車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2018.03.09

大型バスで英仏海峡を渡る!  ユーロトンネルの鉄道輸送の実態

 今日、日本人にとっては、「外国に行く」ための交通手段は、飛行機という方が大多数でしょう。船という手段もありますが、時間的な余裕はなかなか無いという方がほとんどだと思います。

 イギリスも日本と同様、島国ではあるのですが、ヨーロッパ大陸と非常に近い(ドーバー海峡のもっとも狭い場所は、直線距離でわずか34km!)ため、1994年に「ユーロトンネル(英仏海峡トンネル)」が開通してからは、電車やクルマでもイギリスとヨーロッパ大陸を行き来できるようになっています。トンネルは「ユーロスター」という高速鉄道専用です。ユーロスターは「人が乗る車両」のほかにクルマやバスの積載車両もあって、クルマはこれでドーバー海峡を渡っているのです。

 今回ご覧いただくのは「フランスのカレーからイギリスのフォークストンまで大型バスで行ったよ!」という動画です。

 バスの車内はほぼ満席です。けっこうな人気のようですね。

 「GRANDE BRETAGNE(「GREAT BRITAIN」のフランス語表記です)」と明記されたゲートをくぐり、料金所へ。

 乗車の時間までパーキングで小休止。トイレや売店、カフェなどもあるみたいです。

 メルセデス・ベンツ製のバスで、後方にも乗降口があるタイプです。

 ここの標識もフランス語表記。ここはフランスのようです。

 乗車時刻が近づいてきました。出発です。海沿いのカレーは風も強いのでしょうか。風力発電の風車も見えます。

 車種別のレーンを走って、チェックインゲートへ。

 何台ものバスが、スロープを下ってユーロスターの乗車口へと向かいます。

 窓の少ない車載車両は、なんだか鉄の塊っぽく見えますね。ぽっかり空いた乗車口から、自走して車載車両へ……。

 列車内の制限時速は10km/h。慎重に移動します。大型バスには、かなりギリギリなサイズです。

 ところどころにあるゲートのようなところは連結部分です。乗車終了後には閉じられます。

 連結部が閉じられたら、クルマから降りて列車内を自由に動いてOKです。小さな車窓から外を眺めるひともいますし、列車内を散策するひともいます。

 景色がいいとはいえませんが、ユーロトンネルならではの眺めではありますね。

 乗用車や小型トラックも載っています。

 大型バスと壁のあいだは、こんなに狭くなっています!

 トンネル内でも、ほぼ全線で携帯電話が通じます。

 列車が止まったら、連結部中央のシャッターがあがって、左右の扉の部分もパタンと開いて……。

 前方の出口から外に出れば。

 そこはもうイギリスです!

 ちなみに、ユーロトンネルの全長は50.49km(うち海底部37.9km)で、フランスのカレーからイギリスのフォークストンまでの所要時間は約35分。ユーロスターの最高時速は300km/hですが、ユーロトンネル内では160km/hに制限されています。

 パリやブリュッセルからユーロスターでロンドンまで行く列車の旅もいいけれど、バスやレンタカーでユーロスターに乗るのも楽しそうですよね!

参照元:Travelnama(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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