車のエンタメ
更新日:2018.11.14 / 掲載日:2017.03.24
ジャガー・ランドローバーが巨人軍の選手に車両提供

文と写真●ユニット・コンパス
3月24日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが、読売巨人軍(ジャイアンツ)とオフィシャルカー契約を締結することを発表し、巨人軍のホームグラウンドである東京ドームでセレモニーが行われた。
読売巨人軍の監督、コーチ、選手などを対象に、ジャガーおよびランドローバーの各モデル合計70台が提供されるという。
英国流プレミアムを体現するラグジュアリーブランド「ジャガー」と、英国王室御用達でもあるオフロードブランドの「ランドローバー」だが、巨人軍の久保社長は「伝統を守りながら革新を追求するジャガー・ランドローバー・ジャパンとのコラボレーションに感激している」と語った。


記念式典には、読売巨人軍の久保博球団社長とジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長、そして昨シーズンより指揮を取る高橋由伸監督が登場。さらに、阿部慎之助(あべしんのすけ)内野手、内海哲也(うつみてつや)投手、杉内俊哉(すぎうちとしや)投手、山口鉄也(やまぐちてつや)投手、スコットマシソン投手、宮國椋丞(みやぐにりょうすけ)投手、田口麗斗(たぐちかずと)投手、實松一成(さねまつかずなり)捕手といった豪華人気選手たちも姿を見せ、会場は華やかな雰囲気に包まれた。
監督をはじめ選手たちは、ジャガー「F-TYPE SVR COUPE(1815万円)」やランドローバー「RANGE ROVER SVAutobiography(2944万円)」など、展示された車両を前に満面の笑みを浮かべた。クルマ好きが多いことで知られる野球選手だが、今回のジャガー・ランドローバー・ジャパンからのサポートを心から歓迎している様子だ。
現役時代、「天才」と呼ばれ、天性の打撃技術と圧倒的な勝負強さで数々の名シーンを演じてきた高橋監督は「今回は素晴らしいクルマのサポートをいただき、ありがたいです。これを励みに素晴らしいシーズンを送れるように頑張ります」と語り、ジャガー・ランドローバーに対する感謝の意と選手やチームにとってのポジティブな影響に大きな期待を寄せた。マグナス・ハンソン社長も「日本のスポーツ界において最も成功しているプレミアムなチームとの協力は大変光栄です」と喜びを表し、また「安全性だけでなく、プライベートタイムでも大いにジャガー、ランドローバーを楽しんでいただきたい」と語った。
ヨーロッパでは自動車ブランドが、サッカーチームをサポートする一環として、選手やスタッフに対して車両を提供するというオフィシャルカー契約が近年行われている。人気選手が練習場やスタジアムを行き来する際に露出する効果もあるが、チームや選手が持つアクティブでダイナミックなイメージとクルマとのマッチングのよさも大きな理由だろう。
セントラルリーグ、パシフィックリーグ両リーグで、もっとも長い歴史を誇るプロ野球球団の読売巨人軍は、沢村栄治や川上哲治などの伝説的な選手や長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜など、国民的なスターが活躍した名門球団だ。
41歳と若い高橋由伸監督の巨人軍は昨シーズン、躍動感のある試合を展開し、リーグ2位の成績を残した。常に優勝が求められるチームであることを現役時代から熟知している2年目のシーズンには、全国のファンから大きな期待と注目が集まっている。
プロ野球の父とも呼ばれる正力松太郎氏が残した「巨人軍は常に紳士たれ」という言葉を大切にする球団文化とジャガー、ランドローバーの両ブランドが持つ伝統と格式。巨人軍が自動車ブランドとオフィシャルカー契約を結ぶのは今回が初めてとなるが、その相性はとてもよさそうだ。あの選手は「ジャガーとランドローバーのどっちにするのか? どのモデルに乗るのか?」など、早くも興味は尽きない。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長とハイタッチする阿部慎之助(あべしんのすけ)内野手。プライベートでもジャガーに乗っているとのこと。
続いて、内海哲也(うつみてつや)投手。
杉内俊哉(すぎうちとしや)投手。
昨年、大活躍したスコットマシソン投手。
山口鉄也(やまぐちてつや)投手。
實松一成(さねまつかずなり)捕手。
ジャイアンツのイメージカラーである「オレンジ」のレンジローバー イヴォーク。そのボンネットに高橋由伸監督がサイン。