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更新日:2021.08.02 / 掲載日:2021.08.02
マクラーレン「エルバ」トッププロのインディカードライバーがサンフランシスコを疾走!【動画】

マクラーレン・エルバを運転するJ.R.ヒルデブランド
マクラーレン・オートモーティブは7月30日、同ブランドのアルティメットシリーズ最新モデル「エルバ」をインディカードライバーのJ.R.ヒルデブランドが試乗、米・サンフランシスコの市街地でのドライブを満喫する様子を収めた動画を公開した。
エルバは2019年に発表された最軽量ロードスターで、アクティブ・エア・マネージメント・システム(AAMS)と呼ばれる技術を採用、フロントウインドスクリーンのないオープンコックピットという唯一無二のスタイルを持つ。
そのビジュアルと共に、最高出力815PSのツインターボV8エンジンを搭載し、強烈な加速力と意のままに操れるハンドリング性もエルバの特徴となっている。
J.R.ヒルデブランド「すべてを忘れてドライビングを楽しむのに、これほど驚異的なマシンはほかにない」
「キャプテン・アメリカ」のニックネームで親しまれているJ.R.ヒルデブランドは、2010年よりインディカー・シリーズに参戦するプロドライバー。
今回のドライブではマクラーレン最軽量モデルのエルバを初体験、サンフランシスコの市街地やパシフィック・コースト・ハイウェイを爽快にドライブし、没入感あふれるドライビング・エクスペリエンスを満喫した。
ヒルデブランドはエルバについての感想を、以下のように話している。 「エルバはマクラーレン・アルティメットシリーズの最新マシンで、ハイパーカーのパフォーマンスを備えると同時に、使い方がひときわ特殊なモデルです。マクラーレン・セナやセナGTRが究極のサーキット・ウェポンなら、エルバは お気に入りのルートで究極のドライビングを楽しみ、周囲の環境に完全に身を預けるようなモデル。海岸沿いでは潮風を感じ、ロデオ・ドライブに立ち寄ったらパパラッチのフラッシュを浴びる、といった具合に」
また、際立った個性を放つビジュアルを認めたうえで、エルバの持つ最大の魅力は別の所にあると語る。 「万人向けではないし、どんなシチュエーションにも合うとはいえないかもしれません。最大限の快適さや使い勝手をお望みなら、コンバーチブル・ルーフがあり、ラゲッジスペースも広いモデルが良いでしょう。でもエルバはそんなクルマではないのです。ドライブに出掛け、抱えているどんな心配事からも解放され、ただただステアリングを握る。そして紛れもないこの自分が、今この瞬間に、このエルバを操っているのだ、と実感できる究極のマシンなのです」
スピードの世界で長らく戦ってきたヒルデブランドでも、そのパフォーマンスは驚きを隠せないようであった。 「あり得ないほど俊敏で軽く、クルマとそれを取り巻く環境との境界が分からなくなるほどです。トンネル内で9000rpmまで回し、ブレーキを踏み込んでバンッ! とシフトダウンする。その瞬間にエルバが放つ、あの弾けるような音ときたら…」
「路面と一体になる、あの感覚は最高にピュアで、ステアリングからの感触はもちろん、嗅覚から味覚まで、あらゆる感覚が研ぎ澄まされ、刺激されます。A地点からB地点への旅、ぶらりと出掛け、すべてを忘れてドライビングを楽しむのに、これほど驚異的なマシンはありません。マクラーレン・エルバを走らせるのはどんな感じかって? それは、まさに究極のドライバーズ・カー、その一言に尽きますね」
【動画】J.R.ヒルデブランドがサンフランシスコ市街地でエルバを体験!
今回ヒルデブランドが体験したのは、5月に発表されたウインドスクリーンバージョンで、ウインドスクリーンの有無を選択可能。
トータルで149台の限定生産となっている。
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