車のエンタメ
更新日:2018.11.18 / 掲載日:2016.04.07

ドライバーレスなフォーミュラマシン登場!

 フォーミュラカーのようだけど、どこかに違和感を感じるこのクルマ。SF映画に出てくるマシンのようなスタイルだけど、れっきとしたレーシングカーのコンセプトモデルなんです。




 この「ロボカー」が走る予定となっているのは、AI(人工知能)が完全な電気式のフォーミュラカーをコントロールする無人レース「ロボレース」。ロボレースは、2014年にスタートした電気自動車フォーミュラ選手権「フォーミュラE」のサポートレースとして、3シーズン目の2016-2017に開催すると昨年発表されたんですが、F1などとちがってハードウェアは統一されるそう。10チームが同じマシンをベースにしながらソフトウェアを独自に開発し、AIがマシンを操縦して順位を争うということなんですね。ちなみに、エントリーは各チーム2台、計20台となる予定。

 で、「ロボカーはどんなデザインになるんだろう?」って思っていたら、ついに発表されたのがコレだった、と。デザイナーは、ダニエル・サイモン氏。フォルクスワーゲン・デザインセンターでフォルクスワーゲンとブガッティのデザインに携わったのち独立し、SF超大作『トロン:レガシー』(2010年)や『キャプテン・アメリカ/ア・ファースト・アベンジャー』(2011年)、『オブリビオン』(2013年)に登場する乗り物のコンセプトデザインも手掛けてきた経験を持っている。


 『トロン:レガシー』のデザインについての、ダニエル・サイモン氏のインタビュー。




 ダニエル・サイモン氏のセンセーショナルなデザインの数々はオフィシャルサイトにもたくさん掲載されている。思わず時間を忘れて見入ってしまうので、要注意。
http://danielsimon.com/

 『キャプテン・アメリカ』のヒドラ・シュミット・クーペとか、ほんとにもう美しすぎる!



 ロボカーは、ドライバーが乗車しないためコクピットも必要なければロールバーなどの安全装備も必要ない。そのぶんデザイン的な自由度が高いということはあるが、映画の中の乗り物とちがって実際に走ることも考える必要があるのはとうぜんで、先進的なフォルムを追求するだけでなくレーシングエンジニアやエアロダイナミシストと共同でフォーミュラマシンとしての空力などもしっかり計算しながらデザインしているそう。

 搭載するパワーユニットの性能などはまだ明かされておらず、どのようなレースが展開されるのかは想像すらできないけれど、無人のレーシングカーがサーキットを走ると考えただけでもワクワクする! F1などではチームではなく個性溢れるドライバーに魅せられたりするけど、ロボカーの場合もAIのちがいでファンがついたりするんでしょうか? ともかくも、今秋に控えた初レースが楽しみです。

参照元:Daniel Simon 公式(YouTube)

参照元:Walt Disney Studios Motion Pictures, Ireland(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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