車のエンタメ
更新日:2018.09.19 / 掲載日:2018.07.05
朽ち果てたセリカのグループBマシンが、奇跡のレストアで生き返る!

ボロボロに朽ち果てたクルマを徹底的にレストアして、新品同様に蘇らせるというのは世界中のクルマ関係の映像で見られる定番ともいえる内容です。しかし、本日ご紹介するのは、大掛かりなレストアの様子だけではございません。蘇らせるクルマは、なんとWRC(世界ラリー選手権)で「死のカテゴリー」と恐れられた「グループB」で活躍した車両です。1985年から1988年まで参戦していたトヨタ セリカなのです。こんな状態でも、よくぞ発見されたと驚いてしまいますが、輝きを取り戻す様子をどうぞご覧ください。
こちらが今回レストアする、グループBのセリカです。詳しい人でないと、とても判別できないほどに朽ち果てています。外装も内装もボロボロです。
このマシン、実は中東の選手権で優勝したモデルということで、さらに驚きです。レストアされてピカピカのマシンですが、ただならぬオーラが感じられます。復活できて本当によかったですね!
グループBは、当時最高峰のWRCカテゴリーで、ワークスマシンともなると、重量1000kgにも満たない軽量ボディに最高で600馬力の強力エンジンを積み込んで、荒地を疾走するという尋常ではないカテゴリーでした。不幸な死亡事故が重なり、「危険なカテゴリー」として廃止されてしまいましたが、そのただごとではない激しいパフォーマンスは、今日、映像を見ても色あせていないことがわかります。