマ好きの若者をターゲットに企画された。
仲間と楽しい時間を過ごすシーンを想像し、豪華でスポーティーな愛車をつくるという思いで製作。日産のDNAを持つ学生たちがクルマの楽しさを表現し、外装、内装、走りにおいて、すべてを極めたいという思いから「ブルーバード・極」と命名された。
ボディカラーは海や青空を想起させる「オーロラフレアブルーパール」を採用し、若者向けらしく、活動的で若々しい雰囲気を表現している。
「ブルーバード・極」
製作:日産愛知自動車大学校(自動車整備・カーボディーマスター科 3年生)
制作期間:2.5か月
日産 公式HP:
https://www.nissan.co.jp/
日産・自動車大学校 公式HP:
https://www.nissan-gakuen.ac.jp/
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