車のエンタメ
更新日:2018.11.14 / 掲載日:2017.02.01
「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」。ハイネケンの傑作CM

飲酒運転に対する世論は世界的に厳しくなっています。酒気帯び運転あるいは飲酒運転となる血中アルコール濃度の基準値が日本とくらべて高い欧米諸国でも、飲酒運転防止を呼びかけるCMが放映されています。
なかでも注目されているのが、ハイネケンが制作したこのCMです。
2016年からF1グランプリのグローバルスポンサーとなったハイネケン。CMには、1965年から1973年にかけてF1ドライバーとして活躍し、ワールドチャンピオンの栄光を3度手にした伝説の名レーサー、ジャッキー・スチュワートが登場しています。

そして、一気に時が流れ、画面には77歳になった現在のジャッキー・スチュワートが現れます。タータンチェックのハンチングにビロードのジャケット。上品な紳士は、ハイネケンを手にしたボーイに「Drink, Sir?(お飲みになりますか?)」と訊ねられるが、一瞬間を開けてやはり「No thanks.」と答えるんです。

ここまで断り続けるということは、お酒が嫌いなのか、お酒が飲めない体質なのか……。ところが、その理由は「I’m still driving.(まだ運転するからね)」でした。

エントランスに横付けされたジャガー「Fタイプクーペ」に乗り込み、颯爽と走り去っていきくジャッキー・スチュワート。