車のエンタメ
更新日:2018.11.11 / 掲載日:2017.01.26
暗闇のサイクリングが安全になる! ボルボが光反射スプレーを開発

クルマの性能がよくなっても、残念ながら事故がゼロにはなりません。クルマも自転車も多い都市部では、接触事故も深刻な問題となっています。とくに危険なのは、夜間です。自転車や歩行者を見落としそうになってヒヤッとした経験、クルマを運転する方なら一度や二度は経験したことがあるのではないでしょうか。

「2020年までに、新しいボルボ車での死亡者や重傷者をゼロにする」という安全目標「Vision2020」を掲げるボルボは、2015年4月に「ライフペイント」というスプレーをロンドンで配布しました。布やプラスチック、金属などに「反射材」を手軽に吹きつけられるスプレーです。
使い方はいたってかんたん。ライトを反射させたいモノにシューッと吹きかけるだけです。

スウェーデンの反射塗料メーカー「ALBEDO 100」と共同で開発したライフペイントは、自転車本体、ヘルメット、ウェア、バッグなどに使用可能。水溶性で無色透明、洗えば落ちるし、そのまま放置しても1週間ほどで落ちるそうです。
ドライバーが見落とす可能性がグッと低くなりそうな画期的なスプレー。反射材を使ったバッグやウェアもありますが、どんなアイテムにも、デザインを損なうことなく使えるのは魅力です。
サイクリスト以外にも、ジョギングや犬の散歩をする人、夜間の工事現場で働くひとなどにも需要がありそうです。ぜひ市販してほしいですね。