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更新日:2022.12.09 / 掲載日:2022.11.25

【オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング】2年ぶり開催のファンイベント

文と写真●大音安弘

 日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、2022年11月12日、大磯ロングビーチ駐車場にて、オーナー向け公式イベント「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」を開催した。

 同イベントは、オーテックジャパン時代を含め、NMCが手掛けたコンプリートカーや特装車のオーナーが集うイベントだ。里帰りミーティングと呼ぶ理由は、開発や製造の拠点であるNMCオーテック事業部のある茅ヶ崎市よりほど近い場所で同社の主催で行われるため。つまり、愛車の里帰りというわけだ。例年も盛況で多くのファンが集うが、コロナ禍の影響により、2020年と2021年の2回が中止に。今回は、3年ぶりの開催のため、参加申し込みが例年よりも増加。残念ながら、感染対策のために、参加台数と人数は制限を設けることになり、抽選の結果、318台が招待され、当日は600人ほどが参加。その中には、北は北海道、南は鹿児島から参加した人もいるというから驚きだ。

 参加者たちの愛車は、「AUTECH(オーテック)」と「NISMO(ニスモ)」のコンプリートカーに加え、「マーチ ボレロ」や「セレナ アーバンクローム」、「エクストレイル エクストリーマーX」などのカスタマイズカーといった最新モデルを中心に、歴代のカスタマイズカーが集結。参加台数のトップ3は、「ノート」、「マーチ」、「セレナ」と続くが、マーチには、先代マーチの隠れた名車「12SR」やオーテック30周年で製作された限定車「ボレロA30」といった稀少車も含まれる。さらに90年代に極少数が販売された「セフィーロ オーテック」や「プリメーラ オーテック」などの貴重なコンプリートカーが見受けられたのは、同イベントならではだ。

NMC片桐 隆夫代表取締役社長

 開会式では、NMC片桐 隆夫代表取締役社長が登壇。「コロナ禍での2年に渡る開催休止となり、多くの皆さんから開催を望む声を頂いた。まだ終息とならない中、どのような形で開催できるか、検討を進めた結果、急ごしらえとはなったが、皆さんをお迎えすることが出来た」と参加者を歓迎した。さらに挨拶の中では、オーテックジャパンとニッサンモータースポーツインターナショナルを統合したことで、よりワクワクするクルマ作りに力を入れていくことや同イベントを継続していくことなどをファンに誓った。午後には、スーパーGT500に参戦するREALIZE CORPORATION ADVAN Z 24号車をドライブする平手晃平選手と2022AUTECHレースクイーンを務める美すずさんによるトークショーを行い、会場を盛り上げた。

 このほか会場内では、NMCが手掛ける「AUTECH」や「NISMO」の最新車両だけでなく、近年人気上昇中の車中泊仕様のキャラバン、福祉車両ライフケアビークルなども展示。昨年話題となった女優伊藤かずえさんの愛車シーマのレストアを手掛けたのもNMCであったことから、その作業光景を写真パネルで紹介された。さらにNISIMOとしては、GT500 MOTUL AUTECH GT500車両の展示に加え、モータースポーツ活動で使われたレアアイテムの販売もあり、ファンには貴重な機会となった。

 風もなく心地よい日差しの差し込む会場では、派手なコンテンツは無かったものの、オーナー同士の交流も積極的に行われ、互いの愛車の鑑賞や稀少車の情報交換などを楽しんだ。開会式後は、来年の再会を願いつつ、イベントを運営したNMCのスタッフに見送られ、参加者たちはそれぞれの帰路へと着いた。年内のNMC関連イベントとしては、12月4日にNISMOファン感謝イベント「NISMOフェスティバル」を富士スピードウェイにて開催予定だ。

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大音安弘(おおと やすひろ)

ライタープロフィール

大音安弘(おおと やすひろ)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者に転身。現在はフリーランスの自動車ライターとして、自動車雑誌やWEBを中心に執筆を行う。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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