車のエンタメ
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2017.08.10

60年前にEVってあったの!? 最初のEV「たま電気自動車」がよみがえる

 突然でございますが、国産の電気自動車(EV)が登場したのはいつ頃だと思いますか? ヒント……平成ではございません!

 じつは、日本で最初に電気自動車の波が来たのは終戦直後。その代表的なクルマが「たま電気自動車」でした。どうして、そんなに早い時期にEVが? と思いますが、終戦直後の混乱期はまだガソリン事情が安定していませんでした。だから電気だったのですね。 そんな、たま電気自動車を日産がレストア。そのお披露目の様子を収めた動画を紹介しましょう。レストア担当者が説明してくれ、まるでその場にいるかのような気分を味わえます。

 では、どうして日産なのか? 鋭い質問です。じつはこの「たま電気自動車」を作ったのは、立川飛行機という会社でした。以前は社名のとおり、飛行機製造をおこなっていたのですが、終戦後は自動車メーカーへの転身を図りました。そして、その会社がのちの「プリンス自動車」。つまり日産の前身である会社のひとつというわけなのです。

 当時の技術者たちは、そんな混乱期でも「日本の物流を変えないと」という思いで必死に作り上げたのだそうです。

 飛行機のエンジニアが設計したので、飛行機らしい部分もあります。たとえばボンネット。いまではごくふつうの前開きですが、当時は横開きが当たり前。とっても斬新だったといいます。

 ウインカー(のかわり)もおもしろいですね。こちら「アポロ」と呼ぶらしいです。

 ヘッドライトがある場所のデザインは、飛行機の翼をイメージしているのだとか。それにしても、温かみのあるデザインですね。

 今日の日産 リーフとの最大の違いは何でしょう?  日産レストアチームによりますと、「余った電気を回収することなく、熱として捨ててしまっていたこと」だとか。
 とはいえ、のちに改良されたモデルの航続距離は200km。そして3年間で1000台以上が販売されたというのですから凄いです!

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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