車のエンタメ
更新日:2018.04.27 / 掲載日:2018.04.27

まるで要塞! 世界最大級の重機「Bagger293」のド迫力映像

 重機というのはそもそも大きなものですが、世界最大の自走式の重機となると、みなさんはどのぐらいの大きさだと思いますか? ギネスブックにも登録されている「Bagger293」は、なんと、全長225m、全高96m、総重量は1万4200トンにもなります! 機械を超え、もはや建造物ともいえるその巨大さを存分にご鑑賞ください!

 ドイツのタクラス社が1995年に建造したBagger293は、「バケットホイールエクスカベーター」という種類の重機です。アーム先端の回転式ホイールに掘削バケットが取り付けられていて、地面をガリガリ削ります!

 ともかく超巨大。「要塞です」と言われたほうがしっくりきます。

 しかし、キャタピラーとも呼ばれる無限軌道を備えているので自走できます。

 サイズ感のおかしさ、おわかりいただけるでしょうか?

 SF映画に出てきそうなスパルタンな雰囲気です。

 巨大なバケットで地面をガリガリと削り、削った土砂は、こちらも巨大なベルトコンベアーでどんどん運び出していきます。

 それらは貨物列車で運び出されます。

 アームを横に振りながら削っていくのですね。

 やはり建物にしか見えません……。

 こんなに巨大でも、たった5人の技術者で動かせるのだそうです。3交代制で24時間稼働しているとのことで、トイレにキッチン、お風呂まで完備されています!

 階段はぜんぶで2000段以上あるそうで、1回の勤務で歩く距離は、6マイル(約9.5km)にもなるのだとか。

 「自走できる」とはいえ、走行スピードは超スローです。最高速度は、なんと分速10m(時速600m)。13マイル(約21km)の距離を移動するのに、3週間ほどかかるそうです。

 道路を封鎖して横切るBagger293。重機マニアだけでなく、工場萌えな方々のハートも鷲掴みにしそうな規格外の迫力です。

 自走するところを見てもなお、要塞に見えてしまう不思議な重機です。

 最後にもういちど、Bagger293の大きさを確認してみましょう。全長225m、全高96m、総重量は1万4200トン。225mがどのぐらいの長さかというと、サッカーのフィールドの長辺の倍以上、電車なら1両が20mとして11両編成と同じぐらいです。24分の1スケールの模型にしても、1m弱の大きさになります。96mは、25階建ての「新宿ワシントンホテル」とほぼ同じ高さ。重量1万4200トンは平均体重約6トンのオスのアフリカゾウで2345頭に相当します。

 残念ながら、このBagger293を日本で見ることは叶いません。非常識なまでの大迫力を実際に感じてみたいものですね!

参照元:Largest Dams(YouTube)

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ