車のエンタメ
更新日:2018.11.29 / 掲載日:2017.12.22
これぞ究極の変態走法! ボディを真横にしたまま爆走するワーゲンのタイプ2!

グリップ走行にドリフト走行、それからスリップストリーム走行。世の中にはいろいろな走り方があります。が、こういう走行スタイルは見たことない! というひとも多いのではないでしょうか。といいますか、いったい何なのでしょう!? これは!

実は、横になっているのは外側のみで、走る機能を持つボディは通常の構造になっているのです。そうきましたか! 以前、アメリカの「逆さまに走る」ピックアップトラックを紹介いたしましたが、「横転したまま走る」クルマは驚きです。この発想はちょっとありませんでした。素晴らしいセンスですね。
アメリカの逆さまピックアップトラックのインパクトが凄すぎる
この「横転走行車」、外観は1976年製のフォルクスワーゲン・キャンパー。中身は1988年製のフォルクスワーゲン・ラビット(「ゴルフ」のアメリカ名)だそうです。

オーナーさんは「クールなバンのレーシングカーを作りたかった」とか。重心が高いので、コーナリングはちょっと不安定で、ときどき片輪が浮いてしまいますが、それもまた可愛いく見えてしまいます。
エンジンは1.8LのGTI 16V(フォルクスワーゲン車のスポーティグレード)用で出力は120馬力だそうです。

観客ウケはもちろん抜群。そしてみんな笑顔で接してくれます。ところで車名は「トリッピー トリッピー ハッピーバン」。「不思議な不思議な、ハッピーなバン」といった感じですかね。嘘偽りなく、見るひとを幸せにしてくれます。
レース車両としては不利ですが、それを気にすることなくみんなを楽しませてくれるアイデアとそれを実現したオーナーさんは素晴らしいですね。