車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2017.11.14
キャタピラーを超えた!? チェコ製トラックの走破性が驚異的!

今回は、「TATRA(タトラ)」というメーカーのトラックが超絶な走りを見せる映像です。世の中、知らないことはまだまだたくさんあるんようです……。トラックですよ。トラックがこんな走りをするなんて……。

どうやらチェコの自動車メーカーのようです。車名由来はスロバキアの最高峰である「タトラ山脈」からとったのだとか。
ガソリン自動車の製造をはじめたのが1897年……。あれ、ずいぶん早いですね。その年代といえばまだ自動車がやっと量産されるようになったころで、日本を代表するトヨタよりも約40年も早く自動車を作り始めた老舗になります。東欧ではじめて自動車を量産したというのですから、凄いです。20世紀末までは乗用車も作っていたのですが、東西冷戦が終わって西側の高品質・高性能な自動車が流入してくると販売が激減。トラック専門メーカーとして今に至るのだそうです。 それにしてもなんという激しい走りでしょう。

これだけ路面に凹凸があるのに、車体はフラット。なんだか爬虫類が歩いているように見えるのは気のせいでしょうか。よく伸びたり縮んだりするサスペンションも驚きで、まるでパリダカに出場する車両のようです。
それにしても、このタトラのトラックがどうしてこんなによく走るのか? その理由は共産主義下でソビエトの軍用車両として使われることを前提に作られたからだそうです。道なのに道とは思えないような悪路だらけのシベリア。輸送にはタトラのトラックが欠かせなかったといいます。トラックの世界も奥深いですね。